桶川ストーカー殺人事件とは
2019年(令和元年)現在からちょうど20年前の平成11年に1900年代90年代どちらも最後の年に警察のいい加減さが顕著に表れた『桶川ストーカー殺人事件』が発生しました。
被害者の女性は異常な支配欲、愛情を抱いている男に執拗に付きまとわれ、脅迫したり誹謗中傷するなど、どんどん嫌がらせ行為、付きまとい行為が激化していき最後には犯罪者集団たち命を奪われてしまいました。
犯罪者集団たちの『行為』が激化していくにつれて自分たち、当事者だけで解決するのは困難になっていき、警察に駆け寄り相談しました。
しかしまともに相手にしようとはせず、彼女や家族が何度も必死に助けを求めているのにも関わらず、適当にあしらっていい加減な対応を繰り返したのです。そんな矢先に悲劇が起きてしまったのです・・・。
会見では警察はまるで焦点をずらすように彼女に比があったかのように『いらぬ情報』を誇張して、不適切な対応を隠ぺいするかのように『責任逃れ』図ったのです。当たり前ですが世間も強烈にバッシングした。
『桶川ストーカー殺人事件』で問題が浮き彫りとなったのは警察だけではありませんでした。解決の糸口を見つけたのは1人の『ジャーナリスト』でしたが、マスメディアの報道の『在り方』も問題となったのです。
「娘は3度殺された!」ストーカー規制法ができた事件
『桶川ストーカー殺人事件』のことをあまりご存じない方は、まだ警察やマスメディアがどれだけ酷い対応をしたか理解できていないはずです。
当然ながら1人の罪なき女性の命を奪った『犯罪者集団』たちは極悪人であり、世間からも遺族からも恨まれ、批判されましたが、警察に至っても同罪同然といっても過言ではないくらい『過ち』を犯している。
現に彼女の家族であり、遺族の1人である父親は『3度殺された』とそう胸の内を明かしているのです。2度目と3度目は犯罪者ではなく、あろうことか『警察』『報道』なのです。
民間人、一般人からしたら自分たちが納めている『税金』で機能している機関であり、万が一の場合に頼りにならなくてはいけないであろう機関であるからこそ、なお今回の件は許されない。
どれほどの失態を犯したのか気になっているはずですが、後述にて詳しく『いい加減な警察の対応』も解説していきます。
『桶川ストーカー殺人事件』はその名前にも含まれている通り、『ストーカ行為』にもセンセーショナルが集まり、法律が見直されて『ストーカー規制法』が生まれたきっかけともなっている。
桶川ストーカー殺人事件の始まり
ではどんな風にして『桶川ストーカー殺人事件』が起きていったのか、また起きてしまったのか。それを理解していただくためにも当事者であり、被害者加害者である1組の男女の関係性について迫っていきます。
どのようにして知り合って交際をスタートしたのか、つまりは馴れ初めであったり、何があって不穏な空気が流れ始めて歯車が狂いだしたのか?
初めはまだ表面上の付き合いであったが故に男の『危ない本性』を見抜けくことができず、後に再三な『付きまとい行為』に遭い不幸に見舞われて、最期には命を奪われることなど予期もしなかったのだ。
驚くことにこの『桶川ストーカー殺人事件』の初まり、すなわち人が人の命を奪うという『殺傷』という悲劇が起きる前から、既に遺族、国民の怒りを買った警察の『適当さ』『いい加減さ』が垣間見れるのです。
この事件をあまりご存じのない方は、どんな付きまとい行為、嫌がらせ行為が行われていたのか、警察がどんないい加減な対応をしたのか。に注目してみて読んでみてください。
きっと読んでいるだけで犯罪者集団だけではなく、当時の警察に確かな怒りを覚えるはずです。
偽名で交際し豹変する男
2019年(令和元年)現在からちょうど20年前の平成11年の1月に、関東地方に位置する埼玉県の大都心である『大宮駅』の周辺に存在する『アミューズメント施設』で2人は知り合う事となる。
馴れ初めはいわゆる『ナンパ』であった。大方の予想通りですが男の方が1人で遊んでいた彼女に徐に近づいて声をかけたのです。
この時男は後述する本職、本職を悟られまいように自分の氏名と職業、更には年齢をを偽ったのです。そうつまり『詐称』してコンタクトを図ったのです。(詐称した内容については下記にまとめます)
それが功を奏したのかは分かりませんが、兎にも角にもそれを機に『桶川ストーカー殺人事件』の当事者たちは交際を始めてしまうのです。
始めは本性を隠して猫を被ったように、男は彼女に『ブランド品』から何から何まで贈り物をして優しく振舞ったそうです。カップル間ではあるあるなのかもしれないが、男の豹変ぶりは一級品だったのです。
少しでも男の感に触るようなことがあれば、激昂して彼女に向って怒鳴りつけて、脅迫まがいにいちゃもんを付けたのです。そこから段々と『桶川ストーカー殺人事件』の元凶である男の狂気が顕著になって表れた。
詐称内容
- 氏名:本名は『和人』だが『誠』と偽る
- 職業:本当は『水商売のオーナー』だが『外国産の乗用車のディーラー』
- 年齢:鯖を読んで『23歳』と偽る(見た目はそれ相応だったらしい)
詩織さんは身の危険を感じ遺書を書く
彼女が気を使って高額な贈り物を遠慮した時も、それを優しさや気遣いだと捉えずに幼稚な男は『拒否』されたと思い込んで、逆上しながらそう怒ったそうです。
更に身勝手な男は自分の欲求なのか、どこかの業者に横流しをして利益を得るためなのか、彼女との行為を映像で収めようとして自室に不自然にカメラを仕掛けた。
彼女がそれを突っ込むと、またもや意味不明なタイミングでキレて、『今まで送った物の総額を支払え』『支払わければ水商売で強制労働させる』『家族にも危険が降りかかる』などと言って脅したのです。
このあたりから『桶川ストーカー殺人事件』の前兆を感じさせ、男の『束縛行為』も更にエスカレートしていったのです。まず30分という生活リズムに支障をきたすくらいの間隔で男からの『着信』が入る。
勿論でなければ後にこっぴどく怒鳴られ、また問い詰められた。彼女が以前は『生活リズム』の一環として、しばしば行っていた『愛犬』の散歩すらままならない状態となりました。
一度男からの着信に応じずに愛犬の散歩に行っていたときは、愛犬の命を奪うと脅して、また携帯電話を折れといって命じたのです。
身の危険を感じて・・・
このあたりから非常に身の危険を感じたのか、彼女はしょっちょう『友人』『家族』に身の危険を感じている、殺されるかもしれない。とSOSを発信した。
『桶川ストーカー殺人事件』を予期するように、もし万が一のことが起きた時のために、最期の言葉を残す様に『遺書』を綴っていたのです。
共犯者が3人で詩織さん宅へ押しかける
自分だけの力ではどうにもならないと考えた彼女は、男に『別れたい』旨を伝えることを考えました。。この時両親、家族、友人に相談しなかったのは、恐らくは人には迷惑をかけれないという気持ちからであろう。
彼女は勇気を振り絞って関係を断ち切る、つまりは交際を破局させて別れたいと考えている胸の内を男に伝えたのだが、身勝手で幼稚な男は、やはりそれを簡単に納得して受け止めるはずはなかった。
彼女をどのように見ていたのか大変気になる所ですが、男はそれを『反逆』したように捉えたのか、激昂して逆上しました。
彼女に対して『弁護士』を連れていくという電話をすると、彼女の自宅に男3人で押し寄せた。(後述するが3人は『桶川ストーカー殺人事件』の犯罪者集団である)
ちなみに弁護士と名乗った人物は男の『実兄』であり、脅すために詐称して装ったのです。男はあろうことか自分の方が『精神』を病んでいると訴えて、慰謝料などを請求したのです。
その時自宅には女性しかいなかったで、こうした事態に軽いパニック状態に陥っていたであろう。しばらくすると職場から『父親』が帰宅して、一旦場を収めると、犯罪者集団を返しました。
男3人はある計画を・・・
家族の大黒柱である父親に追い返された『桶川ストーカー殺人事件』の犯罪者集団は腹の虫が収まらなかったのか、何かしてやらなきゃ気が済まないと考えたのです。
そこで悪口や暴言などが綴られた『チラシ』を近所にまき散らそうと計画したのです。現代でもそんな真似をしたら絶対に許されません。れっきとした『プライバシー侵害』『人権被害』などの犯罪行為にあたる。
上尾署に相談するも「民事不介入」で追い返された
その明くる日に彼女と母親はいよいよ警察に相談しに足を運びました。実は昨日の犯罪者集団が自宅に押し寄せて、脅迫まがいなことをべらべらと話している様子を彼女は『録音』していたのです。
それを証拠代わりにの警察に持っていきましたが、そこで警察はなぜか、民事としても、刑事としても扱うのにはちょっと・・・と濁して適当な対応をして2人の返してしまったのです。
また彼女自身もいい思いをしているのだからといって見当違いなことを述べて『難癖』を付けたらしいのです。こうしたいい加減な対応をしたのは十中八九、仕事が増えるのが面倒に感じたためであろう。
許し難い対応①
思えばこのお粗末な対応が『桶川ストーカー殺人事件』を引き起こした原因の一つなのかもしれません。遺族の父親が後に『警察にも殺された』と語った意味が段々と分かってくるのではないでしょうか・・・?
中傷ビラを名誉棄損で告訴するも捜査しない警察
先ほど『桶川ストーカー殺人事件』の犯罪者集団が企てた、暴言・悪口などが綴られたチラシが本当に近所、周辺にバラまかれてしまったのです。
勿論そこには人権、プライバシーなどもひったくれもないことが書かれていて、それを近所でたまたま知った母親がすぐさま証拠となるチラシを持って警察に駆け寄った。
こんなこと許せない。どういうことなの。と疑問と怒りを感じていたであろう母親は『名誉棄損』で訴訟を起こすつもりであることを警察に伝えても、前回同様に捜査に当たるそぶりを見せなかったのです。
許し難い対応②
さらにふざけているのか、市民をなめているのか、そのチラシを見ると『良い紙が使われてますね』と茶化してふざけたのです。
母親がこの時どんな思いで警察に相談したことか。概要部分だけしか知らない私たちでも簡単に察することができるはずなのに、警察は『クズ』と言われても文句が言えない対応をしたのです。
『桶川ストーカー殺人事件』に登場する、つまりは当時対応した警察は一貫して胸糞悪くなるほど、いい加減であり許せない存在なのである。
詩織さんの父にも中傷文が届くも警察は告訴を改ざん
暴言、悪口などを綴ったチラシは更に今度は彼女の『父親』にまで影響が及んだのです。自宅周辺、近所ではなく父親が働いていた職場近くにチラシをバラまいたのです。
そこには父親に関する『事実無根』『でたらめ』な情報が乗せられており、それは営業妨害、経営状態にも影響を及ぼすほど悪質なモノだったのです。
こうした事態に父親は、いや誰しも同じ対処をするはずですが、警察に相談しましたが、激化した嫌がらせ行為からこんな犯罪行為が行われていながらも、ここでも適当にあしらってきちんと対応しなかった。
許し難い対応③
結局ここでも自分たちの仕事を増やしたくないという。社会人としても人間としても、警察にしても絶対に許されない身勝手な理由により、対応、捜査を怠ったのです。
あり得ない対応をしたのはそれだけではなかったのです。彼女たちと同じように苦しんだ家族たちが証拠して持ち寄った暴言、悪口、嘘の情報が乗せられたチラシを証拠隠滅するように密かに処分していたのです。
『桶川ストーカー殺人事件』の凄惨さと共に、警察のこれほどまで酷い失態、不祥事はきっと日本では後世まで語り継がれることになるでしょう。
桶川ストーカー殺人事件が発生
ここまで『桶川ストーカー殺人事件』という悲劇が起きてしまったきっかけとなる当事者の2人が、知り合った時、馴れ初め、どのように関係が壊れていったかなどについて。
更には幾度警察に相談しに足を運んで、毎回適当にあしらっていい加減な対応をした警察の実態について解説していきました。『桶川ストーカー殺人事件』の始まりをよく知っていただけたはずです。
いかにその悲劇が未然に防げるものであったかよく理解していただけたのではないでしょうか?色々な問題行動を起こしている警察に関しては後程より詳しくまとめてご紹介していきます。
さてここからはいよいよ本編となる『桶川ストーカー殺人事件』罪なき1人の女性、彼女の命が犯罪者集団によって奪われる悲劇について概要をご紹介していきます。
どのようにして命が奪われて、どんな場所、いつ悲劇が起きてしまったのか分かり易くまとめていきます。
3人で共謀して詩織さんを刺した
彼女は少しでも解決するように、つまりは関係を断ち切るようにと清算するように、男から贈ってもらった物を送り返していました。その行動に犯罪者集団のリーダーである男はますます腹を立てていました。
そこでいよいよ男は狂気に満ちながらも愛していたはずの彼女を逆恨みするように、それが殺意へと変わっていきました。犯罪者集団たちに命を奪ったら大金を支払うと、遂には『殺人計画』を企てました。
そしてその計画に乗った犯罪者集団はそれぞれ役割分担をして実行することを決意したのです。それぞれ『監視役』『実行役』『移動役』といった役割を担う男3人で彼女の命を奪うことにしたのです。
実はこの時にこの3人の犯罪者集団たちには、上からの指令、つまりは『桶川ストーカー殺人事件』の元凶である男の指示からは、軽い怪我をさせるくらいで致命傷は外せと言われていました。
しかし実行役を担った人物が血の気が荒い『輩』であり、当日になると『殺ってしまうかもしれない』と他2人の犯罪者集団たちにぼやいていたのです。
嫌な予感が的中するように実行役は彼女に接触すると興奮状態であったのか、まんま致命傷の『胸部』を2回も刃物で突き刺したのです。
罪なき命が奪われた
激しい痛みが襲ったのか、惨劇の瞬間の恐怖が襲ったのか、彼女は最期に悲痛な叫び声をあげるとなだれ落ちるように、その場に倒れこんでしまった。
それを見ていた一般市民が強盗と勘違いを起こしたのか『ひったくり!』と叫ぶと、興奮冷めやらぬ『実行役』は他の犯罪者集団たち共に逃げ去ってしまったのです。
桶川ストーカー殺人事件の元凶である男はこの時・・・
『桶川ストーカー殺人事件』の元凶であり、彼女の元交際相手である、強烈なまでに歪んだ人格者である男はこの時、罪を逃れるため、関与を否定するために日本の最南端に位置する沖縄に訪れていました。
桶川ストーカー殺人事件の時間・場所
『桶川ストーカー殺人事件』の舞台となってしまったのはその名にも含まれていますが『桶川』とう駅周辺の場所でありました。平成11年10月某日、午後1時前に悲劇が起きてしまったのです。
母親の事情聴取中に亡くなった詩織さん
胸部を2か所も刃物で突き刺されて意識不明の重体となった彼女はすぐさま医療機関に運ばれていきました。
この時母親は『桶川ストーカー殺人事件』という悲劇が起きてしまった旨を警察に伝えられると、同時に『事情聴取』を受けていましたが、この瞬間に娘である彼女はこの世を旅立ってしまったのです・・・。
死因は『出血多量』によって引き起こされた『ショック死』であった。この時も事情を聴く前にまずはすぐに娘のもとに連れていってあげるべきであったはず。とここでもまずい対応が露わになった。
彼女が亡くなってから相当な時間がたった後でようやく母親のもとに伝達されて、その後母親により父親に連絡をとって、あまりに痛ましい悲報を伝えることになったのです。
FOCUSの清水潔記者の犯人追跡、そして犯人逮捕へ
実は『桶川ストーカー殺人事件』の悲劇が起きてしまったのは平成11年の10月の事でしたが、その約2か月後の12月に犯罪者集団たちが検挙されていきました。
つまり2か月間もの間、容疑者として男らが名前が挙がっていたのですが、決定的な証拠や、目撃証言の違い、沖縄にいたことなどが相まって捜査が難航していたのです。
目撃情報によれば亡き者となった彼女と交際していた、激化した嫌がらせ行為の発端であり『桶川ストーカー殺人事件』の元凶である男のような人物による犯行ではなかった。
それもそのはずで用意周到に自ら手を下すのではなく大金をはたいて『実行犯』に依頼して、犯行に及んだのです。
その実行犯が勢い余って『怪我』どころか取り返しのつかない『殺人』を犯してしまったのは、予期せぬ出来事であったであろう。難航していた捜査が解決の兆しを見せたのは『警察』による働きではなかった。
1人の熱きジャーナリストによる独自の調査によって、犯罪者集団の正体を暴いのです。それを提供してもらってようやく検挙に乗りだせました。ここでも警察の存在意義に疑問を問われることになりました。
清水潔記者が犯行グループを突き止めた
『桶川ストーカー殺人事件』を良い意味で問題視されるきっかけを作り、また解決の兆しを見せるきっかけを作ったのは当時ある週刊誌務めていた1人のジャーナリストでした。
彼の名は『清水潔』これまでに『桶川ストーカー殺人事件』だけではなく、いろいろな捜査が行き詰まっていた事件を本当の意味で解決に導いてきた『熱いジャーナリスト』と名高い人物である。
そんな彼が亡き者となった彼女が生前、仲良くしていた友人女性にコンタクトを図り、その友人女性から様々な実態を知ることになった。
その様々な『実態』とは、いい加減な『警察』行き過ぎた付きまとい行為、嫌がらせ行為をしていた、かつての交際相手である『男』両方に命を奪われてしまったという、耳を疑うような興味深い内容だったのです。
友人女性から悲痛なメッセージを伝えられた彼は、危険を顧みず自ら独自の聞き込みや調査を続けました。
それにより警察のやばい対応の数々、男が所有していた水商売店グループ及び犯罪者集団を導き出すことができて、その情報を警察に提供して検挙に乗り出す事にできたのです。
警察は告訴状の改ざん発覚を恐れていた
『桶川ストーカー殺人事件』が発覚してから、検挙に乗り出すために役2か月も掛かってしまったのは前述した通り目撃情報と容疑者が食い違っていたり、決定的な証拠が割り出せなかったからであります。
ですがそもそも警察ともあろうことが、罪なき1人の女性の命が通り魔的に奪われておきながら、捜査、検挙に積極的ではなかったのです。それは何故だか分かりますか?
早期に検挙されたら都合が悪かったのです。もっと言えば警察自身もこれまでに何度もいい加減な対応をしていたことを把握していて、その『不祥事』と捉えられる実態が明るみになることを恐れたのです。
そして警察は被害者の彼女、家族から裁判沙汰を起こします。訴訟します。という届け出を全く違う書類に書き換えて『改ざん』したりして、隠ぺいの準備していたのです。
ちなみに訴訟を起こすという意思表明の届け出を『告訴状』と言って、一度取りやめたらもう一度提出する、願いでるということが不可能なのにも関わらず、警察は嘘偽りを言って願い下げるように誘導した。
とことんなすことやる事が『いい加減』で許し難い警察なのですが、『桶川ストーカー殺人事件』の救世主の1人のジャーナリストの働きによってその悪事が全て明るみになります。(後程詳しくお話しします)
犯人逮捕も小松和人は自殺していた
始めに検挙されたのは依頼されて『実行役』に回った犯罪者集団の1人でした。実行役の取り調べから自分が雇われた身であること、黒幕が彼女の元交際相手の男であることなどが判明していった。
捜査の線から逃れるため、関与を否定するように『桶川ストーカー殺人事件』の犯行当時は日本の最南端に位置する『沖縄』に身を潜めていた元凶である男は、ある一報を共犯者である実の兄から聞かされた。
その『一報』の内容は興奮状態で犯行に及んだ『実行役』が誤って、勢い余って胸部を2か所も刃物で突き刺して、彼女の命を奪ってしまったというものでした。
しかし、元々は歪んだ方法でありながらも愛していた彼女が亡くなった訃報を聞いたのにもかかわらず、特に何かアクションを起こすことも、感情を露わにすることもなく、静かに保険会社に連絡を取っていた。
この時のことは一緒に沖縄で過ごしていた知人により明らかになりました。そうして『桶川ストーカー殺人事件』の元凶である男は今度は日本の最北端に位置する『北海道』に飛びました。
目的はまるで自分の手で殺めてしまった亡き彼女を追うかのように、自身も心中を図りある『湖』の中で息を引き取ってこの世を去っていきました。
許し難い対応④
実はここでも警察はやらかしてしまっているのです。果たして今度は一体何をしでかしてしまったのでしょう?
次々と犯罪者集団たちが検挙されて、『桶川ストーカー殺人事件』の元凶である男の兄が取り調べを受けた際、兄は弟である男は『精神が歪んでいる』更に『心中するかもしれない』とほのめかしました。
しかし警察はそんな兄の声に耳を傾けようとはせず、またもや適当にあしらっていたのです。もしこの時素直に耳を傾けていれば、真っ当に罪を償わせることも可能だったのかもしれない・・・。
桶川ストーカー殺人事件の裁判と判決
『桶川ストーカー殺人事件』の元凶である男は、こうして心中してしまったことにより真っ当に罰せられて罪を償うことができなくなってしまいました。
ですが『実行役』『兄』などの他の犯罪者集団たちは検挙されて、日本の法律で正しく罰せられることになりました。
相手を傷つける行為、人の命を奪う行為は当然ながら『刑事事件』として扱われるわけですが、犯罪者集団たちが行った所業は『桶川ストーカー殺人事件』だけではありませんでした。
以前から元凶である兄に加担するように過激な嫌がらせ行為、脅迫まがいな行為などを行っていたのです。精神的にも彼女だけではなく、その家族たちを傷つけていたので『民事事件』としても扱われました。
また本来は民間人、一般人の助けとなるべき存在である『警察』という機関が、あり得ない『対応』をした事実も1人のジャーナリストによって明るみとなり、この対応も裁判沙汰となりました。
犯罪者集団たち、あり得ない対応をした警察たちがどのような『罰』を受けることになり、どんな結末を迎えたのかを次に解説します。
刑事訴訟の判決
『桶川ストーカー殺人事件』の第二の元凶と言っても過言ではない『兄』は当日にその場に居合わせていなかったのを良いことにして、一貫して関わっていないと断固として容疑を否認していたのです。
そんな兄は更にいわゆる豚箱と呼ばれるような『留置施設』で、ある人物に実行役と移動役に対してもう一度裁判をやり直す様にする旨を伝える『伝言役』として、お金で野党悪事を水面下で働いていた。
兄は最終的には無期限で服役するという罰が確定して、もう一度審判を行ってほしいという申し出も認められなかった。
『桶川ストーカー殺人事件』で悲劇が起きてしまったその日に実際に犯行に及んだ『実行役』は、当初、自分に確定した服役年数をもう少し短く、減軽を求める声明を上げていました。
ですがある日を境にパタリと自分の犯してしまった罪を認めて、もう一度審判してほしいと願い出るのをやめて、決まっていた18年の服役の罰をそのまま受けることを決めました。
また『移動役』『監視役』の2人は服役15年の罰が確定しました。
民事訴訟の判決
『桶川ストーカー殺人事件』からちょうど1年後の日には、犯罪者集団らに賠償金を請求する裁判を遺族が起こしました。
遺族の主張が認められて勝訴すると、直接的な関与をした人間には1億円近くの賠償金支払いが命じられました。もちろん犯罪者集団たちにそのような財力がないため、一生かけても払えるかどうか分からない。
一方で命を奪われてしまった女性、遺族たちをよく知っているであろう近所の一部からは『亡くなった娘で金儲けをしている』といった見当違いで心無いコメントを残す人物も現れたのです。
また『桶川ストーカー殺人事件』の一連のトラブルの発端、元凶である男を正式に『首謀者』として扱われました。残念ながら当の本人は心中してしまったので既にこの世を去ってしまった。
そのため大きくかかわっており、元凶でもある男の行き過ぎた付きまとい行為、嫌がらせ行為、などの『民事事件』でも責任を問われることは叶わなくなってしまいました。
上尾署職員に対する刑事訴訟の判決
もし相談に来ていた時にきちんと対応して手を差し伸べていれば、命は救えたかもしれないので対応した警察たちにもそれなりの重い罰が下されました。
謝罪をしたことや国民、世間から強烈なバッシングを受けたことでよく反省しているとして、そこは情状酌量の余地があるとされました。
服役1年以上の罰が決定しました。彼女、家族が覚悟を決めて提出した裁判を起こすという申し出すらも、他の書類に改ざんしている事を考えれば、1年以上の服役はそう重くないと考えられます。
国家賠償請求訴訟の判決
被害者の遺族である家族は『国家機関』である警察に対しても『賠償金』を請求いたしました。犯罪者たちよりも少ない額が定められるのは、納得できますがその額は驚くほど少ないものでした。
裁判の結果ではあり得ない対応、面倒くさがって相談にきた被害者らを適当にあしらったのは罰すべき点だが、『桶川ストーカー殺人事件』という悲劇が起きてしまったのは関連性が低いとした。
この考えには『桶川ストーカー殺人事件』に携わった1人の熱いジャーナリストも異論を唱えていたり、他の『ストーカー案件』に詳しい専門家からもどの見解はどうなのか?と否定的な意見が上がりました。
現在こそちょっとした付きまとい行為、嫌がらせ行為で簡単に『ストーカー』とみなされます。これは今回ご紹介している『桶川ストーカー殺人事件』から日本の法律が見直されたことによるためです。
その法律に関しては詳しく後程解説します。その当時は、どうやらストーカー事案としてみなされた件から、人の命を奪うという『殺人』までに事が大きくなったケースが過去一度もなかったそうなのです。
それを警察は引き合いに出して、自分たちが至らなかった対応と『桶川ストーカー殺人事件』の関連性はないとして主張されて、それが裁判官にも認められる結果となった。
桶川ストーカー殺人事件に関する問題①警察のずさんな対応
2019年(令和元年)現在からちょうど20年前の平成11年に発生した『桶川ストーカー殺人事件』がセンセーショナルに扱われるのは、1人の罪なき女性が犯罪者集団たちに命を奪われたことも大きいです。
また市民、民間人の見方であり最善を尽くして対応に当たるはずの警察が、あまりにも至らないふざけた対応に及び『桶川ストーカー殺人事件』を未然に防げたのではないかと問題視されている。
もっと言えば犠牲となってしまい命を奪われてしまった1人の女性の命が奪われることはなかったのではないか?と国民、世間、そして何よりも家族からそう問われることになったのです。