もののべ古書店怪奇譚とは?ネタバレやシロとマユの正体など徹底解説

『もののべ古書店怪奇譚』のあらすじを紹介!

物語のネタバレを読むうえで押さえておきたいあらすじをご紹介します。こちらでご紹介するあらすじは、物語の世界観にも関わってきます。

理解することで、もののべ古書店怪奇譚を一層楽しめますので、のでどうぞご覧ください。

“物部古書店”を営む物部正太郎と手伝いのシロ

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主人公である正太郎は、古本屋である物部書店の店主です。そしてシロはお手伝いです。書店にはには時々、記者の近藤が訪ねてきます。

そして、近藤は世の中で起きている物騒な事件のことを正太郎に語ります。正太郎は気になった事件については、真相を知るために独自の調査をします。

特別な古書を集めている?裏の顔がある物部正太郎

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一見すると、古本屋の店主とお手伝いという二人ですが、この二人には裏の顔があります。実は、正太郎は鬼でシロの正体は神虫です。

神虫とは鬼を捕食する存在のことです。この物語の中には、鬼書と呼ばれる本があり、それを読むと人間は鬼となります。

正太郎は鬼が絡む事件を解決し、鬼書をに集めるために暗躍しています。一方シロは事件を起こした鬼を捕食するために二人で行動を共にします。

表の顔と裏の顔が登場人物にあるという点がもののべ古書店怪奇譚の魅力です。登場人物が正体を隠す漫画といえば蟲姫です。こちらの記事もご用意しています。

『もののべ古書店怪奇譚』の第1巻のあらすじとネタバレ!

 

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物語の始まりとなる1巻のあらすじ、そしてネタバレを一緒に見ていきましょう。

もののべ古書店怪奇譚の第1巻にはWebコミックBeat’s1月~4月配信分が収録されています。

第1話「かみかくし」子どもや胎児が狙われた事件

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もののべ古書店怪奇譚の第1話では、稲尾町で女性の惨殺死体が見つかるところら始まります。そして、その事件のことを近藤から聞いた正太郎は事件の陰に鬼書の存在がないか気になり調査へ出かけます。

聞き込みを開始すると、新事実としてこの町ではここ最近子供が複数行方不明になっていることが浮かびます。殺害された女性は二人で妊娠していましたが、殺害後は胎児がいなくなっていたことが分かります。

その情報を元に童一口という鬼が犯人であり、赴任してきたばかりの駐在の正体が童一口であることを突き止めます。童一口は彼らに襲いかかりますが、シロは神虫、正太郎は猟書鬼に変化し、童一口を倒します。

第2話「ものかくし」被害者全員が爪を剥がされている事件

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古書店の前店主・清の友人だった老人より本の買い取りを依頼され、正太郎が老人宅へ査定に行くところからもののべ古書店怪奇譚の第2話は始まります。また時を同じくして彼らの住む町では通り魔事件が発生していました。

被害者は全員爪を剥がされており、このことを近藤から聞いた正太郎は鬼の「爪食み」が事件に関係していることを見破ります。

そして爪食みは老人の本を狙っていた業者の男の正体であることが判明し、正太郎たちは彼を倒します。ラストに件の本は、物部書店を守ってくれるお礼として正太郎に寄付されました。

第3話「ひとかくし」友人・高遠宗一郎の頼み

もののべ古書店怪奇譚の第2話で、老人より寄贈された本が縁で正太郎には高遠宗一郎と友人になります。そしてある時、宗一郎の自宅に本の配達を頼まれます。

彼が本をたくさん買うのは、同居の親戚の少女・高遠小夜に読ませるためのようです。ただ、最近高遠の屋敷の周りでは野犬に襲われ命を落とす人が多数いるため、注意するように言われます。

しかし被害者は実は鬼となった小夜に襲われ亡くなっていました。小夜の正体に気づいた宗一郎が野犬に襲われた細工をしていたのです。二人の想いの深さを知った正太郎は、彼らを見逃がします。

第4話「おにかくし」本を読んで鬼となった女性

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第4話はどのような話か見てきましょう。今回の話では、店に如月と名乗る女性が訪ねてきす。如月は本目当てではなく人を食べない鬼の正太郎に興味を持ち会いに来たと言います。

そして、自身鬼書により鬼となったこと、しかし人を襲いたくないことを打ち明けます。ところが、それは全くの嘘でした。

本当は彼ををおびきだし、なぶり殺した上で食べようとしたのです。また女性と思わていた如月の正体は実は男性であり、そのことでずいぶん家族ともめていました。

瀕死の重傷を負った正太郎ですが、その元にシロが現れます。お腹を空かせた彼は正太郎の血の臭いを頼りに如月を捕食しに来たのです。

如月を食べた後も空腹を訴えるシロに、一人になるのは嫌だから自分を食べろと正太郎は言いますが、利用価値が残っているとしてシロは彼を助けます。

『もののべ古書店怪奇譚』の第2巻ネタバレ!

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続いてもののべ古書店怪奇譚第2巻についてです。あらすじやネタバレをご紹介します。この巻からは登場人物が増え、志波や桜子といった準レギュラーが出てきます。

もののべ古書店怪奇譚の2巻は、WebコミックBeat’s2015年8・9月号配信分、月刊コミックガーデン2015年12月号、2016年1・3・4・5・7月号に掲載分です。

第5話「ひとえらび」目玉のない遺体が発見される

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もののべ古書店怪奇譚の第5話では、探偵の志波がやって来ます。

志波は如月に正太郎を調べるために雇われていましたが、彼が消息不明になったため、正太郎に直にアプローチしてきました。

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またこの頃、物部書店のある町の近くの山で眼球がとられた死体が見つかるようになります。調査を開始する正太郎達ですが、その調査に志波も加わります。最近の殺人事件の犯人は目論見通り、鬼の目玉啜りでした。

この鬼に襲われそうなところを正体を現した正太郎達に助けられます。二人の正体を知った志波ですが、身を守るため二人のことや事件の真相について黙認する決意をします。

第6話「ひとたらし」好きな人と同じ本を読みたい女の子

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第6話では、準レギュラーの羽田桜子が登場します、彼女は背表紙等もすべて真っ黒い本を探していると言います。理由は真っ黒の本を意中の男性が所有しており、その男性と仲良くなりたいからです。

しかし、正太郎は彼女の恋路よりその本が鬼書ではないかが気になりました。店から帰る途中、桜子は偶然意中の男性である零次と知り合いになります。

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彼は彼女の手がきれいだと褒め、二人で会うようになります。しかし、零次の目的は桜子と仲良くなることではなく彼女の手を食べることでした。

やはり零次の本は鬼書で、彼は鬼でした。その事に気が付いた正太郎達は零次宅にいる桜子を助けに向かいます。

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