石井舞ちゃん行方不明事件とは?未解決事件の真相と事件のその後に迫る

そして祖母がその事実を父親に伝えたのですが、また明日聞くといって再び眠りについたのです。普段のKのふるまいから考えて、そこまで不思議な行為ではないと考えたのでしょう。

父親の様子からあまり心配する事はないと感じた祖母もそのまま寝床に歩みを進めました。

「舞ちゃんがいない」朝5時半に事件が発覚

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AM4:30、出勤の為に起床した父親が少し奇妙な感覚を持ちます。いつもはきちんと施錠されている2F玄関扉から少し隙間が見え朝日が差し込んでいるのに気付きます。

そしてAM5:30に、起きてきた石井舞ちゃんの友だち2名の口から石井舞ちゃんの姿が何処にもない事を告げられます。

父親はどうせかくれんぼでもしているのだろうとあまり深く考えていませんでしたが、母親は即座にKに疑いの目を向けました。

警察へ通報

結局何処を捜しても石井舞ちゃんの姿を見つける事が出来ず、直ぐに警察に届け出ました。程無くしてAM6:30にKは帰宅したのですが、警察の聴取では石井舞ちゃんの事は知らないと供述しています。

警察による現場検証の結果、現場となった石井家に残されていた指紋や足跡は、家族やその日訪れていた関係者のものだけでした。この為、内部の犯行であると思われています。

警察が事件の捜査を開始した

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警察は威信を懸けて捜査に当たりました。警察官や地元の消防団等を総動員して石井舞ちゃんの捜索をしたのですが、その数はなんとのべ3,900名にも上ります。捜索個所は半径6kmを重点的に6370ヶ所に及びました。

並行して実行した聞き込み捜査では、一般住宅470世帯の2500名、同業者等490名、通行車両250台、通行人50名もの膨大な数に上りました。

対策本部設置、公開捜査へ

それでも有力な情報を得る事が出来ず、顔写真を公開する事で広く目撃証言を集める為に公開捜査に切り替えました。

また、県警本部と所轄の三春署は対策本部を設置して捜査に当たりました。消息不明で対策本部が設置されたのは、福島県警史上初の出来事でした。それほどまでに警察は威信を懸けて懸命に捜索に当たったのです。

石井舞ちゃん行方不明事件の関連人物

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石井舞ちゃんの消息が途絶えた事に、何かしら関係のある人物についてその日何をしていたかをお伝えします。

関連人物①:父・石井賢一さん

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石井舞ちゃんの父、賢一さんは37歳で建設会社の専務を務めていました。建設業の朝は早い為に、夜は少しの晩酌の後、早く床につくといった生活です。

父親は生活の荒れていた姪を引き取る等、大変面倒見の良い人柄で頼り甲斐のある男性です。

業務への姿勢もとても真面目で、当日も早々に晩酌を済まし、PM21:00には石井舞ちゃんの弟2名を連れて布団に入りました。

関連人物②:母・石井ヨシ子さん

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石井舞ちゃんの母、ヨシ子さんは27歳でした。19歳の時に石井舞ちゃんを出産した為まだまだ年齢の若い母親で、3名の娘と息子を必死に育てていたのです。

当日に石井舞ちゃんに毛布を掛けたのが、可愛い我が子を見た最後になってしまうなんて想像だにしなかった事です。

関連人物③:弟・6歳と1歳

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石井舞ちゃんには2名の弟がいるのですが、当日はPM21:00には父親と共に布団に入りました。遊び疲れていたので良く眠っていた筈です。

関連人物④:石井舞ちゃんの祖父母

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石井舞ちゃんの祖父と祖母はカラオケが大好きな夫婦です。この出来事が発生した際、祖父は73歳、祖母が69歳でした。当日もカラオケにタクシーで向かう等アクティブで社交的な老夫婦です。

関連人物⑤:石井賢一さんの姪

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姪は17歳でした。石井家で暮らすようになった経緯は、彼女が中2の時に父親と母親が離婚し、荒れた生活を送っていた事が原因です。石井家には更生の意味で引き取られた形です。

しかし、更生してほしいと願った父親の心とは裏腹に、暴走族の仲間になる等、生活にさほどの変化は見られませんでした。その暴走族の中でKと知り合い、交際する事になったのです。

石井舞ちゃんの消息が途絶えた当日、彼女は旅行に出掛けていて不在でした。

関連人物⑥:石井賢一さんの姪の彼氏K

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Kは20歳でした。Kは姪と付き合っていた為に、それがきっかけとなって父親の勤めていた建設会社で働く事になりました。その為石井さん宅に転がり込んで生活をしていました。

Kは非常に素行が悪く、その事でしょっちゅう父親に叱られていたようです。まともな考え方であれば素直に注意を受け入れるべきなのですが、注意を受けて余計に反発していた可能性もあります。

関連人物⑦:石井ヨシ子さんの友人の子供2人

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当日は小学4年生と2年生の2名も泊まりに来ていました。この2名は母親の友だちの娘です。もちろん石井舞ちゃんと母親の友だちの娘2名は友だち同士です。

当日の夜はこども部屋のセミダブルベッドの上で石井舞ちゃんを真ん中して川の字の状態で眠りにつきました。

石井舞ちゃん行方不明事件で真っ先に疑われたK

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ここまで記事を読んでいただいた方はピンときたかと思いますが、石井舞ちゃんの消息が途絶えた件で真っ先に疑われた人物がいます。当たり前の事ですが、姪の彼氏であるKです。

当日の行動はもちろんですが、それ以外にもKが犯人として疑われる原因となった件が数多ありますのでお伝えします。

父・賢一さんへ恨みや素行の悪さ

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当日は本来であればKは彼女である姪と旅行を楽しんでいる筈でした。それを父親に仕事を入れられ、旅行をキャンセルさせられた事で少なからず恨みを持っていた筈です。

元来、父親とKは不仲でした。Kは補導歴もある問題児で、しょっちゅうシンナーを吸っている救いようの無い人間だった為に、父親でなくてもあまり良く思わない人の方が多いでしょう。

シンナーを吸っては父親にひどく叱られる事も良くありました。悪い事をしているので叱られるのは当たり前ですが、この手のタイプの人間には分からずに一方的に恨んでいた可能性もあります。

事件当日にもシンナー

当日もシンナーを吸っていた事や、先に記載した通り家を不在にしていた事など、客観的に見ても一番怪しい人物であった為に警察にも一番に疑いを掛けられて、当日に事情聴取を受ける事になりました。

アリバイ証明で2週間の取り調べの後に釈放

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しかし、Kは2週間の取り調べを受けた後に釈放されています。殆どの人がKが犯人だと疑って止まない状態だった為、釈放された事実は俄かに信じ難い事でした。釈放の理由はアリバイが特定された事です。

当日、郡山に向かったKは友人と会えずに、仕方なく始発までデパート前のベンチで過ごしました。この時にKはキャッチに声を掛けられたと供述していますが、実際に声を掛けたキャッチの存在が判明したのです。

また、郡山までKを乗せたタクシーの運転手の存在も判明しています。この2名の証言によりKのアリバイが特定されて釈放される運びとなりました。

石井舞ちゃん行方不明事件の疑惑

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石井舞ちゃんの捜索が進むうちに、発見の糸口に繋がりそうな事実が浮き彫りになりました。警察より公開された情報を幾つかお伝えしていきます。

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