イクイク病(持続性性喚起症候群)の症状や原因を紹介!治療法は?

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初めて発症が確認されたのは2001年にアメリカのキム・ラムジーさんの症例となっています。キム・ラムジーさんは、2001年に階段から転倒した事が、イクイク病の発症原因とされています。

こういった性的な病状はなかなか告知に踏み切る事ができず、また、精神疾患として認識されやすく、実際に発症した方はキムラムジーさん以前にも存在した可能性はあります。

イクイク病の原因①衝撃による神経への影響

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イクイク病の発症原因の一つには、神経への影響が考えられます。転倒などによる強い刺激によって、神経中枢に何かしらの影響が出た事により、イクイク病に発症してしまったという事例があります。

階段からの転落やぎっくり腰で発症した例も

先述にもあるキム・ラムジーは階段からの転倒がきっかけで発症されております。その他、重いものを持ち上げた時に起きたぎっくり腰が起因し、神経への影響が出てしまったことで、発症したという方もいます。

また、ボード型のゲーム機から転倒した事で発症したという事例もあり、日常生活のほんの些細な事から発症に繋がる場合があります。

イクイク病の原因②医薬品の副作用・更年期の影響

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その他の発症原因としては、医薬品による副作用や、更年期によるホルモンバランスも、発症原因の疑いがあるとされています。また、更年期のみならず、ホルモンバランスは栄養バランスや、睡眠不足などから乱れることもありますので、要注意といえるでしょう。

気になる場合は一度カウンセリングを受ける事も検討しましょう。

イクイク病は女性の発症が多いが原因は不明

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イクイク病の発症の比率は、男性に比べ、女性の発症報告が多いのですが、何故女性が発症しやすいかなどといった具体的な原因は判明されておりません。しかしながら、男性も女性同様辛辣な症状として報告されています。

症例・原因が判明しないのは症例が少ないことも理由

まだまだ謎の多いイクイク病ですが、やはり通常の病気とは違い、症例が少なく、原因の解明が思うように進まないのが現状のようです。しかしながら、発症すれば、日常生活もままならない病気であり、一刻も早い解明が望まれています。

イクイク病の治療法は?根本的な解決方法は研究中

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海外のみならず、日本でも発症事例があるイクイク病ですが、治療方法はあるのでしょうか。

イクイク病の治療法①症状を緩和することは可能

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残念ながら、根本的な治療には至っていないのが現状です。しかしながら、症状を緩和する事は可能とされています。実際の方法をいくつか紹介していくので、参考にしてみて下さい。

瞑想やカウンセリング

精神疾患ではないとされているイクイク病ですが、それにより、欝などが並行して起こる事もあります。瞑想などで気を落ち着かせたり、カウンセリングなどで悩みを打ち明ける事も重要だといえるでしょう。

しかしながら、実際にカウンセリングでも思うように告白できないというケースもあります。

鎮痛剤・抗不安薬の使用

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場合によっては痛みを伴う事もあるので、鎮痛剤を使用し、治めるといった方法もあります。また、イクイク病が発症し、症状を治める為に1日50回以上もオナニーを行っていたブラジル人の女性は、抗不安薬を使用することで、1日10数回程度に抑える事が出来たとされています。

骨盤のエクササイズ

神経中枢への影響なども原因とされているイクイク病ですが、骨盤のずれなどもその一つだといえます。定期的にエクササイズなどで骨盤の歪みを矯正する事で症状が緩和する事もあるようです。

イクイク病の治療法②根本的な治療法は現在研究中

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カウンセリングやエクササイズなどはあくまでも緩和的対策となります。根本的解決に向けて、日々研究がされているイクイク病ですが、まだまだ解明には時間がかかるとされています。

イクイク病は男性でも発症する

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女性の発症が多いイクイク病ですが、男性も実際に発症することがあります。男性は射精を伴うので、衛生的な面が懸念されており、また、男性の意思とは関係なく症状が出るため、誤解されやすい事も問題視されています。

イクイク病を発病したアメリカの男性

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アメリカの男性デールデッカーさんは、2009年に椅子から立ち上がった時にギックリ腰となり、それが起因してイクイク病を発症しました。父親の葬式で実に9回も勃起をしてしまうなど、日常生活も困難な状態です。

妻の理解を得て生活しているが心身の疲労がひどい状態

現在は職につけず、妻に養ってもらっているようですが、買い物などにも支障が出ているため、心身的疲労がひどく、日々フラストレーションが溜まり、家族感の雰囲気も以前より明るいものでは無くなったと証言しています。

オナニーのし過ぎはテクノブレイクを起こすことも

男性側に問題視されている部分では、あまりにも過度なオナニーを行うことで起こるテクノブレイク(性行為や自慰などによる興奮で、心肺停止すること)などでしょう。

テクノブレイクとは?

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動画サイトなどでも取り上げられる事があるテクノブレイクですが、実際にこういった病名はなく、投稿掲示板などから生まれた言葉とされています。しかしながら、男性が実際に1日に数十回のオナニーを行い、死亡したという例があります。

これは、オナニーが直接的な原因というよりも、オナニーを行った事による衰弱や脳への刺激が原因だとされています。さらにテクノブレイクについて知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

イクイク病により自殺した女性もいる

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イクイク病が原因で、自殺してしまった女性もいます。自ら命を絶ってしまうほど、イクイク病の症状は日常生活や精神的に影響を及ぼしてしまうので、軽視できない病気だといえるでしょう。

イクイク病と16年間戦ったグレッチェン・モラネン

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グレッチェン・モラネンさんは、23歳の時にイクイク病が発症しました。恥ずかしさなどから、長い間カウンセリングも出来ず、家族にも打ち明ける事ができませんでした。

39歳の時、意を決して雑誌の取材を受け、多くの寄付金を集めましたが、取材から一週間後に自宅で自ら命を絶ちました。

イクイク病が原因で自殺未遂を起こしていた

グレッチェン・モラネンさんは闘病した16年の中で、3回も自殺未遂を起こしてしまっていたようです。仕事も止め、自室に引きこもり、オナニーを繰り返すといった生活を行っていました。

ブラジル人女性はイクイク病の緩和のために裁判を起こした

先述にもあったブラジル人女性は、抗不安薬などで症状を緩和していましたが、症状を公開し、裁判を起こしました。こういった症例の認識を改め、またその理解を示してもらう事が裁判の主な目的だったとされています。

裁判所はこの訴訟により、職場でのアダルトコンテンツの閲覧、及び、それに伴うオナニーの許可といった判決を行いました。

イクイク病のフィクションでの扱いとは?

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イクイク病は快楽的な要素として、漫画やAVなどで人気のジャンルとして扱われています。実際にどのような作品があるかも含め、紹介していきます。

イクイク病のエロ漫画での扱いは?

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イクイク病を題材にしたエロ漫画といえば、「魔少女的~私 イっちゃうんです~」「昇天彼女 触れきしぶる」などが有名です。

イクイク病のAVでの扱いは?

漫画と同様、快楽的な部分のみをメインに扱われたAV作品もあります。

櫻井ともかはイクイク病の疑いがある?

AV女優である櫻井ともかさんは、触れるだけで敏感になってしまうといった扱われ方をされており、イクイク病の疑いがあるのではとされています。

イクイク病が日本で確認?妹が発症した男性の告白

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2ch掲示板の中で、高校生の妹がイクイク病の症状が出ているとして話題になりました。しかし、所々的を得ていない告白となっており、最終的にこの告白は嘘だったようです。

イクイク病との関係が指摘される病気とは?

イクイク病に関連した病気にむずむず脚症候群(むずむず病)という病気があります。この病気はイクイク病を発症した方が併発する可能性のある病気だといわれています。

むずむず脚症候群の症例は?

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むずむず脚症候群とは、その名の通り足に不快感を覚え、掻いたり保湿などをしても改善されない病気とされています。この病気自体はそこまで珍しいものではなく、実際に10人に1人はこういった病気を持つといわれています。

イクイク病は性的快楽によって生活を困難にする原因不明の病

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いかがでしたでしょうか。イクイク病は誤解もされやすく、まだまだ原因不明の病です。しかしながら、実際に日常生活も満足に行えず苦しんでいる方は存在します。カウンセリングなどでも理解がされにくい事もあるため、こういった病気の認識を少しずつでも持つ事が大切なのです。

イクイク病以外の珍しい病気の詳しい内容は、花吐き病は実在する?原因や治療法、他の創作奇病やイラストも!の記事もご確認ください。

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