カエンタケとは?猛毒キノコ?食べてみた人も?味や症状、生息地など紹介

続いては触った際の被害についてどのような症状が起こるのかご紹介します。万が一森で見つけたときも決して触ってはいけません。

カエンタケの汁に触れると皮膚がただれる

毒を含む汁に触れることが問題です。しかし、どこに汁がついているかなどわかりません。やはり触ることは控えるのが賢明です。

万が一この汁に触れると、この毒には皮膚刺激性があるため皮膚が徐々にただれてしまいます。

吐しゃ物に触れただけでも症状が出ることも

汁に触れてしまうと皮膚がただれますが、もちろん誰かがこの毒キノコを不幸にも食べて嘔吐したものを処理しようとして触るのももちろんアウトです。触れた際と同様の被害が及ぶ場合があります。

カエンタケの毒への対処法とは?

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まさに向かうところ敵なし、といったような強烈な毒性を誇るカンエタケですが、万が一この毒を摂取してしまったり触れてしまったときにはどのように対処すればよいのでしょうか?

カエンタケを食べてしまった場合の対処法

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誤って食べてしまったとき、勝負は接種後数十分で決まって今います。ただちに病院へ向かいましょう。救急車を呼んでもかまわないほどの緊急度になります。受診の際にはいつ食べたのか、どのくらいの量を食べたのか、症状が合わられ始めてどれくらい経ったのかなどを伝えられるようにすると治療がスムーズになるでしょう。

その①胃腸など消化器を洗浄する

具体的な治療方法ですが摂取した直後であればまず症状のあらわれる胃や腸といった消化器官の洗浄が優先的に行われることになります。この時点で毒を体から除去することに成功すれば後の回復にも希望が持てるでしょう。

その②血液透析を行う

消化器官に毒が吸収されるほど時間が経ってしまった場合はいわゆるめまいなどの神経系の症状が現れだすとお伝えしてきました。

こういった状況になっていた場合は血液から毒を除去するために血液透析を行わなければなりません。全身の血液から毒を除くのにかかる時間は数時間を要します。回復の可能性も胃洗浄の段階に比べて下がると言わざるを得ません。

カエンタケを触れてしまった場合の対処法

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次は摂取をしたわけではありませんが誤って触ってしまった場合の対処です。皮膚がただれてやけどのような症状が現れます。

ステロイド薬を塗る

皮膚の炎症を抑えるためにステロイドや抗生物質を使いながら炎症を収める治療が行われます。なかなかないでしょうが皮膚へのダメージがひどすぎる場合は皮膚移植も選択肢として挙がってくるでしょう。

カエンタケを見つけたらどうする?実際に自生していた地域も紹介

ここまでこの毒キノコの恐ろしさについて説明してきましたが実際にこんなキノコが日本に自生しているとは驚いたかたもいらっしゃるでしょう。ここからは見つけたときの対処法や自生していた場所などについてお伝えします。

カエンタケの発生が確認された地域

京都の伏見稲荷周辺は発生がよく確認される場所となっています。他には滋賀県多賀市、大阪府東大阪市、神奈川県相模原市、奈良県奈良市などの場所で確認された事例があります。

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