比嘉和子の現在とは?「アナタハンの女王事件」の真相とその後に迫る

2019年(令和元年)現在から5年前の平成26年、つい最近ですが無事に帰還した軍人の1人に関する『公的文章』が発見され、再び話題を集めました。その資料は地元地域の自治体などにより管理されています。

「アナタハンの女王事件」がモチーフとなった映画

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『比嘉和子』が体験したミステリアスで数奇なバトロワ的事件、そして『比嘉和子』自身がモチーフとなった映画がこれまでに何度か制作されて公開されています。

比嘉和子本人主演『アナタハン島の真相はこれだ!!』

昭和28年、つまりは1953年に制作されました。なんと驚愕する内容として主演を務めたのは『比嘉和子』であり『張本人』だったのです。

空前の「駄作」だった

制作費用がほとんどなく、クオリティ、ストーリー性に欠けたのか、『比嘉和子』の演技力が皆無であり、大根役者さながらだったのか、現在においても良い評価は全くなく、酷評されている作品です。

『The Saga of ANATAHAN(アナタハン)』

The Saga of Anatahan (1953) (Masters of Cinema) Dual Format (Blu-ray & DVD) edition

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上記の映画と同年の昭和28年、1953年に海外で制作された映画であり、こちらは実話にきちんと基づいていて、ラブストーリーとして描かれているので、1つの大衆映画として見れる作品です。

気になる方は是非一度ご覧ください。

『東京島』

東京島

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2019年(令和元年)現在から9年前の平成22年に小説原作で映画化された作品です。

『比嘉和子』が主人公のあの事件がモチーフとなっていますが、より親しみやすく舞台は現代、それも東京という島になっています。興味のある方は是非一度ご覧ください。

比嘉和子・アナタハンの女王がモチーフとなった書籍

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やはり『比嘉和子』『アナタハンの女王』という2つの要素はどちらもストーリー性、エピソードの濃い物であり、モチーフにすればたくさん作品が生まれます。

つまり前述した映画作品だけではなく小説、漫画などの書籍にもなっているのです。こちらでその一部をご紹介します。

『絶海密室』

絶海密室

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2019年(令和元年)現在から21年前の平成10年に、著者である『大野芳』により執筆されて発売されました。

アメリカが残した書記をもとに忠実に、『比嘉和子』と30人以上の野獣と化した軍人たちの詳細な言動や行為を描いています。

『QUEEN BEE』

QUEEN BEE ―女王蜂― (FEEL COMICS)

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2019年(令和元年)現在から26年前の平成5年に連載が開始され、同年に連載が終了されました。作者の名は『魔木子』と言い、どこか『比嘉和子』に近いものを感じさせます。

こちらの作品は実際の『比嘉和子』よりもだいぶ異なる女性が主人公であり、ストーリー、舞台などもモチーフになっているものの大きく異なります。

漫画・コミックスタイプですので非常に読みやすい作品となっているのでお勧めできる作品です。

比嘉和子・アナタハンの女王がモチーフとなった舞台

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『比嘉和子』そして彼女が主人公となったミステリアスな事件は、更に舞台としてもモチーフされました。その舞台名は『女王と呼ばれた女』です。

その舞台は平成29年つまりは2年前に公演されたので、2019年現在は公演する予定はありませんが、下記にキャストなどを簡単にご紹介します。

主演:鳥居みゆき

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あの人気お笑い芸能人である『鳥居みゆき』が『比嘉和子』のポジションの女性を演じています。普段は凶器、猟奇的なんて言葉が当てはまる人格者を演じていますが、本格的な演技にも注目されました。

『鳥居みゆき』が『比嘉和子』両者ともに『負』の何かを感じさせる女性という共通点があるかもしれません・・・。

演出:棚澤孝義

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あまりご存じのない方がほとんどでしょうが、この方はドラマ版の『弱虫ペダル』そしてあの一世を風靡した『倍返しだっ』でお馴染みの『半沢直樹』などを制作した人物です。

そのため注目度、実力は折り紙付きと言えるのではないでしょうか。

比嘉和子は壮絶な人生を送った「アナタハンの女王」!

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今回の記事では『比嘉和子』という昭和の有名人。第二次世界大戦という時代背景が大きく関わった『アナタハンの女王事件』のまさしく主人公をクローズアップしてご紹介していきました。

数奇な人生、体験を送りごく普通の社会、秩序、法律が存在する母国である日本に奇跡的な帰還を果たしたときは、マスメディアから大きく取り上げられて、『悪女』など『負』をイメージさせる。

そんな異名が纏わりつきましたが、致し方無い状況下にあったという事、生きるためにはやむを得ず『女王』になったこと、そして『比嘉和子』という人物をよく理解してあげてください。

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