自分が持っていないものを全て与えられている弟の勇作には非常に複雑な感情を抱いており、戦場で旗を掲げて隊を率いる所を後ろから狙撃して殺害しました。弟を射殺したことに対して何かしらの罪悪感があるようで、夢の中では弟を射殺した、戦場での苦々しい光景が広がっていました。
尾形の生い立ち④父を自刃に見せかけて殺害
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尾形の父、花沢幸次郎中将は部隊に大きな損害をだした責任を取って自刃をしたと表向きでは証言されていました。鶴見中尉が手引きをし、その息子である尾形が自刃に見せかけて殺害したのが真相です。
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ゴールデンカムイ尾形百之助の裏切りと裏切り以降の動き
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尾形は初登場時から一貫して敵か味方かはっきりしていませんでしたが、ついに網走監獄での死闘で杉元一行に対して決定的ともいえる裏切り行為をしました。
なお、この項目では「ゴールデンカムイ」の重要なシーンについてのネタバレを含んでいるのでご注意ください。
尾形の裏切り①14巻にてアシリパの父を殺害
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尾形は「ゴールデンカムイ」14巻に収録されている137話で、杉元に何かを伝えようとした、「のっぺらぼう」と呼ばれているアシリパの父、ウイルクをキロランケの指示で射殺します。その際一緒に杉元の頭を撃ち抜いていますが、これは彼の独断でした。
これで金塊のありかの手がかりは、ウイルクの娘であるアシリパしか無くなってしまいました。
尾形の裏切り②アシリパをつれ樺太にわたる
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その後の混乱に乗じて、キロランケ、白石とアシリパを連れて樺太に渡ります。この時わざわざアシリパを追い詰めるような発言をしています。
尾形の裏切り③裏切りの理由は不明
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尾形の行動原理の多くが謎に包まれているように、なぜ彼がキロランケに協力をしたのか、なぜウイルクを殺害したのか、はっきりとした理由はわかっていません。
ゴールデンカムイ尾形百之助は人気投票2位!人気の魅力は?
尾形は数多くの魅力的なキャラクターが登場する「ゴールデンカムイ」の中でも屈指の人気を誇ります。人気投票では主人公の杉元に次いで堂々の2位にランクインしました。公式の人気投票に関する珍事件にも彼が関係していました。
尾形はイケメン&かっこいい&かわいいで大人気
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表情が読めず、常にミステリアスな雰囲気を纏っている尾形ですが、軍人・スナイパーとしてのクールでかっこいい面と、猫っぽいマイペースでかわいい面の両方を持ち合わせ、そのギャップも相まって作中でも屈指の人気を誇っています。
「尾形の捕まえようとした蝶」が人気投票にランクイン
「ゴールデンカムイ」が公式で行なった人気投票で、まさかの「尾形が捕まえようとした蝶」が15位にランクイン。さらに、20位までにランクインしたキャラをランダムで2つ決定し、ゴールデンカムの原作者が描き下ろすという企画もあったのですが、そのうちの1つに「尾形の捕まえようとした蝶」が選ばれました。
まさに尾形の人気ぶりがうかがえるエピソードですが、この事態には「ゴールデンカムイ」のファンも流石に困惑したようです。
尾形のファンアート・コスプレも多数登場
思わぬところから彼の高い人気が明らかになっていますが、「ゴールデンカムイ」総合で考えてもSNSやイラストコミュニティサイトなどに高クオリティな尾形のファンアートやコスプレ写真などが多数登場しており、ここでも人気ぶりが伺えます。
ゴールデンカムイ尾形百之助のモデルは実在の狙撃王!
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超人が多く登場する「ゴールデンカムイ」において驚異的な射撃の腕前を発揮している凄腕スナイパーの尾形には、モデルが存在しています。そのモデルとは一体どのような人物なのでしょうか。
尾形のモデル①映画シリーズに登場する「トーマス=ベケット」
1人目のモデルは、前述した映画「山猫は眠らない」の主人公であるトーマス=ベケットです。スナイパーの代名詞でもあるあだ名の由来になっています。
さらに、尾形は座って片足を立てそこに肘を乗せ、さらに肩の上に銃を置き安定させるという、独特なポーズで射撃を行うことがありますが、映画に登場するトーマス=ベケットも全く同じポーズで狙撃を行います。
尾形のモデル②実在のスナイパー「カルロス=ハスコック」
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このトーマス=ベケットにもモデルが存在しています。そのモデルは、「ホワイトフェザー」の異名を持つ、実在したスナイパーであるカルロス=ハスコックです。彼も「ゴールデンカムイ」の尾形とトーマス=ベケット同様に、独特な構えで狙撃を行なっていました。
ゴールデンカムイ尾形百之助のアニメでの声優・作画・原作との差異は?
「ゴールデンカムイ」は漫画作品ですが、2018年にはアニメ化され、そちらも大人気な作品です。現在は3期の制作も決定しています。
アニメはもちろん漫画「ゴールデンカムイ」を原作としていますが、アニメ版「ゴールデンカムイ」ならではの話題もあります。アニメ版「ゴールデンカムイ」における尾形の詳細と、原作との差異について解説します。
尾形の声優は津田健次郎さん
アニメ版「ゴールデンカムイ」にて尾形の役を演じたのは、アミュレートに所属している津田健次郎という声優です。津田さんの代表役として「遊戯王」の海馬瀬人や「テニスの王子様」の乾貞治、「薄桜鬼」の風間千景などが挙げられます。他にもインパクトのあるキャラやチャラチャラしたキャラなど数多くの多彩な役を演じていて、現在非常に人気がある声優さんです。
重厚感のある津田さんの声で演じられることによって、「ゴールデンカムイ」尾形の飄々とした部分や複雑な心理により深みが増しているのではないでしょうか。
尾形初登場はアニメ2話!作画崩壊が話題に
アニメ版「ゴールデンカムイ」では2話から登場しますが、顔や体のバランスがおかしく、原作にはあまり似ていないという、作画が崩壊した状態での初登場ですぐに話題となりました。
この作画崩壊は、DVD版では顔、体のパーツのバランスが整えられ、ちゃんと認識できるように修正が施されています。
尾形と土方との対決はアニメではカット!限定OVAに収録
尾形が土方一味と対立する茨戸編は、地上波では残念ながらカットされてしまいました。ですが、このエピソードは「ゴールデンカムイ」限定版15巻にOVAとして収録されており、鑑賞が可能です。
ゴールデンカムイ尾形百之助の登場した地域はどこ?聖地巡礼はできる?
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アイヌが残した金塊をめぐる「ゴールデンカムイ」は、北海道を舞台に物語を展開しているので、滞在期間に余裕があれば実際に作中に登場した地域に行ってみることが可能です。彼が登場した北海道の地域をたどってみましょう。
尾形の登場した土地一覧
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尾形の登場は小樽から始まり、北へ東へと進んで行き、最終的に網走監獄へとたどり着きます。
彼が登場した地域を挙げると、小樽、茨戸、夕張、月形、深川、旭川、大雪山、釧路、北見、屈斜路、湖網走です。
尾形の登場した土地の観光名所は?
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尾形が杉元一味を裏切った場所でもある、「ゴールデンカムイ」において重要な網走監獄は、かつての日本において脱獄不可能の監獄として有名でした。現在では建物自体が博物館に改築され、中を見学することができます。
現在、北海道での観光としてグランピングが有名です。尾形が登場した土地や、「ゴールデンカムイ」にゆかりがある地域に行ってみる際に一緒に行ってみると、より楽しい思い出になるはずです。そのグランピングが気になる方はこちらの記事をどうぞ。
尾形の元ネタ「山猫は眠らない」はどんな映画?

映画に登場するスナイパーと共通点が多く見られる尾形ですが、その映画である「山猫は眠らない」は、一体どのような映画なのでしょうか。
「山猫は眠らない」のあらすじ
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優秀な狙撃兵である主人公のトーマス=ベケットは相棒を失い心神喪失していましたが、新人で半人前のリチャード=ミラーとともにパナマへと暗殺任務に向かいます。最初は反発し合う2人でしたが任務を通してお互いを徐々に認め合うようになります。
戦闘中に錯乱したリチャード=ミラーを逃がすためにトーマス=ベケットが敵に誘拐され、リチャードは彼を救出しに行きます。トーマス=ベケット利き手の人差し指を負傷してしまいましたが、無事に救出されリチャードは狙撃手として大きな成長を遂げたのでした。
「山猫は眠らない」は多くのシリーズがある
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山猫は眠らないは1992年にアメリアで公開された映画ですが、現在まででシリーズとして7作品が製作されています。
ゴールデンカムイ尾形百之助は謎多き孤高のスナイパー
尾形百之助はそのクールな性格やミステリアスな雰囲気、凄腕のスナイパーであることに加え、時々かわいらしいしぐさをすることもあり、そのギャップも相まって「ゴールデンカムイ」の中でも屈指の人気を誇っています。
謎が謎を呼び怒涛の展開から目が離せない「ゴールデンカムイ」ですが、今後尾形がどのような行動をするのか、その真意は何なのかにも注目です。