トラバサミは使用禁止の危険な罠!問題点や発見した時の対応をご紹介

日本では2007年から狩猟でのトラバサミの使用が禁止に

出典:環境省

80ヶ国以上の国が、トラバサミを危険で残酷な罠だと認識し、使用を禁止しました。日本も同様の認識をしたため、2007年(平成19年)には法律を改正し、トラバサミを使用した狩猟を禁止猟法としました。

環境大臣が許可したケースに限りトラバサミを利用できます。「緩衝材のついていないトラバサミ」では環境大臣の許可は下りません。環境大臣が許可したケースであっても、「標識のないトラバサミ」は違法になります。

農業従事者などの「事業の妨げとなる害獣の駆除」には、トラバサミに関する規制は適用されません。「事業の妨げとなる害獣の駆除」は、鼠やモグラなどの小型の動物のみが対象になります。

トラバサミはダンボールで自作できる?

ダンボールや紙コップを使って玩具を自作し、その動画を公開している海外の投稿者「Mr. HotGlue’s Family」が、ダンボールでトラバサミを自作している工程を公開しています。

トラバサミは簡単な仕組みなので、玩具の制作工程も複雑ではありません。必要な材料や道具も、グルーガン以外は一般家庭にあるもので作ることができます。グルーガンは100円均一でも購入可能です。

鉄の本体部分をダンボールや木材で作り、駆動部分のバネを輪ゴムで代用しています。ダンボールで作られた刃でも威力はあるので、作った後は管理や怪我に注意が必要です。

トラバサミはゲームや映画にも登場している

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「獲物に刺さるギザギザの鋸歯形の刃をしたトラバサミ」は、威力も強く見た目も痛そうです。トラバサミは見る者に痛さや威力が伝わりやすいため、ゲームや映画にも定番の罠として登場しています。

トラバサミが登場する作品①デッドバイデイライト(DBD)

出典:YouTube

デッドバイデイライト(DBD)はオンラインのアクションゲームです。キラー(殺人鬼)とサバイバー(生存者)に分かれて対戦し、サバイバルを行います。ホラーゲームなので心臓の弱い方には向かないゲームです。

キラー(殺人鬼)とサバイバー(生存者)には様々なキャラクターがいるので、その中からキャラクターを選ぶことができます。キラー(殺人鬼)の中に「トラバサミ」を使う『トラッパー』というキャラクターがいます。

キラー(殺人鬼)には映画「SAW」に登場する『ピッグ』というキャラクターもいます。「SAW」の代表的な拷問装置「逆トラバサミ」を使います。「トラバサミ」は捕獲用ですが「逆トラバサミ」は殺人用です。

トラバサミが登場する作品②ARK

出典:YouTube

ARKはオープンワールドのアクションゲームです。恐竜や古代生物がいる島で、「ライフラインを自分で確保する」「物を作る」「恐竜と戦い手懐ける」など、サバイバル生活を送りながら島の謎を解いていきます。

ARKでは作業台でトラバサミを作ることができ、恐竜の足止めに役立ちます。サイズが2種類あり、恐竜の大きさによって使い分けます。足止めできる時間が短いため、他の道具と合わせて効果的に使いましょう。

トラバサミが登場する作品③風来のシレン

出典:YouTube

人気シリーズ「不思議のダンジョン」の2作目となる「風来のシレン」は、探索しながらダンジョンの奥へと進んでいくタイプのRPGです。「風来のシレン」もシリーズ化しています。

「不思議のダンジョン」ではトラバサミは定番の罠です。罠に掛かると一定のターン徒歩での移動ができなくなります。罠からのダメージはなく、アイテムの使用や戦闘が可能な上、ワープなどを使った移動はできます。

危険度の低い罠として扱われていますが、強い敵から逃げている時などにトラバサミに掛かると全滅する危険があります。近年では「影縫いのワナ」が代わりに登場し、トラバサミは登場しなくなりました。

トラバサミが登場する作品④SAW

出典:YouTube

「SAW」は連続殺人犯ジグソウやジグソウの後継者などが、被験者に生命をかけたゲームを強制するサイコスリラー映画の人気シリーズです。シリーズ(全7作品)全てに「逆トラバサミ」は登場しています。

「逆トラバサミ」は人間の頭や口に装置を取り付け、開く方(トラバサミとは逆)に向けて装置を動かし、人間の顎を引き裂く仕組みの拷問装置です。「逆トラバサミ」は、鍵を手に入れて外すのが正しい外し方です。

トラバサミが登場する作品①でご紹介したデッドバイデイライト(DBD)に登場する『ピッグ』というキャラクターと「逆トラバサミ」は、この映画が基になっています。ゲームでは鍵を使う外し方以外では外せません。

「トラバサミ」は使用禁止「くくり罠」は規制が強化された

出典:環境省

トラバサミ利用が禁止されたのと同じ時期に、規制が強化された猟具があります。くくり罠というワイヤーとバネを組み合わせた猟具です。規制が強化される前は、人間や動物に大きな被害を及ぼす可能性のある罠でした。

くくり罠はワイヤーの輪の中に仕掛けがあり、仕掛けを踏むとストッパーが外れ、ワイヤーの輪が締まる仕組みになっています。仕組みにはバネが使われているため、ワイヤーの輪は素早く締まり獲物を捕らえます。

くくり罠はトラバサミと同様に、「狩猟者登録証」または「捕獲許可証」を取得する必要があり、標識をつけずに設置した場合は違法になります。輪の大きさやワイヤーの太さ、罠につける装置に規制があります。

「くくり罠」はトラバサミと同様に危険な罠

出典:PhotoAC

くくり罠はトラバサミと同様に、自動で獲物を捕らえる仕組みになっているため、獲物の選別ができません。罠の外し方を知らないものは、誰かが気づいて助けてくれるか、足を切断して逃げ出すまで拘束され続けます。

くくり罠はトラバサミほどの威力はありませんが、「締め付けを防止する装置がついていない違法のくくり罠」は、無理に抜けようとして引っ張ると、ワイヤーが際限なく締まるため、足が切断される危険があります。

人間や熊が誤って罠に掛かってしまわないために、輪の大きさは直径12cmまでと規制されていますが、鹿や猪を捕らえたい場合は12cmでは小さいという理由で、規制を緩和している自治体もあります。

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