白異本とは?実話系怖い話の短篇集
実話を原作として作られている、白異本。現在では多くの読者数を誇るホラー小説です。
日々沢山の怖い話が更新されている中で、何故白異本が圧倒的人気を誇っているのでしょうか。こちらの記事では白異本に関しての詳しいご紹介をさせていただきたいと思います。
また他にも短めの怖い話にご興味がある方はこちらの記事でもご紹介しております。是非ご覧ください。
後味の悪い「実話」のオンパレード
白異本は短編作品であり、様々な種類の怖い話が収録されています。また、それらは創作の物語ではなく実話を原作としている事から、読者の人気を掴んでいます。
どのお話も薄気味悪く、後味が悪い話で、実話ということからも自身では絶対に体験したくないと思わせられる内容ばかりです。
白異本を読むと何かが起きる?
白異本を読まれた方々の中である噂が巻き起こっています。それは、この白異本を読むと、何か怖い事が実際に起こるというのです。
実話が原作の白異本。そういった実体験が時代や場所を超えて起こってしまっても不思議ではありません。
白異本を読まれる際には、小説や漫画に限らず、身辺での怪奇現象にご注意しながら読まれることをお勧めします。
白異本はどんな内容?ネタバレをご紹介①
それでは、そんな怖い噂もある白異本の内容に関してご紹介させていただきたいと思います。しかしながら、この内容はネタバレを無くしては語れません。
まだ読んでおらず、これから読むことを考えている方はネタバレを含みますので、特にご注意ください。
また怖すぎて先にある程度のネタバレを踏まえた上で楽しみたいという方もいらっしゃる方は要約しているため、この記事にてネタバレを踏まえてお楽しみください。
ネタバレ①黒い数珠
自動車整備士のユウという女性のお話です。彼女は高校の同級生Qへと中古車を納品した際、Qから1台の車を潰すようにと渡されます。
不審に思いながらも車を修理し、再販したのですが、何とその車は人を跳ねた事故車でクレームを受けたユウ。
Qとは縁を切ることを決めたユウでしたが、目撃したのはQの家族全員が身に付けている謎の黒い数珠でした。
Q家族は呪いや恨みを跳ね返す強力な数珠を身に付け、好き放題な暮らしをしていたのでした。
ネタバレ②うらがえし
仕事で助っ人が必要であったKは、知人に助っ人を頼みました。久々に会った知人はやつれており、話を聞くと家の周囲に霊が溢れているという。
そこでKはコンビニで買った塩を車にふりまくり、知人に引っ越しを勧めました。
知人は説得あって引っ越しを決心したようですが、そこに住んでいた住人は全員既に引っ越しており、そこは今では閉鎖されているようです。
ネタバレ③ヒダリウデ
マンションの住民調査を行っていた若い警察官のお話です。住民たちに話を聞いて回っていると、皆口をそろえて4階には気を付けるように促してきます。
警察官は気になりながらも4階へと向かうと、そこには1人の女性しか住んでおらず、彼女の部屋を訪れると無数の左腕が中から伸びてきました。
何でもそこは左腕を集めていたヤクザ関係の男性が死体で発見された事故物件だったようです。
何とか逃げきれた警察官は月日がたち、当時住んでいた女性が変わり、警察官が改めて訪れてみると、またもや左腕に襲われてしまいます。
そして、今度は自身の左腕をもぎ取られて、警察官をやめるはめになってしまったのです。