次の日にそのことをクラスメイトに話すと、校長室に呼び出され、そこにはかなり昔に事故で友人を殺してしまった男性がいました。
少年はその男性に対してもう恨んでいないから後悔し続けないでという事を伝えたかったのです。
白異本はどんな内容?ネタバレをご紹介②
白異本に収録されている実話の怖い話を更にご紹介させていただきたいと思います。
どのお話も実話という事もあり、日常にあふれるシーンを連想させられます。是非自身の身の回りにそういった出来事がないかを想像しつつ楽しんでみてください。
またこれからご紹介する内容にはネタバレ要素を含むためご注意ください。
ネタバレ⑤不浄
救急病院にやってきたある男性のお話です。彼は大火傷を負い、外来へやってきたのですが、火傷の後のみならず日常的に虐待されているような傷がありました。
そして何故かドブのような激臭を漂わせているのです。
男性は製薬会社で検体を回収して実験室に運ぶ仕事をしているようで、家庭には妻と2人の娘が。
そして何故か娘たちが虫を御飯に入れたり、靴に画鋲を入れたりと、その行為がエスカレートしてついに大火傷までおってしまったようです。
その理由について男性は医師に事情を告白していますが、その様子が開ききったように笑っており、とても不気味なお話です。
何でも検体を知らずに回収していた男性ですが、実は堕胎児だったようです。
ネタバレ⑥スナッフビデオ・前編
怖い内容が収録されているスナッフビデオですが、昔は裕福な家庭でしかそういった娯楽品とされるビデオは干渉されていませんでした。
そんな時代に少年時代を送った男性の実話です。彼の家ではそういった娯楽品は買えなかったのですが、友人の中で裕福な家庭の子供がいたようです。
ある日、面白いビデオが手に入ったと友人から呼び出されて家を尋ねると、友人の家が炎上していました。
話を聞くと、友人の亡骸は無残にもバラバラになってしまっていたようです。
ネタバレ⑦スナッフビデオ・後編
彼の一周忌の法事で友人の父へと何があったか尋ねると、自身の部屋でビデオを見ていた友人がいきなり意味の分からない言葉を発しながら、自分の耳や鼻を引きちぎり始めたそうです。
また、それだけではなくお腹が膨れるほどにまでガソリンを飲み、火をつけて爆死してしまったようです。
友人の身に何が起こったかわからないですが、友人が見ていたビデオはスナッフビデオというよりも少女を映したホームビデオのようなものだったそうです。
月日がたち、自身もおじさんと呼ばれる時期になった頃、会社の同僚からスナッフビデオを購入したと告げられます。
そしてその内容は小さな女の子が映っているものというものだったとのこと。
白異本とはどういう意味?
白異本とは一体どのような意味を持つのでしょうか。白というと神聖なイメージをもたらしそうですが、異はその反面に邪悪なイメージを持ちます。
この2つの漢字が組み合わさると、新しい意味合いを持ち、何かを表す言葉となるのかもしれません。
忌み言葉の「白不浄」から
白異本という名前は白不浄という言葉が由来であるといわれています。
白不浄は忌み言葉として知られている事はご存じの方が多いかもしれません。
出産の穢れを表す言葉
神様が嫌う言葉として、特に出産関連の穢れを指す白不浄。その他にも死の穢れを表す黒、経血を表す赤の3種存在し、どれも神様が嫌うといわれています。
神が嫌う物を司るシリーズの中の白異本の中には不浄のように出産に関する怖い実話も収録されているのです。