凶器と傷跡が一致しない
殺害された夫婦にしても、重傷を負った長女と次女にしても痕跡は残っていて当然です。犯人が残していた凶器があれば、鑑定することで明らかになることもあるはずではないでしょうか。まず一つに鉈が凶器とされていますが、傷跡と比較すると一致しません。
そこでも不思議なことに、凶器と殺害された夫婦と娘たちの傷跡には違いが見て取れたのです。傷跡は当然判明しているにも関わらず、免田事件の凶器として断定には至りませんでした。
凶器についた血液の判定が早すぎる
傷跡だけではなく、そこには付着していた大切なことも関係します。それが血液なのですが、少量付着していただけだったとされているのです。ある程度の量がないと判断が難しいのが血液鑑定ですが、かなりの時間をかけないと判定されないのが通常だからこそ、今尚慎重になります。ところが僅か6時間ほどの時間という、短い時間で判定がされたのでした。
免田事件において、当然信憑性が疑わしい判断であることは否めません。古かったとされる血液は、採取された段階でDNA判定は極めて難しいのが通中の判断だからです。少ない量と古かった血液から、ほとんど何も解明されることができなかったのではないでしょうか。そして早すぎる判定は、凶器と断定するに乏しい証拠と呼んでおかしくないことが頷けるほど、免田事件では不可思議な点が多いことが伺えるでしょう。
衣類に免田さんの血液がついていない
確実な点に挙げられることに、凄惨な現場から捉えるに相当の血痕を浴びていることが伺えます。実際犯人であれば、衣服にはおびただしいほどの血液が付着していたことでしょう。また犯行時には、必ず衣服を着用していたことは明らかです。衣服からは血液が付着していないことが分かっています。
衣類には何か痕跡が残されているのが通常ではないかと思われますが、その形跡が見受けられないのです。犯人であれば当然あるはずの血痕が、見て取れないことが明らかにされています。あるはずのものがないとなれば、そこは不可思議に捉える点ではないでしょうか。
現場に免田さんの指紋がない
現場では次に挙げられることがあります。それこそ人物を特定できる大切な要点ですが、発見されていません。免田事件の大きな疑問ですが、なぜ判明されたのか不思議なポイントであり、指紋が発見されてないのです。鉈も一致しない、血液判定も怪しい点があることを踏まえて、なぜ犯人は断定されたのでしょうか。指紋の一致であれば判明するかもしれませんが、肝心な指紋も発見されていないのです。全てを踏まえた上で、免田事件は不可思議な点が多々あります。
どこで犯人が断定できたのか、そのことこそ大きな疑問としか言いようがありません。証言や証拠がないとしたら、免田事件に残されたのは強要された自白だけということに繋がります。そこから何が判明されたのか、疑問だけが残るのは当然かもしれません。
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警察は隠蔽工作をしていた
物的証拠もない、証言も難しい中犯人が断定された裏側にはあってはならないことも含まれています。それこそ警察がどうしたかったかと、大きな疑問を抱くことに繋がるのです。警察のとった行動こそ、異常だったことが明かされています。
全てを明らかにし、アリバイをも主張しているのですが、警察のとった行動はあってはならない現実でした。呆れてしまうほどの内容ですが、免田事件のあった当時はそれが罷り通ってしまったのが大きな判断ミスです。脅され、痛めつけられた上に自白させられ、更に行われたことは隠蔽工作という現実が待っています。
警察は凶器の鉈を処分していた
証拠は絶対であり、それが全てであるのがどの事件でも当たり前ではないでしょうか。警察のとった行動が何を表しているかは分かりませんが、あり得ない事態になります。凶器である鉈ですが、警察は早い段階で処分してしまうというあり得ない行動に出るのです。証拠の処分は、免田事件を左右するとても大事なことになります。あっさり消し去ることを意味している他に何があるでしょうか。
証言は記憶が左右する問題かもしれませんが、証拠こそ絶対と言えます。その証拠の一つであり、凶器の鉈を処分するといった行動はあってはならないことです。一つずつおかしな点が明らかにされていきますが、解明されるまでには年月は長すぎるほどでした。
免田さんが着ていた衣服も処分
凶器以外では、その他の証拠もあるはずですが、その一つ一つはどうなのでしょうか。血液が発見されず、鉈も処分された中で証拠と呼べるものが他にもあります。着ていた衣服ですが、ここまできたら意図的とも捉えておかしくないことが起こるのです。
衣服も処分するという、証拠なきではなく、証拠処分といったあり得ない行動に出るのでした。隠したいことがあったのか、免田事件のみ隠さないといけないことがあったのか、バレては困ることがあったのかと疑うしかありません。ここで残されているのは、アリバイについてになります。
一緒にいた女性の証言を改ざんしていた
12月29日に宿泊していた、とされる場所があり、会っていた人物がいます。そこで警察はさらなる行動に出るのでした。一緒にいたとされる女性の証言に対して、語ってもいない内容を話し混乱させるのです。女性は勘違いをしていたと捉え、そう話しているならそうかもしれない、という内容を改ざんし、29日とアリバイまで揉み消します。
当然聴取には30日と記載されるので、証言は見事に改ざんされてしまったのです。勘違いと済ませないように、聴取に記載することについて有利な状況へと運んでいくのでした。全てが警察のとった行動であり、あってはならないことが行われたのです。