普通に売られているバロットであればなんら問題はありませんが、「殻が割れているもの」や「購入してから事件が経ってしまったもの」にはお気を付けください。
孵化直前のバロットは要注意!
まず殻をむく前にしっかり卵を見てみましょう。その時に割ってもいないのに「殻が割れているもの」は危険です。
「買ってから時間が経ったもの」も同様に、バロットは非常に足が速く殻が割れているものはそこから腐りだしている可能性がとても高いです。
腐りかけたバロットには卵が原因の食中毒代表細菌「サルモネラ菌」がはびこっています。ですので買ったらすぐに、それこそ屋台の前でグロい!と言いつつ食べるのがベストなのです。
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日本でもバロットが食べられるお店をご紹介!
この記事を読んでグロいけど美味しいなら…と興味を持った方もいることでしょう。ここでは食べたいけどフィリピンにはいけない方のために日本でバロットを味わえるお店をご紹介します。
バロットが食べられる店①福山商店
横浜の蒲田にあるベトナムショップがこの福山商店です。商店タイプのお店で中には所狭しとベトナム料理に使う道具や食材が揃っています。
バロット(ベトナムのお店なのでベトナム名:ホビロン)も取り扱っていますがここでは10個単位でしか売っていないようです。お値段は1080円ほど。
グロい食品パーティーを複数人で開く際は福山商店を利用してみるといいのではないでしょうか。
バロットが食べられる店②野澤屋
このお店が居を構えているのは上野アメ横のセンタービル地下食品街。ここも商店タイプで様々なフィリピンの調味料や食品が売られています。ここでは冷凍タイプのバロットが1個200円で取り扱われています。
食べ方も親切に教えてくれる店主さん。その店主さんからは「グロいから人前では食べない方がいいよ。ドン引きされちゃうからね」という有り難いアドバイスもいただけます。
バロットが食べられる店③珍獣屋
横浜と渋谷2か所に居を構える居酒屋珍獣屋。その名の通りバロットを始めとする様々な日本では見慣れない食材がずらりと並ぶ珍しいお店です。
このお店のバロットは1個1200円。少し高いですが茹で立てを屋台と同じ感覚で食べられる数少ないお店です。
公式サイトの料理の写真を見る際、虫が苦手な方はかなりグロテスクなものもありますので観覧の際はお気を付けください。
バロットが食べられる店④サンパギータ
ここは名古屋にある商店とレストランが併設しているタイプのお店です。価格は1個200円。茹で立てバロットを味わうことが出来、お持ち帰りも可能です。
また、このお店はネット通販もやっておりますのでたとえ現地に行くことが出来ない方でもバロットを楽しむことが出来ます。
フィリピン料理店ならメニューになくても食べられる可能性あり?
あくまで「かも」ですが、フィリピン料理を取り扱っているお店であればフィリピン人常連客のために裏メニューのような形で置いている可能性もあります。
しかし全てのお店がそうであるわけではありませんので店の方に聞いてみて無かったとしても仕方ないことです。
バロットを温めると孵化するのか?
この卵をそのまま温め続けたらどうなるのかと疑問に思った方もいるでしょう。ここではその疑問を自ら解決した女性をご紹介します。
バロットを孵化させたマレーシア人女性が話題に!
エリカさんという女性はこの疑問を解決するためにレストランでバロットを購入。食べずに持ち帰りお手製の孵化器で卵の世話を始めました。
二週間温めた結果、バロットから見事アヒルが
発泡スチロールの巣箱と発熱ランプで温めること2週間。ついにヒヨコが孵化し疑問を解決しました。甲斐甲斐しくお世話をしたヒヨコにエリカさんはデイジーと名前を付けて家族に迎え入れました。
バロットから孵化したアヒルはインスタグラムでも大人気
インスタグラムでは、エリカさんの奮闘記と愛くるしいデイジーの姿を見ることが出来ます。アヒルの魅力溢れる写真を是非見てみてください。
孵化したばかりのアヒルの赤ちゃんの焼き鳥も!
フィリピンではなんと孵化してから24時間以内のヒヨコも美味しくいただきます。アヒルの雛たちは孵化したからと油断は出来ないのです。
その名も「ワンデーオール」
丸ごと串に刺してこんがり焼かれた料理がこのワンデーオール。モロにヒヨコなのでグロいはグロいですがバロットに比べるとグロテスク度は幾分マシです。
丸ごと食べられておいしい!
まだ柔らかい骨のポリポリ感がとても美味しいこの料理。甘いソースや醤油によく合います。見た目さえ気にならなければお酒のおつまみにピッタリです。
3羽で1本となっており結構食べ応えがあります。バロットはグロいから無理!という方もこちらなら美味しくいただけるかもしれません。
探偵ナイトスクープでも取りあげられたバロット
なんと全国区のテレビ番組でもバロットは取り上げられていました。その内容とは一体どんなものだったのでしょうか。
ベトナムではホットヴィットロンと呼ばれる
依頼をしたのはベトナム人男性のグエンさん。ベトナムで愛されている家庭料理、ホットヴィットロンを食べてみてほしいという内容でした。
ベトナム人のグエンさんと結婚した成美さんの試練
家族に紹介しようとグエンさんの家に招待された成美さん。そこには数々のおもてなし料理が用意されており、そこにはホットヴィットロンの姿もありました。
しかしそのグロテスクな見た目から成美さんはどうしても口に出来ませんでした。しかしグロいけどとても美味しいホットヴィットロン。その魅力をグエンさんは知って欲しく依頼をしたそうです。
成美さんは無事にホットヴィットロンを克服し「おいしい!」
番組内では、まず刺身を食わず嫌いしているグエンさんが刺身を食し見事克服。その様子に勇気をもらい成美さんもホットヴィットロンを見事克服するという流れでした。
ちなみにその時スタジオではホットヴィットロンの中身が猛威を振るいました。グロテスクさにそこかしこから悲鳴が。やはりあの見た目はかなり衝撃的です。
バロットとピータンの違いって?
「アヒルの卵」「見た目がグロい」という共通の特徴を持つこの2つの食べ物。混同されやすい2者ですが実は全くの別物です。ここでは2者の違いを詳しく解説していきます。
ピータンとは?
バロットはここまででご紹介させていただいた通りなのでピータンを詳しく解説していきます。そうすることで違いも自ずと理解してもらえることでしょう。
ピータンとは中国で主に食べられている黒っぽい色をした卵です。その見た目と刺激的な臭いから好き嫌いはかなりはっきり分かれます。
茶色っぽいゼリー状の白身部分に灰色に染まった黄身の部分。およそ卵とは想像できないようなその見た目にグロテスクで食べれないという方や臭いがキツくて無理という方も多いです。
ピータンの作り方
あの独特な料理はどうやって出来ているのか不思議に思った方は多いでしょう。ピータンはなんと石灰や木炭を混ぜ込んだ特製粘土で卵を包み、さらにもみ殻をまぶして冷暗所に保存することで出来ます。
2~3か月という長い時間をかけて特製粘土からアルカリ性分が卵に染みていきあのような黒い、グロいけれども美味しい卵になるのです。
ピータンの美味しい食べ方
臭くて食べれない。ピータンも食べやすい食べ方があります。ここではそんな食べ方もご紹介します。
空気に晒す
ピータンの美味しい食べ物はこれに尽きます。剥いてからすぐに食べるのではなく、殻を剥き、食べたいサイズに切ってから15分ほど空気に晒すように置いておきましょう。
そうすることで臭いが飛びかなり食べやすくなります。
美味しい食べ方①ピータン豆腐
見た目が苦手という方は調理してみることでかなり食べやすくなるでしょう。簡単美味しいピータンレシピを2つほどご紹介します。
ピータン豆腐はピータンを乗せた冷奴です。ピータンを刻み、醤油、ごま油、きざみネギとあえたらお豆腐に乗せるだけです。
刻んでいるおかげでかなり見た目のグロテスクさは緩和されるでしょう。お好みでラー油を加えたり生姜など他の薬味を加えても美味しいでしょう。
美味しい食べ方②ピータンサラダ
刻んだピータンをいつものサラダにトッピング。凝縮された濃厚な卵の旨味がいつものサラダをさらにおいしくしてくれること間違いなしです。
ドレッシングはサッパリ系のものを合わせるのがおすすめです。
やはり美味しい料理の条件に見た目の綺麗さは不可欠です。そのままでだめでも少し手を加えれば見た目も良く美味しい料理に早変わりしますのでぜひ試してみてください。
最期にお口直しとして見た目も味もグッドなおすすめ料理記事をご紹介させていただきます。
バロットはグロテスクだけど美味しい!是非挑戦を!
グロい見た目のせいで手を出しづらいですが美味しいのは事実。機会があれば是非勇気を出して挑戦して頂きたいところです。
バロットはフィリピンでは誰もが知っている料理。話題作りにも役立つので様々な面で1度挑戦してみることをお勧めします。
そして美味しいけれどグロい食べ物ばかりでしたので最後に見た目も良く美味しい食べ物に関する記事を載せておきます。これで目と食欲を刺激していってください。
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