モルモットと同様、年中繁殖が可能です。しかしながら寒さに弱い彼らのことを考えると春や秋がベストでしょう。
1度に2~4匹の赤ちゃんが生まれるスキニーギニアピッグ
成体となれば15日間隔で発情と休止を繰り返し繁殖行為によって妊娠に至った場合、妊娠期間は2ヵ月~2カ月半です。
出産が始まると数分おきに1匹ずつ出産します。1度の妊娠・出産で2~4匹の赤ちゃんが生まれます。人間と同じで最後は胎盤を排出し、出産が終了します。生まれて間もない赤ちゃんの体調は約8㎝。体重は90gほどです。
スキニーギニアピッグの赤ちゃんは生後2~3週間で離乳する
哺乳類であるモルモットですから赤ちゃんは授乳によって育ちます。授乳期間は生後2~3週間ほどでそれが終われば親と同じエサを食べるようになります。このころには体重は200g弱まで成長しています。
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スキニーギニアピッグと普通のモルモットの違いとは?
ここまで飼育環境や餌などは通常のモルモットと同じことが多いとご説明してきましたが、違いもあります。いくつかその違いをご紹介します。
モルモットよりもよく鳴く?
鳴き声はキューキュー、ピーピー、クックとかわいらしい鳴き方をします。喉を鳴らすようにルルルと鳴くこともあります。鳴き声自体はモルモットと変わりませんが、割と大きな声で鳴きます。
モルモットよりも免疫力が弱い?
皮膚がむき出しなのでどうしても寒さや湿度に敏感で免疫力が弱い傾向にあります。飼育環境や皮膚はこまめに掃除をし清潔に保ってあげましょう。
モルモットよりも寒さに弱い?
前述しましたが寒さには弱いです。群れで暮らしていれば仲間と身を寄せ合うこともできますが、人の暮らしに溶け込んでいればそれもなかなか難しいでしょう。ペット用のパネルヒーターなどを付けて快適な温度に設定しましょう。
生まれたときはフサフサ、成長するとスキニーギニアピッグに?
モルモットの品種で「ボールドウィン」と呼ばれるものもあります。生まれたときは通常のモルモットと同じくらいフサフサに毛があるのですが、生まれて数週間すると毛がどんどんと抜けはじめ、最終的には毛が全くなくなってしまいます。
モルモットの毛質は生物の授業などで習った方も多いと思いますが組み合わせ次第で多くの種類が存在します。スキニーギニアピッグにせよボールドウィンにせよまさに遺伝子の不思議がなせる業でしょう。
「伊豆シャボテン公園」で会えるかも
ペットとして飼う前にスキニーギニアピッグの暮らしている様子を見てみたい人もいることでしょう。静岡県で有名な伊豆シャボテン公園では2017年にスキニーギニアピッグが仲間入りしました。
ペットショップではお目にかかれないメスが2匹暮らしています。通常のモルモットもいますので見比べてみるのも楽しいでしょう。ふれあいコーナーにいますのでタイミングが合えば触ることもできます。
生き物ですので当日展示されていないこともあります。どうしても見たい方は事前に確認の上お出かけください。