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スキニーギニアピッグの餌ってなに?
環境が整えば次は餌の準備です。何か特別な餌が必要なわけではなく、モルモット用に販売されているものを使用することができます。
スキニーギニアピッグの餌①市販のモルモット用フード
モルモットは体内でビタミンCを合成することができないのでそれが含まれている専用の餌を用意しましょう。一日10~20gを1~2回に分けて食事の時間に上げましょう。常に出しっぱなしにするのはおすすめできません。1kgで大体1000円前後で購入できます。
スキニーギニアピッグの餌②小動物用のドライフルーツ
人間でいうところのオヤツのような位置づけで小動物専用のドライフルーツも与えてあげましょう。低血糖やビタミン不足を補ってくれます。キウイ、バナナ、パイナップル、オレンジ、いちご、りんご、パパイヤなどは与えてもかまいません。上げすぎには人間同様体に良くないので気を付けましょう。
スキニーギニアピッグの餌③野菜や果物
フレッシュな野菜や果物は新鮮なビタミンが取れるのでお勧めです。パプリカ、チンゲンサイ、小松菜、ブロッコリー、トマト、大根・カブの葉などはかじりながら食べる楽しみを味わえます。いずれもビタミンCや鉄分、カロテノイド類を補うことができます。
スキニーギニアピッグを飼育する上で気を付けることは?
幸せに長く暮らしてもらえるように飼育するうえでの注意点を何点かご紹介します。いずれもその毛が無いという特徴に関係しているともいえるでしょう。
毛がないスキニーギニアピッグ!肌の乾燥や汚れに注意すること
毛が無いので皮膚を守る術がありません。乾燥や汚れによって皮膚が荒れやすいです。もし汚れがついてしまったときはお風呂に入れたりぬれタオルなどで汚れを取ってあげましょう。
ストレスに弱い?ストレスを与えないよう静かな環境で育てること
臆病で繊細な性格をしているので騒音や光が一日中当たっているような環境はストレスをため込んでしまいます。ご飯を食べなくなったりおなかを壊したりしてしまうので静かな落ち着いた環境を提供してあげましょう。
スキニーギニアピッグに適した温度と湿度にすること
毛に守られていないので乾燥に弱いです。夏は28度前後、冬はヒーターを付けて20度は下回らないようにするのがよいでしょう。通常のモルモットよりも寒さに弱いですのでヒーターは必ず準備しましょう。
爪が伸びすぎると折れてしまうことも?爪を切ること
野生の環境では固い岩や砂、でこぼこした地面の上を走って暮らしているので自然に爪はすり減っていきます。しかし人間の生活の一部分で暮らすとなると爪が伸びすぎてしまいます。そのまま放っておくと爪が折れて出血したりそこから化膿してしまうこともあるので爪切りは大切なお世話になります。
ツメを光にあてると血管が透けて見えますので、その血管の先端から2,3㎜先を切るようにしましょう。小動物用の爪切りが販売されています。
スキニーギニアピッグがかかりやすい病気は?
きちんと環境を整えていても心配なのが病気でしょう。言葉を離せないので飼い主の日ごろのチェックが大切になります。かかりやすい病気を事前に把握し健康維持に努めましょう。
スキニーギニアピッグの病気①不正咬合
げっ歯目の動物の多くは前歯も臼歯も永遠に伸び続けます。かみ合わせが悪いと歯が舌やほほに刺さってしまい食欲減退につながります。食欲が落ちたときなどは特に気を付けて確認しましょう。不正咬合が疑われる場合は病院につれていき歯を削る手術を行うことになります。
柔らかい餌ばかり与えず固いものをかませたり牧草など歯のすり合わせが必要なものを与えるようにしましょう。
スキニーギニアピッグの病気②皮膚がん
次にあげられる病気は皮膚のトラブルです。毛が無く皮膚が常に紫外線や外からの刺激にさらされることになるので皮膚がんのリスクは高いといえます。皮膚がカサカサしていたり一部分だけ変色していたりするときは病院で看てももらいましょう。
日頃から皮膚を清潔にし保湿クリームなどを使用して病気を防ぎ、健康を保つことが大切です。
スキニーギニアピッグの病気③ビタミンC欠乏症
私たち人間と同じようにビタミンCを体内で合成できないので欠乏症には気を付けましょう。ビタミンが不足すると抵抗力が下がり、病気につながります。餌やおやつとしてビタミンを含む果実や緑黄色野菜を与えるようにしましょう。
スキニーギニアピッグの繁殖時期は?何匹生まれる?
メスがなかなか手に入らないので繁殖は難しいかもしれませんが、やはりかわいい赤ちゃんを見てみたいですね。繁殖時期などをこちらで少しご紹介します。
スキニーギニアピッグは年中繁殖可能!春や秋がベスト
モルモットと同様、年中繁殖が可能です。しかしながら寒さに弱い彼らのことを考えると春や秋がベストでしょう。
1度に2~4匹の赤ちゃんが生まれるスキニーギニアピッグ
成体となれば15日間隔で発情と休止を繰り返し繁殖行為によって妊娠に至った場合、妊娠期間は2ヵ月~2カ月半です。
出産が始まると数分おきに1匹ずつ出産します。1度の妊娠・出産で2~4匹の赤ちゃんが生まれます。人間と同じで最後は胎盤を排出し、出産が終了します。生まれて間もない赤ちゃんの体調は約8㎝。体重は90gほどです。
スキニーギニアピッグの赤ちゃんは生後2~3週間で離乳する
哺乳類であるモルモットですから赤ちゃんは授乳によって育ちます。授乳期間は生後2~3週間ほどでそれが終われば親と同じエサを食べるようになります。このころには体重は200g弱まで成長しています。
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スキニーギニアピッグと普通のモルモットの違いとは?
ここまで飼育環境や餌などは通常のモルモットと同じことが多いとご説明してきましたが、違いもあります。いくつかその違いをご紹介します。
モルモットよりもよく鳴く?
鳴き声はキューキュー、ピーピー、クックとかわいらしい鳴き方をします。喉を鳴らすようにルルルと鳴くこともあります。鳴き声自体はモルモットと変わりませんが、割と大きな声で鳴きます。
モルモットよりも免疫力が弱い?
皮膚がむき出しなのでどうしても寒さや湿度に敏感で免疫力が弱い傾向にあります。飼育環境や皮膚はこまめに掃除をし清潔に保ってあげましょう。
モルモットよりも寒さに弱い?
前述しましたが寒さには弱いです。群れで暮らしていれば仲間と身を寄せ合うこともできますが、人の暮らしに溶け込んでいればそれもなかなか難しいでしょう。ペット用のパネルヒーターなどを付けて快適な温度に設定しましょう。
生まれたときはフサフサ、成長するとスキニーギニアピッグに?
モルモットの品種で「ボールドウィン」と呼ばれるものもあります。生まれたときは通常のモルモットと同じくらいフサフサに毛があるのですが、生まれて数週間すると毛がどんどんと抜けはじめ、最終的には毛が全くなくなってしまいます。
モルモットの毛質は生物の授業などで習った方も多いと思いますが組み合わせ次第で多くの種類が存在します。スキニーギニアピッグにせよボールドウィンにせよまさに遺伝子の不思議がなせる業でしょう。
「伊豆シャボテン公園」で会えるかも
ペットとして飼う前にスキニーギニアピッグの暮らしている様子を見てみたい人もいることでしょう。静岡県で有名な伊豆シャボテン公園では2017年にスキニーギニアピッグが仲間入りしました。
ペットショップではお目にかかれないメスが2匹暮らしています。通常のモルモットもいますので見比べてみるのも楽しいでしょう。ふれあいコーナーにいますのでタイミングが合えば触ることもできます。
生き物ですので当日展示されていないこともあります。どうしても見たい方は事前に確認の上お出かけください。
ユニークでかわいいスキニーギニアピッグを飼ってみよう!
ユニークな見た目がかわいらしく、その肌の触り心地は温かくて最高なスキニーギニアピッグ。心込めてお世話すれば飼い主にも懐いてくれます。魅力いっぱいのスキニーギニアピッグの飼育に挑戦してみるのはいかがですか?
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