韻踏合組合(いんふみあいくみあい)とは?大阪を代表するHIP-HOPグループ!
大阪府のアメリカ村(大阪府大阪市中央区西心斎橋付近。通称:アメ村)を拠点に、ファンを魅了し続けるJAPANESE HIP-HOPユニット。
今もなお最前線に立ち、進化と深化を繰り返すナニワ裏庭の韻踏集団、それが韻踏合組合 (IFK)です。
韻踏合組合のメンバーを紹介!
もともと別々に活動していた関西ユニット、『CHIEF ROKKA』、『HEAD BANGERZ』、『Nortable MC』とヒップホップMCの"MINT"(元ILLMINT)により韻踏合組合は、結成されました。
3つのグループによって結成されたことから、リリースしているアルバムの収録曲はそれぞれの音源を持ち寄せたコンピレーション・アルバムの意味合いが強いのが特徴です。
韻踏合組合は合体・脱退を繰り返し現在のメンバーは6人!
2000年に元々は別々に活動していた3つの関西のユニット『CHIEF ROKKA』の"SATUSSY"・"ERONE"・"DJ KAN"、『HEAD BANGERZ』の"HIDADDY"・"遊戯"・"DJ KITADA KEN"、『Nortable MC』の"OHYA"・"AKIRA"とヒップホップMCの"MINT"(元ILLMINT)らが集結し結成されました。
合体と脱退を繰り返し、『CHIEF ROKKA』の"SATUSSY"・"ERONE"・"DJ KAN"、『HEAD BANGERZ』の"HIDADDY"・"遊戯"・"DJ KITADA KEN"の6人という現在のかたちとなりました。
韻踏合組合は、「いまだにメンバーの誕生会をする」や「嫁に『あんたら、ホモ?』って言われる(笑)。」などインタビューで語っており、メンバーの仲の良さがうかがえます。『HEAD BANGERZ』の"HIDADDY"(ヒダディー)は韻踏合組合では"HIDA"(ヒダ)という名義で活動しています。
HIDADDY、ERONEはフリースタイルダンジョンなどで審査員も!
韻踏合組合は、メンバーそれぞれの活躍でファンの心を魅了し、一網打尽に虜にしていきます。特にHIDADDY(ヒダディー)とERONE(エローン)は全国的にも屈指のフリースタイラーとして評価され、有名です。
HIDADDY(ヒダディー)とERONE(エローン)の2名は、『フリースタイルダンジョン』や『高校生ラップ選手権』の審査員としても活躍しています。また、韻踏合組合が主催で行っている、フリースタイルのラップバトルイベント『ENTER』も大人気です。
韻踏合組合の特徴とは?
周りを一網打尽にし、常に進化と深化を繰り返すナニワ裏庭こと韻踏合組合。そんな韻踏合組合の魅力や特徴を紹介していきたいと思います。
韻踏合組合は関西でいち早く頭角を現したグループ!
ストリートアングラヒップホップ黄金時代の2000年代初期、東京では『NITRO MICROPHONE UNDERGROUND』・『妄走族』・『MSC』などのHIP-HOPユニットが活躍し、その名前を轟かせていました。
その中で、大阪府のアメリカ村(大阪府大阪市中央区西心斎橋付近。通称:アメ村)を拠点に、関西エリアで逸早く頭角を現したJAPANESE HIP-HOPユニットが『韻踏合組合』です。
韻踏合組合の名の通り押韻技術は全員がハイレベル!
韻踏合組合は、その名前の通り押韻にこだわったユニットで、まだまだ駆け出しの発展途上だったころからメンバー全員ラップが物凄く上手で押韻技術も高く、すぐさま注目を集め、知名度を上げていきました。
韻踏合組合は20年の活動の中でラップの世界を牽引してきた
韻踏合組合は、楽曲『一網打尽』のヒットもあり、テレビでも動きがありました。インタビューの中で、「時代が韻踏合組合に追いついてきたというよりかは、俺らがやってたことがその一端となって、今のブームが起こっているという感じ」のように語り、HIP-HOP界を作り、牽引してきました。
韻踏合組合は、フリースタイルのラップバトルイベント『ENTER』も主催で行っており、大阪だけでなく関西全体のフリースタイルのレベルを底上げしています。
韻踏合組合は各地の大物ラッパーとつながりがある!
HIP-HOP専門誌 の『blast』で特集記事が組まれたり、日本のアンダーグラウンドな日本語ラップ・シーンを扱ったコンピレーション『homebrewer’s』に収録されたりと韻踏合組合の注目が高まるなか、積極的なライブ活動や音源制作を手掛け知名度を上げていきました。
それらを通して、韻踏合組合は次第に関西のヒップホップ・シーンで支持を広げていきます。そして、各地の有力な大物アーティストともコネクションをたくさん持っており、横浜の『ICE BAHN』・『降神』・『MSC』とも共作があります。
韻踏合組合の現在はかっこいい大人の雰囲気を醸し出す
ストリートアングラヒップホップ黄金時代の2000年代初期の当時、流行っていたHIP-HOPグループは時代的にもアウトロー色の強い人が多くみられました。韻踏合組合も当時は、イケイケという感じでアウトロー色も強く悪そうでした。
しかし今では時も経ち、若い時のアウトロー色も抜け、いまや大御所の風格が漂っているかっこいい大人の男たちです。
韻踏合組合の音源を紹介!
では、そんな韻踏合組合の楽曲をいくつか紹介していきたいと思います。各曲動画のリンクを貼っていますので、聞いたことがないという方もぜひこの機会に聞いてみてはいかがでしょうか。
韻踏合組合の音源①一網打尽(REMIX)
2014年4月に発売されたNEW ALBUM【NOW】に収録されていた、『一網打尽』のREMIXバージョンです。一網打尽にfeaturingしたHIP-HOPユニット『、SD JUNKSTA』のリーダー"NORIKIYO"、さらに、『昭和レコード』よりULTRA NANIWATIC MC’Sの一員でもある"SHINGO☆西成"、『株式会社鎖グループ』及びHIP-HOPレーベル『9SARI GROUP』代表でありながら、HIP-HOPユニット『MSC』のリーダー"漢"(漢 a.k.a. GAMI(カン・エーケーエー・ガミ)の名前での活動が有名)という豪華な大物3人が参加した1曲です。ファンからはインスト、アカペラもありヘッズだけでなくラッパーやトラックメーカーも絶対に見逃せない楽曲と大人気です。
日本一治安が悪い街、日本唯一のスラム街と言われる大阪の西成区から成り上がった大人気ラッパー『SHINGO☆西成』。HIP-HOPやラッパーと聞くと、『不良っぽい』とか『アングラで取っつきにくい』なんていった恐いイメージを持つ人も多いです。しかし、そんなイメージとは違って、地元愛にあふれた活動をしている『SHINGO☆西成』の記事もどうぞ。
韻踏合組合の音源②ポップコーン
この楽曲を聞いた人たちからは、「音楽としてのヒップホップの楽しさが全面に出てる」、「曲がポップな雰囲気でもしっかりヒップホップ」、「リリックの多彩さはもちろんのこと、本人たちの絶妙なビジュアルがリップとして成り立っている」、「韻踏合組合の楽曲には中毒性がある」というような声が上がっています。一度聞くと頭に残るそんな1曲です。
韻踏合組合の音源③王手
2017年9月9日にリリースしたアルバム『王手』に収録されている楽曲です。2017年現在の韻踏合組合が見れ、ファンたちからは「いい歳のとり方をしている」、「かっこいい」などの声が止まりません。
韻踏合組合の音源④揃い踏み
2002年の楽曲です。若いまだイケイケだった世の中を一網打尽にしていた当時の韻踏合組合がのぞける楽曲です。今では、脱退してしまったメンバーもまだいたりと、韻踏合組合が好きな者にはたまらない1曲です。
韻踏合組合の音源⑤REAL GOLD
トラックがかっこいい、リリックもかっこいい、そんなかっこいいが盛りだくさんに詰まった楽曲です。歌詞にある『この曲にはサビあるけど錆びない』、渋すぎます。かっこよすぎます。
韻踏合組合が主催するENTER MC BATTLEとは?最新情報も!
韻踏合組合が主催で行っている、フリースタイルのラップバトルイベント『ENTER』を紹介します。
今でこそ、輪入道や呂布カルマ、我次郎MICといったHIP-HOP界、ラップ界の大物が集うイベントなのですが、その成り行きなどみていきます。
楽曲の歌詞やライブの煽り文句としても使われる『プチョヘンザ』。みんな聞いたことあるでしょう。使ったことある人もいるでしょう。でも、意味を分かって使っていますか。ただなんとなく、雰囲気で使っていませんか。この記事では、みんなが何気なく聞くフレーズ『プチョヘンザ』の意味や正しい使い方を紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。
韻踏合組合主催のENTERは西日本最大級のMCバトルイベント!
『ENTER』は、今年(2019年)に13周年を迎える、韻踏合組合が主催の西日本最大級のMCバトルイベントです。ENTERの魅力であり特徴の1つがアカペラバトルです。各1分間の、ビートなしのMCバトルが行われます。
年に複数回開催されており、年末にはENTERの入賞者が集い、その年度の王者を決める大会である『SPOTLIGHT』も開催されています。
関西や東海地方の人気MCが一堂に集結し、しのぎを削って戦う人気のイベントです。
ENTERの初期のエントリーは16人?!現在は130人以上!
ENTERも今となっては、エントリーが130人を超える大人気のイベントですが、ENTERの開催当初はエントリーが16人だけの時期などもあり、イベントの成長具合がうかがえます。
ENTERの開催当初の状況を、エントリーが16人だけの時は人が足らなくてHIDADDY(ヒダディー)とERONE(エローン)も参加しなくてはいけないこともあったとインタビューで語っていました。
韻踏合組合はENTERでもフリースタイルの景気を感じている
2016年から2017年は、日本のHIP-HOPシーンが劇的に変わったと言ってもいいような激動の時期でした。その動きにシンクロして加熱するフリースタイル、ラップゲーム、MCバトルは実際に韻踏合組合が核となって活動をしてきたからこその賜物です。韻踏合組合がMCバトルをやってきたからこそ、このHIP-HOP界の『今』があるのかもしれません。
ENTERの最新情報をお知らせ!
『ENTER~13周年スペシャル~』
2019.7.27 (Sat) at CONPASS
[Live Guest] 輪入道 [MC Battle Guest](*エントリー無制限!!!)
OPEN 15:00 / CLOSE 22:00
ADV ¥2,000 / DOOR ¥2,500 (共に別途1D必要)
JAKE [Live] 韻踏合組合 / NASTY / ミステリオ / HARDY / LIT0 / BNKR街道 [DJ] DJ KITADA KEN / DJ PANASONIC / DJ 5-ISLAND / DJ DAN(引用:韻踏合組合公式HP)
毎回、豪華なゲストも参加するENTER。HIP-HOP好きは必見のイベントです。