手順①少量の羊毛フェルトを小さく丸める
まずは羊毛フェルトを丸めて「フェルトボール」を作ります。手で必要な分量のフェルトを手に取り、両手でころころと丸めてある程度形作ったら、ニードルで刺し硬めながら、丸い形にしていきます。
羊毛フェルト作品のベースとなるパーツで、ここで失敗すると見た目に影響があるので丁寧に行うことがコツです。
フェルトボールが元から出来ているものがそのまま売られていることもあります。なかなか上手くいかない、という人は、そちらを購入してみるのも手です。
手順②作りたいもののパーツを作る
基盤ができたら、次は各パーツを作っていきます。筒形の型を使うのがコツです。どのくらいの量の羊毛フェルトが必要なのかが分かり、失敗が少なくなるので初心者の方はそちらをおすすめします。
量の感覚が掴めてきたら、好きなつくりたい形の平面の型を書いて切るだけになるので、簡単になります。
口のパーツや帽子のツバなど、薄いパーツを作る場合は、羊毛フェルトを厚紙で挟みながら硬めたい周りをニードルで刺していくのがおススメです。
手順③パーツを繋げながら作品を作る
羊毛フェルトのパーツを取れにくくする対策として、パーツの周りをすべてニードルで刺し固めないのがコツです。
土台にくっつけたい面は刺し固めずに残しておきます。そして土台に繋げるときに、ニードルでフワフワな部分を刺して硬めると綺麗に部品となるものがくっついてくれます。
色が違うパーツ同士も、色が混ざることなく、失敗なく綺麗に付けられます。
手順④立体的なものを作る時はフェルトを付け足す
羊毛フェルトは丸みを帯びた立体感が魅力。立体的に作るコツは、少しずつ羊毛フェルトを土台に付け足すことです。
一度に多くの羊毛フェルトをつけてしまうと、修正が難しくなってしまったり、形がでこぼこになる失敗の原因となってしまうので注意しましょう。
「羊毛フェルト」で失敗するポイントとその対策をチェック!
作り方が分かったところで、さっそく作業に取り掛かる前に、今度は羊毛フェルトにおいて失敗しやすい原因とその対策をご紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
羊毛フェルトの失敗ポイント①フェルトボールがやわらかい
まずは先ほど触れたとおり「フェルトボール」は羊毛フェルト作品の土台・基礎となりますので丁寧に仕上げるのがコツです。
ここで間違ってしまうと羊毛フェルトの形の違和感などの失敗の原因になってしまいますので、注意しましょう。
初心者の方はまずこのボールがうまく作れるようになれば、ほかのパーツも、ほかの羊毛フェルト作品もうまくスムーズにできるようになります。刺す回数や刺すコツなども習得できます。
また、そのフェルトボールだけでポンポンとしてインテリアの飾りにしたり、繋げれば鍋敷きなどにもなるので何個作っても困りませんので、まずは徹底的にフェルトボールのみひたすらつくる練習をしてから、羊毛フェルトの作品に挑戦する、というのもいいかもしれません。
原因:最初に巻くときに緩かった
一番最初のフェルトの巻きが甘いと、フニャフニャしてやわらかい土台になってしまいます。そのままですと、ほかのパーツをくっつけても全体的に不安定な作品になる原因となってしまいます。
立たせるものなのに立たない、座らせるものなのにお尻の部分が安定してくれない、というのもこの最初の土台の巻が緩いのが、この失敗のほとんどの原因です。