東京喰種の亜門鋼太朗とは?

作品の中でも主要な人物の一人の亜門鋼太朗とはいったいどのような人物なのでしょうか。この記事では彼の壮絶な生い立ちや歴代使っていた武器、名セリフや赫者になったいきさつ、フロッピーと呼ばれた経緯など詳しく紹介していきます。
CCGに所属する喰種捜査官

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亜門鋼太朗は二巻から登場する主要な登場人物です。捜査官の育成を目的とした学校を卒業した、CCG所属のエリート喰種一等捜査官として、捜査を行っています。
かなりのエリートとして描かれていて、卒業したアカデミーでは主席の成績を収めていました。
素手でも喰種を倒せるほどの力を持つ

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亜門鋼太朗は武器を携帯しなくても、非力な相手なら素手で渡り合えるほどの腕力の持ち主として描かれています。常に体を鍛えていて、筋骨隆々で素晴らしい格闘能力の持ち主です。
仕事の休みの日は筋力トレーニングにはげみ、喰種を倒すために亜門鋼太朗は丈夫な体を造っています。
愚直な正義感を持つも金木研に特別な思いを持つ

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亜門鋼太朗は心から喰種を憎み、喰種捜査官の仕事に誇りを持っています。喰種こそまぎれもない悪で、人間で捜査官である自分こそ、間違ったこの世界を元通りにする正義だと信じています。
初めて金木研に出会ったとき、赫子によってクインケを壊され、亜門鋼太朗は死を覚悟します。しかし、自分を人殺しにさせないでくれと泣いて逃げるように言う金木の言葉にただ驚き、その場を去りました。
喰種を倒すことだけが正義だと信じていた亜門鋼太朗にとって、喰種なのに自分を殺さない金木研の存在が信じられませんでした。ただの人殺しではないと彼に対して今までにない特別な感情を持ちます。
東京喰種の亜門鋼太朗の生い立ちとドナート・ポルポラの関係

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亜門鋼太朗はどうしてそこまで熱心に捜査を行っているのでしょうか。それは亜門鋼太朗が喰種捜査官の中でもかなりの異色の経歴の持ち主だったからです。亜門鋼太朗の生い立ちを紹介していきます。
喰種である「ドナート・ポルポラ」に育てられる

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亜門鋼太朗は孤児院で育った経歴があります。実の両親は死んでしまったようで、孤児院に引き取られました。
その孤児院はロシア人の神父が運営していましたが、その神父が喰種ドナート・ポルポラでした。ドナートは亜門鋼太朗を実の息子のようにかわいがり、自愛を持って育てていたので育ての親にとても懐いていました。
孤児院の仲間達を喰ったことに怒りを覚える

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深夜、亜門鋼太朗は子供を捕食しているドナート・ポルポラを見てしまい、育ての親が恐ろしい喰種だと知ってしまいます。
出所したはずの仲間がドナートによって捕食されていたと知った時亜門鋼太朗はすさまじいほどの恐怖や怒り、信じていた家族がまったくの虚構だったことへの失望を感じてしまいました。
ドナートに家族ごっこは終わりだと告げられた亜門鋼太朗は何を信じればいいのかわからなくなってしまいました。
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続編『東京喰種:re』でドナートを撃破

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ドナート・ポルポラの正体が判明し捜査官によって捕獲された後、亜門鋼太朗は捜査局が運営する養護施設に保護、喰種捜査官となった後もドナートからもらった十字架のペンダントを着用し続けていました。
過去の仲間を忘れないようにするため、と自分にも周りにも言っていましたが本心はそうではありませんでした。
亜門鋼太朗はドナートに対して憎しみ以外の感情は持っていないと思って過ごしていました。しかし続編『東京喰種:re』ではドナートと対峙し、彼の死の間際に父親としてずっと愛していたことに気付いてしまうのでした。
東京喰種の亜門鋼太朗とアキラとの関係

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真戸アキラという女性が亜門鋼太朗の最初の後輩のパートナーとなります。重要なキャラクターとなるアキラは、亜門鋼太朗をいろいろな面で振り回します。
そんな亜門鋼太朗とアキラの関係を詳しく調べていきます。
真戸呉緒亡き後に娘である「アキラ」を部下に持つ

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始め亜門鋼太朗とタッグを組んでいたのが真戸呉緒という人物でした。彼はクインケ狂と評され変人扱いを受けていましたが、とても優秀な捜査官でした。亜門鋼太朗も最初は警戒していましたが、一緒に行動を共にするうちに尊敬すべき上司として接していきます。
しかしラビットと呼ばれる敵との交戦で真戸は命を落としてしまいます。上司を誇りに思っていた亜門鋼太朗は彼の墓標で「あなたのような捜査官になる」と誓います。その時現れたのが真戸アキラでした。
亜門鋼太朗はその真戸呉緒の娘のアキラと組むことになり、経験の浅い彼女に指導していきます。彼女もまた養成校を首席で卒業した才女であり、性格も一筋縄ではいかないことから亜門鋼太朗を悩ませます。
亜門鋼太朗に思いを寄せていたアキラ

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野心家で捜査能力も高いアキラと、礼儀正しい亜門鋼太朗はぶつかり合うこともよくありました。敬語を使わない彼女に対して苦言を呈したり、捜査報告書のことで口論をしてしまいます。
しかし命を懸けた闘いの中、身を挺して庇ってくれる亜門鋼太朗に対してアキラは不器用ながらも恋心を抱いていきます。

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始めて赫者となった金木と亜門鋼太朗が戦っていた時、そのあまりの強さに力負けしていました。足に大きな傷を負っていた彼女が手助けすると言い出すも、上司に止められてしまう場面があります。何としても力になりたかったのでしょう。
その後酔ったアキラが亜門鋼太朗に、父親の死の際に一緒に戦わなかったことを責めますが、正直に心のうちを話し、守りたいと言ってくれたことに心を動かされるのでした。
亜門鋼太朗の死に涙を見せるアキラ

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梟掃討作戦で、上司で尊敬する亜門鋼太朗の死を伝えられるも冷静に同僚を治めようとします。戦いで死者が出るのは当然と言い放ち、同僚の感情を逆なでしてしまいます。
激高した同僚に亜門鋼太朗を失って悲しくないのかと問い詰められ、それまでずっと我慢していたアキラは堰を切ったように涙が溢れだしてしまいました。
喰種となった亜門鋼太朗と再会したアキラ

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流島の戦闘で滝沢をかばったアキラは重症になり、治療のため連れ去られます。喰種の治癒力によって回復したアキラは、生き返った亜門鋼太朗と再び会うことができました。
混乱したアキラでしたが憎むべき相手が人間と変わらない事実に気付き、アキラを支えると告げた亜門鋼太朗と心を交わします。
最終回では寄り添う二人の姿が描かれた

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生を得た二人は対策局には返らず、かといって喰種側にも付くこともしませんでした。最終回ではほかのキャラクターのように後の詳細が一切なく、寄り添う二人の後姿だけが描かれています。
愛する家族を亡くしてしまった二人は東京以外の街で、お互いを支えあっているのでしょうか。
東京喰種の亜門鋼太朗のクインケは?

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身体能力が常人以上で、体躯的にも優れた亜門鋼太朗。そんな亜門鋼太朗が使うクインケも重量があり、持ち主を選ぶ甲殻と呼ばれるパワータイプのクインケが多いです。彼の歴代のクインケを紹介していきます。
亜門鋼太朗のクインケ①ドウジマ1/2

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金棒のような形状のクインケで、初めて金木研が戦った武器です。もとの持ち主は張間でした。この人物は元仲間で殉職しています。
このクインケは覚醒した金木研により真っ二つにされてしまいます。
亜門鋼太朗のクインケ②クラ

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幅の広い剣のような形をしているクラは、亜門鋼太朗の上司の真戸呉緒から譲り受けたクインケです。分割することができ、遠距離攻撃もできる優れものです。
亜門鋼太朗のクインケ③ドウジマ・改

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破壊されたドウジマ1/2を改良した改は先がとがった形状で、敵に触れた瞬間に尾赫の仕掛けが出てくる、対金木研としてつくられたクインケです。
亜門鋼太朗のクインケ④アラタ・弐<proto>

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霧嶋新で作られた鎧形のクインケです。使用者の身体能力の大幅なパワーアップができる戦闘能力の高い武器ですが、負担が少なくないことから使用者を選びます。
亜門鋼太朗は梟討伐作戦に参加し死亡した?

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大きな作戦の中で、亜門鋼太朗もクインケを携え討伐に参加します。終盤に対峙する重要な場面では、敵同士ながらもお互いに殺しあおうとせず無力化しようとします。
金木研と対峙

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亜門鋼太朗のクラが、戦いが開始するも間もなく攻撃により壊れてしまいます。同じことの繰り返しかと失望する亜門鋼太朗でしたが、知行博士が持ってきたドウジマ・改とアラタ・弐<proto>を得て再び戦いを再開、赫者に変貌を遂げた金木研に深い傷を負わすも、自らも片腕を失ってしまいます。
その後手助けに来た滝沢によって発見されますが亜門鋼太朗が瀕死の状態のまま新しい敵が現れてしまいます。仲間の無事を問う亜門鋼太朗は息も絶え絶えになっていました。
作戦中に行方不明となり死亡?

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負傷した亜門鋼太朗を助けに後輩の滝沢が来て他の捜査官もかけつけ医療班の応援を待ちます。がしかし突如登場したノロの襲撃で援護の捜査官も滝沢も負傷します。滝沢を逃がそうと亜門鋼太朗がタタラに襲い掛かったシーンの後、二人は行方不明になってしまいます。
その後捜査局で発表した死亡者リストで二人の名前が載っていることが判明します。
『東京喰種:re』で喰種となって生存が確認!

遺体は回収されませんでしたが、深手を負い行方が分からなくなったことや周りの証言から生存が望まれないと判断された亜門鋼太朗。最終回では遺体が奪われ、嘉納博士の研究室に運ばれているという描写があります。
普通の人間では実験に耐えられるだけの丈夫さがなく、度々失敗していたと話す嘉納博士ですが、亜門鋼太朗もこの研究室に運ばれたのでしょうか。
嘉納教授による実験で喰種化

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亜門鋼太朗はその見事な体格を持っていることから、半喰種化の研究のモルモットになることに。数々の功績をあげてきた若手の捜査官として嘉納博士の以前から目をつけていたようです。丈夫な体を持つ捜査官はうってつけの材料でした。
喰種の赫包を移植された後は失った腕も元に戻りました。
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実験後は「フロッピー」として逃走

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小さな独房のような部屋に監禁され、食事をわたされますが人肉だとしっていた亜門鋼太朗は食べることができませんでした。無理やりにでも食事を摂取され苦しみますがどうすることもできません。
移植後の確認実験の際に、赫子を発生させ成功かと思われましたが、赫子の異常が起きてしまいます。亜門鋼太朗の半喰種化実験は失敗とされました。以降は「フロッピー」と呼ばれることになり、失敗作扱いされてしまいます。
移送の時、スケアクロウの手助けを得てフロッピーは嘉納博士の研究室から逃走してしまいます。
流島上陸作戦で赫者に覚醒

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逃走した後フロッピーはしばらく姿を消し暗躍します。流島で後輩の滝沢と再会し、窮地に立っていたアキラを助けます。その後瓜江班の襲撃で滝沢を庇ったアキラが深手を負ってしまいました。亜門鋼太朗は滝沢とアキラを逃がすために闘い続けますが瓜江の一撃で瀕死になり、フクロウに似た形状の赫者になってしまいます。
赫者とは赫根が増大しすぎた結果の変貌で、共食いを繰り返した個体に現れる症状です。人間を食べることのできない亜門鋼太朗は喰種を捕食することで飢えをしのいでいたのだと考えられます。
人間を食べず共食いでしのぐ点については、同じく赫者となった金木に通じるところがありますね。二人とももとは人間なので人肉を食すことは抵抗が強かったんだろうと思います。しかし、自らの両親を食べさせられた滝沢は後戻りができないと絶望してしまい、人間も捜査官も襲うようになってしまいました。
フロッピーとして暗躍していた亜門鋼太朗

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白い布を纏い、どの団体にも所属しない謎の男として描かれていたフロッピーですが、流島編で正体が亜門鋼太朗だと判明します。彼の行動には謎も多く、何が目的なのかわからないところが多くありました。
フロッピーの行動を紹介していきます。
オークション会場でのアオギリの樹のグール討伐

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六月や鈴屋が喰種によってオークションにかけられている間、アオギリの末端たちは要人の護衛にあたっていました。しかし捜査局の襲撃によって、オークションは急遽中止となり多くの喰種が殲滅されます。
マダムたちの護衛が失敗に終わった敵の構成員たちの多くが逃走しましたが、フロッピーによって襲撃されます。
ここでは顔などは書かれていませんでしたが、フロッピーが「安久」とこぼしていることから喰種となった双子の知り合いだということが分かります。安久は亜門鋼太朗の養成学校の後輩であり、以前赫眼した彼女を目撃していたことで探していたようです。
襲われていた米林才子の救出

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