野心家で捜査能力も高いアキラと、礼儀正しい亜門鋼太朗はぶつかり合うこともよくありました。敬語を使わない彼女に対して苦言を呈したり、捜査報告書のことで口論をしてしまいます。
しかし命を懸けた闘いの中、身を挺して庇ってくれる亜門鋼太朗に対してアキラは不器用ながらも恋心を抱いていきます。
始めて赫者となった金木と亜門鋼太朗が戦っていた時、そのあまりの強さに力負けしていました。足に大きな傷を負っていた彼女が手助けすると言い出すも、上司に止められてしまう場面があります。何としても力になりたかったのでしょう。
その後酔ったアキラが亜門鋼太朗に、父親の死の際に一緒に戦わなかったことを責めますが、正直に心のうちを話し、守りたいと言ってくれたことに心を動かされるのでした。
亜門鋼太朗の死に涙を見せるアキラ
梟掃討作戦で、上司で尊敬する亜門鋼太朗の死を伝えられるも冷静に同僚を治めようとします。戦いで死者が出るのは当然と言い放ち、同僚の感情を逆なでしてしまいます。
激高した同僚に亜門鋼太朗を失って悲しくないのかと問い詰められ、それまでずっと我慢していたアキラは堰を切ったように涙が溢れだしてしまいました。
喰種となった亜門鋼太朗と再会したアキラ
流島の戦闘で滝沢をかばったアキラは重症になり、治療のため連れ去られます。喰種の治癒力によって回復したアキラは、生き返った亜門鋼太朗と再び会うことができました。
混乱したアキラでしたが憎むべき相手が人間と変わらない事実に気付き、アキラを支えると告げた亜門鋼太朗と心を交わします。
最終回では寄り添う二人の姿が描かれた
生を得た二人は対策局には返らず、かといって喰種側にも付くこともしませんでした。最終回ではほかのキャラクターのように後の詳細が一切なく、寄り添う二人の後姿だけが描かれています。
愛する家族を亡くしてしまった二人は東京以外の街で、お互いを支えあっているのでしょうか。
東京喰種の亜門鋼太朗のクインケは?
身体能力が常人以上で、体躯的にも優れた亜門鋼太朗。そんな亜門鋼太朗が使うクインケも重量があり、持ち主を選ぶ甲殻と呼ばれるパワータイプのクインケが多いです。彼の歴代のクインケを紹介していきます。
亜門鋼太朗のクインケ①ドウジマ1/2
金棒のような形状のクインケで、初めて金木研が戦った武器です。もとの持ち主は張間でした。この人物は元仲間で殉職しています。
このクインケは覚醒した金木研により真っ二つにされてしまいます。
亜門鋼太朗のクインケ②クラ
幅の広い剣のような形をしているクラは、亜門鋼太朗の上司の真戸呉緒から譲り受けたクインケです。分割することができ、遠距離攻撃もできる優れものです。
亜門鋼太朗のクインケ③ドウジマ・改
破壊されたドウジマ1/2を改良した改は先がとがった形状で、敵に触れた瞬間に尾赫の仕掛けが出てくる、対金木研としてつくられたクインケです。
亜門鋼太朗のクインケ④アラタ・弐<proto>
霧嶋新で作られた鎧形のクインケです。使用者の身体能力の大幅なパワーアップができる戦闘能力の高い武器ですが、負担が少なくないことから使用者を選びます。
亜門鋼太朗は梟討伐作戦に参加し死亡した?
大きな作戦の中で、亜門鋼太朗もクインケを携え討伐に参加します。終盤に対峙する重要な場面では、敵同士ながらもお互いに殺しあおうとせず無力化しようとします。
金木研と対峙
亜門鋼太朗のクラが、戦いが開始するも間もなく攻撃により壊れてしまいます。同じことの繰り返しかと失望する亜門鋼太朗でしたが、知行博士が持ってきたドウジマ・改とアラタ・弐<proto>を得て再び戦いを再開、赫者に変貌を遂げた金木研に深い傷を負わすも、自らも片腕を失ってしまいます。
その後手助けに来た滝沢によって発見されますが亜門鋼太朗が瀕死の状態のまま新しい敵が現れてしまいます。仲間の無事を問う亜門鋼太朗は息も絶え絶えになっていました。
作戦中に行方不明となり死亡?
負傷した亜門鋼太朗を助けに後輩の滝沢が来て他の捜査官もかけつけ医療班の応援を待ちます。がしかし突如登場したノロの襲撃で援護の捜査官も滝沢も負傷します。滝沢を逃がそうと亜門鋼太朗がタタラに襲い掛かったシーンの後、二人は行方不明になってしまいます。
その後捜査局で発表した死亡者リストで二人の名前が載っていることが判明します。
『東京喰種:re』で喰種となって生存が確認!
遺体は回収されませんでしたが、深手を負い行方が分からなくなったことや周りの証言から生存が望まれないと判断された亜門鋼太朗。最終回では遺体が奪われ、嘉納博士の研究室に運ばれているという描写があります。
普通の人間では実験に耐えられるだけの丈夫さがなく、度々失敗していたと話す嘉納博士ですが、亜門鋼太朗もこの研究室に運ばれたのでしょうか。