生きた化石と呼ばれる生物20選!大昔から姿を変えず生きる魚や植物とは

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イチョウの葉は原始植物の象徴

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数ある植物の中でも秋になると黄金色になり実に美しい景色を見せてくれるイチョウの葉ですが、よくよく考えてみるととても変わった姿をしていると思いませんか?

扇形をした分厚い葉には平行に規則正しく葉脈が走っています。これにそってちぎって遊んだ人もいるのではないでしょうか?この平行に走る葉脈が原始植物の特徴となります。まさに生きた化石です。

恐竜たちの時代にはイチョウは今の種だけではなくいくつかのイチョウ類が生息していましたが氷河期を乗り越えたのは現存しているイチョウただ一種のみです。

イチョウは生命力が強い!樹齢1000年になることも

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日本各地で「〇〇のイチョウ」なんて名前が付けられた大木を見かけることもあるでしょう。生命力が強くごつごつとした分厚い樹皮をしています。そのおかげで火にも強く、炎の中でも焼け残る生命力の象徴でもあるのです。樹齢1000年になるようなイチョウもあります。

生きた化石と呼ばれる生物はなぜ生き続けられるのか?

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生きた化石たちを見ていると単純に疑問に思いませんか?どうして数億年の長い月日の間にもその姿のまま生き続けることができたのだろう?と。生きた化石となるまで姿を変えることなく生き延びることができた理由は何だったのか。少しそれについて考察してみましょう。

生きた化石にとっての外敵がいない

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まずはこれが一番考えやすい説になるでしょう。外敵がおらず命の危険が無ければ進化させる必要がありません。外敵が少ない環境(シーラカンスやトリノアシの生息する深海やウェルウィッチアの生息する砂漠など)に適応さえすればそこからはそのままの姿で長く命を連続させる可能性が出てきます。

生きた化石は姿が変わらなくても中身が進化している?

生きた化石であるオウムガイの項で少しご説明しましたが、姿自体は変わらなくとも本体である遺伝子は変化・進化しているという考え方もあります。確かに紫外線などの刺激で多少なりとも変化するDNAというものがまったく変化を起こさないというのも変な考え方ではあるでしょう。

出現当初から完成しておりどんな環境にも耐えられる

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こちらの説はゴキブリがまさにそれにあたります。神様の気まぐれで作られた生き物がたまたま最高の条件を兼ねそろえており、どんな環境でも「今の自分」で耐えられてしまうようなケースもまれにですがあるといえるでしょう。

「生きた化石」という言葉を最初に使ったのは進化論のダーウィン

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ダーウィンの進化論といえばほとんどの人が耳にしたことがあるでしょう。彼の著書「種の起源」の中でカモノハシ、そしてハイギョについて述べた際に「living fossil」という言葉を使い、これが「生きた化石(生きている化石)」の最初の登場となりました。

種の起源の中でダーウィンは生き物は自然選択の力によって常に環境に適応するように変化し、その流れの中で様々な生物が誕生してきたと主張しました。現在では疑問に挙げられている点や当てはまらない説などももちろんありますが、DNAや遺伝子といった概念がまだなかったころ、動物たちの姿や化石をみてこういった説を打ち立てたところに彼のすごさがあるといえます。

「生きた化石」は5つに分類することができる

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ダーウィンが述べた「生きた化石」とは彼の著書によると「太古に種が反映したものの現在はその数を減らし、細々と現存している」か「他の生物では失われてしまった太古の生物が持っていた特徴を色濃く持っている」ものたちが生きた化石とされています。

しかし、これまでにご説明してきたように「生きた化石」かどうかというのはある意味とても曖昧なものです。生物学の分野ではジョージ・ゲイロード・シンプソンによって区分けされた5つの分類(数量的遺存種、地理的遺存種、系統的遺存種、分類的遺存種、環境的遺存種)があります。

これらの分類をもとに生きた化石たちから動物や植物たちの進化の道筋や太古に起こったであろう地殻変動といった地球の歴史までもが見えてくるのです。

紹介してきた20種の動物たちがどの分類に当てはまるのか考えてみるのも面白いですね。

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