生きた化石と呼ばれる生物20選!大昔から姿を変えず生きる魚や植物とは

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生きた化石と呼ばれる生物②カブトガニ

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続いての生きた化石は「カブトガニ」です。こちらも馴染みのある方がいらっしゃるでしょう。砂浜などで見かけることもあります。比較的馴染みある彼らですが、こうした固い鎧に覆われ、長い尾を持つ今の姿になってから何と2億年も月日が流れていると言われています。

カブトガニが現れたのは5億年以上前

彼らがこの地球上に誕生したのははるか5億年以上前のことです。そこから少しずつ姿を変えて今の姿になったのが2億年前と言われています。そんな生き物が泳ぐ姿がこちらの動画になります。5億年も前からこのような姿で泳いでいると思うと雄大な気持ちになってきますね。

カブトガニはカニではなくクモの仲間

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カブト「ガニ」と名前がついていますがカニの仲間ではなくクモの仲間に近いとされています。日本でも岡山県笠岡地が繁殖地として有名で生きた化石を目にすることができます。

カブトガニは数が減り天然記念物になっている

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そんなカブトガニですが近頃の地球温暖化や環境破壊の影響を受けてその数は減少の一途をたどっています。日本でも繁殖地となっている伊万里市、笠岡市のカブトガニは国の天然記念物に指定され、愛媛県西条市では県の天然記念物に指定されています。

絶滅に瀕している動物たちをカテゴライズするレッドリストには絶滅危惧種に登録されています。

カブトガニの青い血液

カブトガニの青い血液が医薬品の検査に利用されていることはご存知でしょうか?そもそも血液が青い理由は私たちのように鉄分を含まず、銅を含んでいるため青くなります。

この青い血液が毒素エンドドトキシンが薬品や食品に含まれていないかを確認するためにとても有効です。さらには抗がん剤としての可能性も秘めており、エイズウイルスの増殖を抑える働きまであります。

この人にとって奇跡の存在ともいえる血液を採取するために大量に捕獲され、なるべく体を傷つけないようにして再び海に戻していましたがやはり命を落とす個体は多く、人によってその命を脅かされており早期の解決が望まれます。

カブトガニを食用とする文化を持つ国も

中国やタイなどのアジア圏で食用とされた歴史もあります。卵を持つメスが特に食用として重宝され中国福建省では炒め物にされています。日本でも山口県下関市などでは食用としていた時期もあったようですがさほどおいしくはなかったようで、「体は大きい割に食べる部分が少ししかない」といった記載が残っています。

昔はそれほどまでにたくさんの数のカブトエビが当たり前のように私たちのそばで暮らしていたことが強くうかがえる話でしょう。

生きた化石と呼ばれる生物③カブトエビ

カブトガニに続いての生きた化石はカブトエビです。確かにカブトガニのような「カブト」を持ったエビの姿をしており田んぼなどの水辺にも生息しています。エビとついていますがエビ類ではなく小型甲殻類に属します。

カブトエビは3億年前からほぼ姿が変わっていない

全長2~3㎝と小さな体ですがその姿は何と3億年前からほぼ変わっていません。雌雄同体であるため他のカブトエビとの生殖を必要とせずとも子孫を残すことができます。もちろん通常の生殖形態をとることもできます。

こういったフレキシブルな生殖形態を持つことは環境の変化にも耐えうる力になるといえるでしょう。

カブトエビは世界中に生息している

3億年もの昔に誕生しているため南極大陸以外の世界中の水辺に生息している身近な生きた化石です。カブトエビと1口に行っても数多くの種類が存在しています。比較的ありふれた身近な存在であるといえます。

日本の田園風景には欠かせない存在だった

カブトエビの飼育キット

Amazonで見る

日本にも数多く生息するカブトエビですが、水田と切っても切れない関係でした。水田の泥の中で眠った卵は水田に水が張られたときから10時間ほどで孵化が始まります。そこからあっというまに生体となり誕生から10日もすれば産卵を行います。

産卵した卵は乾燥に強く水が抜かれた田んぼの泥の中で次にまた水が張られる時までじっと耐える力があります。乾燥に強いためカブトエビの飼育キットなども手軽に販売されているほどです。

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