忍び槍は時代劇にもたびたび登場
日本では現代でもデジタル放送になった今も、様々な時代背景を人情味あふれるドラマとして描いた『時代劇』が放送されていますが、そんな時代劇にもしばしば登場しています。
そのため見たことある知っているという方も少なからずいる事でしょう。実際に見てみたい方は、江戸時代を描いた『時代劇』をチェックして視聴してみるのも良いかもしれません。
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暗器の種類⑤忍び杖
こちらでクローズアップする5つ目の暗器も、一番初めにご紹介したモノと同様に我が国『日本』で古くから用いられており、またパッと見るとごく普通の『杖』に見えることも同じです。
ですがこちらの武器・ウェポンはただの棒ではなく、相手を苦しめる、傷つけるための様々な『技』を隠し持っているのです。果たしてそれは一体どういうことなのでしょうか?
忍び杖は忍者が使用した仕掛け杖
5つ目に取り上げた武器・ウェポンは、ザ・ジャパニーズで世界的に有名な暗殺を得意とする『忍者』が主に使っていました。ただの棒状に見えますが、実は驚くことに5つの隠し機能を備えた優れモノなのです。
5つの隠し機能は『手裏剣を発射』『刃物』『先端に鉛』『先端に鎖』『目を見えなくする薬品』となっています。詳しい詳細、仕組みについては、この後、掘り下げて解説していきます。
忍び杖の仕掛け①先端の鉛
これがどのような効果を生むか皆さんは想像つきますか?鉛とはいっても鉄砲玉ではなく、発射されるわけではありません。鉛とは古来より『重石』として用いられることが多いのです。
つまり小さいけど重量を生む、質量が大きい物体であり、それを棒の片方の一番先に取り付けて、パワーを底上げする働きがあるのです。
重さを大きくするとパワーも比例して大きくなるので、仕組みは単純明快で原始的ではありますが非常に理にかなっていると言えるのではないでしょうか?
忍び杖の仕掛け②鎖
こちらの棒状の一番先、先端に取り付けられています。『鎖』つまりチェーンが付いており、単純に鞭のように相手を傷つけるためでも使います。
更にそのチェーンを相手の四肢、首に括りつけて動きを封じ込めることもできるのです。
忍び杖の仕掛け③刀身
棒状の先の方には、鋭利な数センチメートルの刃物が取り付けられており、鈍器としてではなく、斬りつける攻撃方法も可能なのです。
忍び杖の仕掛け④手裏剣
前述で解説した、パワーを底上げするための重しにする『鉛』が取り付けられた反対の先に、忍者の代表的な飛び道具で、世界的に認知されている『手裏剣』が仕込まれています。
どのように投げるかイメージ付きますか?棒状のものを上から下に勢いよく振りかざして投げるそうですが、コントロールするのが困難なはずですが、やはり変幻自在の忍者の巧みな『術』が可能にするのでしょう。
忍び杖の仕掛け⑤目つぶし薬
先ほど解説した棒状の先端に取り付けられた鎖型のチェーンは、2つの役割があり、1つが相手の四肢、首などに括りつけて相手の動きを封じ込めるといった働きがあります。
そんな役割と似たり寄ったりで、相手の動きを封じ込め鈍くさせるために、相手の視覚を奪う目を潰す劇薬も備わっています。
そんな劇薬を浴びたら視覚が奪われるだけではなく、きっと強烈な痛みにも苦しめられることでしょう。この暗器を持った伝説の『忍者』とは、できる事なら一生出くわしたくないものです。