中学生の妊娠を扱った作品②コウノドリ
鈴ノ木ユウ原作の漫画「コウノドリ」を実写化した綾野剛主演の2017年放映のテレビドラマです。綾野剛演じる産婦人科医 鴻鳥サクラの周りに起こるエピソードを通して命について取り組むドラマとなっています。
この中に中学生妊娠した生徒が鴻鳥サクラの患者として登場する話が出てきます。
中学生の妊娠を扱った作品③(金八先生)15歳の母
次に紹介するのが武田鉄矢主演の「金八先生」に登場する「15歳の母」という話です。この話は1979年に放送されたテレビドラマで第1シリーズに断続的に登場する中学3年生が妊娠出産を経験する話です。
杉田かおる演ずる雪乃がクラスメートの鶴見辰吾演じる保との子どもを中学生妊娠し出産をする話です。40年前からすでに中学生妊娠が社会のテーマとして認識されていたことがわかります。
もし性犯罪の被害にあったら
万が一、性犯罪の被害にあったらどうすればいいか説明したいと思います。まず、被害にあったら何もしてはいけません。すぐに警察や信頼できる大人にすぐに相談してください。
被害にあうと、怖い気持ちでいっぱいになり、自分が汚く思えて一刻も早くシャワーを浴びたり、着ていた洋服を捨てたりしたいと思うかもしれませんがそのままの状態で待っていることが重要です。
あなた自身が次の被害に合わないように、警察は捜査を行ってくれます。その捜査のためにあなたの被害の痕跡が必要となってくる場合があり、そのままの状態で待つのが重要なのです。
あなたは何も悪くないし、汚くないのです。性犯罪にあったことを悪いことのように思い、恥ずかしいと思うかもしれませんが、それは違います。
警察に届け出ると、ほとんどの場合、専門の女性警察官が対応してくれて、治療やその後のカウンセリングなどの力になってくれます。怖い対応はありません。
治療費も警察に届け出ることで公費負担となり、自己負担は必要ありません。その後の怖い気持ちを和らげる心のケアなども金銭的な補助が受けられます。
自分の身近な中学生から性犯罪の被害を打ち明けられたら
家族などの身近な中学生から性犯罪にあったことを打ち明けられたら、あなたは大人として何をするべきでしょうか?
一番大切なことは「勇気を持って打ち明けてくれて偉かったね。」とほめてあげてください。怖い気持ちを少しでも和らげてくだい。
一番避けなければいけない対応は「交通事故にあったと思って忘れなさい。」というような対応を取ることです。怖い気持ちは忘れられません。
性犯罪は魂の殺人です。怖い気持ちでいっぱいになり、心を深く傷つけ、忘れようと思ったって忘れられるものではありません。その言葉はかえって、忘れなれないことに苦しみ、自分が悪いと責め続ける原因となります。
大切なのは性犯罪をなかったことにする対応をするのではなく、性犯罪の怖い体験を事実として受け止め、自分は悪くないと認識することです。
その大切な人はあなたを信頼して怖い気持ちをふりきり、勇気をだして相談を持ちかけてくれたのです。その信頼を裏切ることは行ってはいけません。
そして、警察などの捜査当局に関わることは非常に辛いことが予想され躊躇すると思います。しかし、二度と同じ怖い被害を受けないためにも警察の力を借りてください。
最近は専門の女性警察官がケアにあたってくれます。基本的に事情聴取も一度切り行われるだけです。怖いことはありません。
中学生の妊娠は少なくない!家庭ごとの対策も大切!
中学生妊娠は生理が始まれば当然可能性が生じてきます。現代の社会では身体は子どもを宿す準備が出来たとしても、中学生には子どもを自ら育てることは不可能です。
また、十分な生活能力も無い中学生が親になることはその子どもにとってプラスではありません。
実際に中学生妊娠を経て生徒が母親になり、幸せに暮らしている事例もあることも事実としては認識しています。
しかしそれは、中学生が親として立派に務めを果たしたわけではなく、周りのサポートがすばらしかったことに他なりません。
望まない中学生妊娠を避けるのは家族との適切なコミュニケーションと、身体と心の成長が決して平行して進まないことをしっかりと認識しながら成長期を過ごして行くことが大切です。
中学生を家族にお持ちのご家庭では一度、中学生妊娠について話し合ってみることもプラスになるのではないでしょうか。