被害者の1人で後から殺害された岩上哲也は東大阪集団暴行殺人事件の当事者と共に、一度加害者の2人に暴行をしています。もしかすると、彼女との関係が上手くいかなくなったのは事件の当事者の怒りやすい面が原因の1つである可能性もあります。
徳満優多と佐藤勇樹にお金を要求したのは岩山哲也と言われており、暴力団が背後にいることをちらつかせたのも岩山哲也だったそうです。この暴力団をちらつかせてしまったのが、主犯格の逆鱗に触れ東大阪集団暴行殺人事件へと繋がりました。
東大阪集団暴行殺人事件が起きてしまった当事者の岩本ですが、暴力は決して許される事のない、いけないことですがやはり友人に恋人を取られたとことにより怒りが沸き上がってきた面については理解を示すことが出来ます。
例え収集のつかない揉め事になったとしても徳満優多や恋人と縁を切って新しくやり直せば東大阪集団暴行殺人事件が起きることはありませんでした。怒りに捕らわれすぎていたためにこの悲惨な東大阪集団暴行殺人事件は起こることになりました。
自らの行いにより事件を引き起こしてしまったことは、被害者側に問題があった東大阪集団暴行殺人事件ですが命を奪われるようなことまでではなかったと推測されまだ若い命が奪われてしまったことは悔やまれることです。
被害者側も一度暴行を行ってますので被害者側にも問題がありまた、背後に暴力団の存在を見せ脅迫した結果返り討ちのようにリンチされたことは一種の因果応報ともいえます。
しかし、仮に自業自得であったとしても生き埋めにして殺害するというのはあまりにも行き過ぎの行為であるため、東大阪集団暴行殺人事件は加害者側へ同情の余地は多少なりはあるものの、行った罪の重さに関しては同情の余地はありません。
Contents
東大阪集団暴行殺人事件の主犯格・小林竜司とはどんな人物か
2人の人間を生き埋めにした凄惨な東大阪集団暴行殺人事件の現場で指揮をしていた彼の生い立ちには何か秘密や問題があったのか紹介します。過去にも問題行動などがあったのでしょうか。彼の生い立ちや素行、小中学生時代などについて見ていきます。
東大阪集団暴行殺人事件を起こした小林竜司に関する詳細な現状に関心がある方ははこちらの記事をご覧ください。
東大阪集団暴行殺人事件の小林竜司の生い立ち
彼の生い立ちは少し複雑な状況です。幼少期には父親から虐待を受けており両親ともにギャンブルに依存しておりネグレクトに近い状況だったことから、下の弟の面倒は彼が見ていたという生い立ちです。あまり良い家庭環境とは言えない中でした。
父親の虐待に耐えながら弟の面倒を見ると言う生い立ちの彼は学生の頃イジメの対象だったそうです。むしろ残虐な東大阪集団暴行殺人事件を起こしている為イジメをする側の生い立ちというイメージを想像する人が多いかもしれません。
しかし実際の彼の生い立ちは虐待の被害者・いじめの被害者といういつも被害を受ける側の生い立ちであり東大阪集団暴行殺人事件を勃発させるような少年時代から素行が悪かったわけでありませんでした。
東大阪集団暴行殺人事件の小林竜司の性格
ギャンブルに依存していた両親に代わって弟の面倒を見ていたこともあり普段は優しい性格だったそうです。小中でイジメを受けたのも些細な事がきっかけでやり返すなどということができない性格でした。また、仲間を大切にする性格であった為友人を助けたいという思いから行動を起こしたのではと考えられます。
弟・友人思いな観点から見ても小林竜司は本来は友人思いの優しい性格の持ち主だったのでしょう。東大阪集団暴行殺人事件は友人を助けたいという思いが過剰なまでの行動になってしまったという残念な真実となります。
優しい兄の面影はこの事件の時にはどこにもありませんでした。正義心からの行動だったのかもしれませんが犯罪は決して許されることの無い卑劣な行いです。
東大阪集団暴行殺人事件の小林竜司の周りからの批評
友達思いの小林竜司ですが、同級生などからは「普段は優しいイメージなのに怒ったら何するか分からない」「怒らせたらとにかく怖い」と語っています。
幼少期に父親からの虐待を受けて育つという生い立ちをもつ小林竜司は力に抑圧された過去があるため感情があふれ出ると狂暴な面を現わしてしまうことがあったと考えられ、少なからず東大阪集団暴行殺人事件のような事件を起こす起因があったのでしょう。
猟奇的な事件と聞くとその犯人の生い立ちは複雑な家庭環境や未成年の内から犯罪を行い少年院などへの入所経験があるという生い立ちが多い中、彼の生い立ちは俗にいう犯罪を犯しそうな生い立ちには当てはまらない分類であった事が伺えます。
東大阪集団暴行殺人事件の首謀者・広畑智規とはどんな人物なのか
先ほどはリーダーの小林竜司の生い立ちについて紹介してきましたが、東大阪集団暴行殺人事件を綿密に計画した広畑智規の生い立ちについて現在判明している限りの事を紹介します。
彼の幼少期や生い立ちについての情報は残念ながらありませんが、高校は進学校に通っていました。成績の良し悪しは不明ですがずる賢い頭脳は持っていたようでこの事件では自分は手を汚さずにただ指示をするだけでした。
高校時代も周囲に不良と呼ばれるような人たちが少ない中パーマをかけていたり肩を怒らせて歩いていたりするなど弱い自分を見せないようにあえて素行の悪い自分を演じているようだったと知り合いは語っています。気の弱い人間のありがちな行動です。
東大阪集団暴行殺人事件の裁判の行方
日本や世界でも犯罪史上まれにる、酷い事件を起こした東大阪集団暴行殺人事件の加害者たちに下された判決は如何なるものだったのでしょうか。加害者たちに待ち受けていた裁判や判決について紹介していきます。
東大阪集団暴行殺人事件の主犯格・小林竜司の判決
まず、最初に見ていく判決は東大阪集団暴行殺人事件のリンチのリーダーだった彼の判決からみていきます。小林竜司の判決は1審で死刑という判決が下りました。控訴・上告するもいずれも破棄されてしまった為、1審での判決が決定となりました。
通常複数名の殺害であれば死刑は妥当なものではありますが、この東大阪集団暴行殺人事件は私利私欲の犯行ではなく仲間を守る為に行われた犯行という見方が多く厳しすぎるのではという意見が多く寄せられています。
小林は他の加害者の裁判においても偽りなく積極的に事件について内容を語るなど礼儀正しい姿勢で裁判に臨んでいました。仲間を守るための犯罪でしたが残虐性と被害者や会社員のXに犯罪の加担をさせたことなどが悪質とされ死刑判決となったと解釈されています。
東大阪集団暴行殺人事件の首謀者・広畑智規の判決
続いては東大阪集団暴行殺人事件の計画を立てた実質の首謀者と言われている広畑智規に下された判決を見ていきます。どうすれば、相手を痛めつけることができるか等、東大阪集団暴行殺人事件の計画をたて無期懲役という判決でした。
リーダーの小林竜司が死刑だったことに対して広畑智規が無期懲役なのは被害者に直接暴行したわけではなく殺害自体を指示したわけではないためという見方がされています。
しかし、いくら直接手を下したわけではないにしろ東大阪集団暴行殺人事件自体の計画を立てた張本人であるとし主導者の1人で実質的に東大阪集団暴行殺人事件を引き起こしたのは彼とされ厳しい判決がくだされることになりました。
東大阪集団暴行殺人事件のその他加害者達の判決
この事件の裁判の判決は、それぞれ犯行の際の役割などで判決の内容も大きく変わっています。また、社会的関心が強かったため当時ニュースでも裁判の様子は大きく取り上げられました。
女性を巡るトラブルからこの東大阪集団暴行殺人事件の原因を生み出した徳満優多は懲役11年の判決になりました。殺害自体に関与していましたがその前に被害者から暴力を受けた件が考慮されています。
藤本たちにリンチを受け小林に相談した佐藤に関しては懲役9年でした。一度リンチされ脅迫された恐怖からの行動として考慮されています。もう1点は2人目の殺害の時には既に帰宅しており関わっていなかったからです。
脅迫されたわけでもリンチを受けたわけでもなく自分の意志で積極的にリンチを行ったとしてまた、白銀資大は佐藤や徳満よりも重い20年の刑罰となりました。
最後にリンチを行っている最中に見張り役をしていた佐山大志については懲役7年の判決でした。これは、暴行には一切加わっておらず目撃者などがいないか周囲を見張っていただけということで一番軽い刑罰となっています。
また、4名は未成年でしたが重機の操作をして穴を掘ったりした少年は懲役15年となり他は家庭裁判所送致となっています。しかし、どのような判決を受けようと尊い2人の命を無残にも奪ってしまった事実は変わりがありません。
事件の発端者や相談を受けたリーダー格達が事件に関わるのは理解できますが、残りの人たちは集められたメンバーでした。犯罪に加担することに何の躊躇もなかったのでしょうか。
重機を操作した未成年についてはこの行動が人の命を奪うことをそして、その原因を作ったのが自分が重機で穴をあけそして被せたからだと罪の重さを理解していたのか疑問です。
小林竜司と関係者の現在は
東大阪集団暴行殺人事件で小林竜司は死刑が確定しており現在も大阪拘置所に収監されています。無期懲役の判決を受けた広畑も現在服役中とみられていますが、詳細は判明していません。見張り役をしていた懲役7年の刑を受けた佐山大志・懲役9年の判決の佐藤勇樹は既に出所していると見られていますが所在はわかっていません。
事件の発端者となった徳満優多に関しては刑期満了であればそろそろ出所してくるころとみられています。他の暴力団関係者重機を操作した少年については現在も服役中とみられています。
東大阪集団暴行殺人事件で服役をして、出所している加害者については、反省し更正し新しい人生を歩んでいることを、これから出所してくる者には自分の行いを悔い改め更正していくことを望みます。
東大阪集団暴行殺人事件を基にした映画「ヒーローショー」
2人の人間が壮絶な暴行の末、瀕死で生きたままの状態で穴に落とされ窒息された凄惨な東大阪集団暴行殺人事件を基にした映画が井筒監督により制作されました。主演はお笑い芸人のジャルジャルの2人になり凄惨な事件の内容を描いた作品である為子どもが見ることができないR指定の作品になっています。
最初は正義の味方と悪役が登場するヒーローショーのバイトが舞台になっていますが、バイト先の先輩が彼女を奪ったことにより事件に発展していきます。自分の彼女を寝取られたことで反省をしてもらうために少し暴力をふるいましたがこの些細な暴力が大きな殺人事件へと発展していきます。
映画の設定と東大阪集団暴行殺人事件の人間関係の相関図の違いは映画はバイト先の先輩後輩設定、本来は友人同士ということからこの点が本来の境遇とは異なっています。しかし、恋人をめぐるトラブルからリンチ殺人事件へ発展していった経緯は東大阪集団暴行殺人事件そのままの経緯で再現されている作品になります。
東大阪集団暴行殺人事件を犯罪心理学的に見てみる
何故加害者たちはこれほどまでに凄惨な東大阪集団暴行殺人事件を起こしてしまったのか。心理学的観点から事東大阪集団暴行殺人事件の起きた要因探り追及していきます。
みんながやっているからと集団心理が働いてしまう
まず東大阪集団暴行殺人事件が起きた1つ目の心理は集団心理になります。集団での行動が残虐な事件を巻き起こしてしまったのは女子高生コンクリ事件や名古屋アベック事件などがありますが、みんながやっているから・みんなでやっているからという犯行を行っているのは自分1人だけではないからという心理が働くということです。
大勢でいれば、自分が主体でなければという仲間が集まって行動を起こすことで1人での犯行よりも罪の意識が薄れてくれるという「赤信号みんなで渡れば怖くない」のような心理も働くと言われています。
指導者の意見を絶対としてしまう服従心理
この東大阪集団暴行殺人事件は主犯格と首謀者以外の加害者は2人に服従するという心理から犯行に加担したのではという見方があり、服従しやすくなる命令や命令の内容が具体的で大きくなり過ぎていたり自分のせいではなく命令されたからという責任転嫁・責任逃れから服従心理が働くと言われています。
東大阪集団暴行殺人事件もまた、主犯格と首謀者に服従するという心理が芽生えていたと考えられています。そのため、死んでしまうのではと頭ではわかっていても止めることができなかったのでしょう。
人間関係やコミュニケーションが欠乏している
今回の東大阪集団暴行殺人事件はいたって普通の生活を送っていた学生たちが引き起こしたものですが、このような背景にはコミュニケーション能力が欠如していたり人間関係の形成に問題があったり行動や罪悪感に対する反省心の欠如などが原因しているという心理学的意見があります。
他にもリンチ事件は多く発生しているのは現実!?
残念なことに、大勢で1人ないし2人を相手に凶器を持って暴力をふるうというのは状況が状況だっただけに東大阪集団暴行殺人事件は大きく取り上げられましたが、他にも多く発生しています。
集団で少人数を暴行する事件は多く発生しています。被害者が重体となってしまった事件から殺害されてしまった事件まで様々ですが、ここでは東大阪集団暴行殺人事件以外に発生した集団暴行事件を紹介していきます。
言わなくてもわかることですが、大人数対少人数というのはイジメに関してもですが明らかに大人数の方に非があります。1人では言いたいことも言えないから大人数や力でねじ伏せる考え方はアウトです。
大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件
1994年、11日間の間に大阪・愛知・岐阜で発生した連続リンチ殺人事件になります。この事件の犯人は10人による犯行で内7人は20歳未満のグループで構成されていました。あまりにも残酷な暴行事件であった為日本中を震撼させ戦後の日本において歴史に刻まれることになった少年犯罪事件となります。
未成年でありながら死刑判決となるなど、異例の判決となりまた今後の少年法のありかたや少年犯罪の厳罰に関して多くの議論がもたらされた事件になります。
この3府県に及んだ暴行事件と東大阪集団暴行殺人事件の共通点は犯人側未成年者がいたことでした。成人しているものもおり行き過ぎた行為を大人が止める事をしなかった事、大人の方が我を忘れていたことがもう1つの共通点です。
栃木リンチ殺人事件
この事件は1999年に少年たちによる拉致監禁暴行を行いお金も奪った挙句被害者を殺害するという事件になります。また、この事件は被害者や被害者の家族が事件よりも前に警察に相談していたにも関わらず殺害事件へとなってしまった事件になります。
被害者の家族は合計9回にもわたり警察に捜査願いを申し出ますが警察はいずれも拒否しており栃木県警がもっと早くに行動をおこしていれば、この事件はおきなかったと世間からだけでなく裁判所からも批難を受けました。
事件は一人の少年が自首したことにより発覚し、自首した少年は少年院に送致となりましたが残りの3人については刑事処分妥当とされ刑事裁判にかけられています。また、主犯格とされる少年の父親は警察の警部補という立場であったことも世間を驚愕させました。
東松山リンチ殺人事件
この事件は2016年に起きた事件と言うことでまだ人々の記憶に新しい事件となります。バズルというカラーギャングに16歳の青年が数々の暴行を受けた挙句に全裸で川で泳がされ溺死するという痛ましい事件になります。
元々被害者とカラーギャングのメンバーは遊び仲間でしたが、「態度が生意気」などという些細な気がかりから事件へとなってしまった事件で若者のキレやすい性格というのが問題視された事件となります。
カラーギャングのメンバーによるこの事件もそして、今回の東大阪集団暴行殺人事件もどちらも友人関係の悪化から引き起こされた事件になりました。喧嘩をすることは悪いことではありません。喧嘩をしてお互いの事を知ることもできます。
しかし、行き過ぎた喧嘩は時に思いもよらない結果を巻き起こすことになります。失った命は二度と戻ってくることはありません。少年犯罪などが多発している中、命のあり方について学ぶ機会を見つけることが大切です。
東大阪集団暴行殺人事件は些細なきっかけで起きた残忍な事件だった
東大阪集団暴行殺人事件は些細な恋愛トラブルから起きた残虐な事件になります。話し合い等色々な手段で解決する術は幾つもあったにも関わらず暴力という行動に発展してしまい、取り返しのつかない重大な事件となりました。
動機があまりにも単純なことだったため、これぐらいの事でリンチをしたり殺そうなどと考えるものなのかと世間やニュースなどで数多く議論がもたらされました。
東大阪集団暴行殺人事件は殺害された2人もリンチを行っている為この面に関しては加害者になりますが、命を奪われてしまったことには変わりなくまだ大学生という若く将来もあった2人が未来を閉ざされた痛ましい事件です。
亡くなった2人の冥福を祈りながらまた東大阪集団暴行殺人事件に関わった加害者の若者たちがこれからの人生をやり直してまっとうな人生を歩みそしてこれから先東大阪集団暴行殺人事件のような凄惨で残忍な事件が起こらない事を願います。
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