東大阪集団暴行殺人事件とは?生き埋め事件の詳細と小林竜司の現在とは

東大阪集団暴行殺人事件で服役をして、出所している加害者については、反省し更正し新しい人生を歩んでいることを、これから出所してくる者には自分の行いを悔い改め更正していくことを望みます。

東大阪集団暴行殺人事件を基にした映画「ヒーローショー」

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2人の人間が壮絶な暴行の末、瀕死で生きたままの状態で穴に落とされ窒息された凄惨な東大阪集団暴行殺人事件を基にした映画が井筒監督により制作されました。主演はお笑い芸人のジャルジャルの2人になり凄惨な事件の内容を描いた作品である為子どもが見ることができないR指定の作品になっています。

最初は正義の味方と悪役が登場するヒーローショーのバイトが舞台になっていますが、バイト先の先輩が彼女を奪ったことにより事件に発展していきます。自分の彼女を寝取られたことで反省をしてもらうために少し暴力をふるいましたがこの些細な暴力が大きな殺人事件へと発展していきます。

映画の設定と東大阪集団暴行殺人事件の人間関係の相関図の違いは映画はバイト先の先輩後輩設定、本来は友人同士ということからこの点が本来の境遇とは異なっています。しかし、恋人をめぐるトラブルからリンチ殺人事件へ発展していった経緯は東大阪集団暴行殺人事件そのままの経緯で再現されている作品になります。

東大阪集団暴行殺人事件を犯罪心理学的に見てみる

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何故加害者たちはこれほどまでに凄惨な東大阪集団暴行殺人事件を起こしてしまったのか。心理学的観点から事東大阪集団暴行殺人事件の起きた要因探り追及していきます。

みんながやっているからと集団心理が働いてしまう

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まず東大阪集団暴行殺人事件が起きた1つ目の心理は集団心理になります。集団での行動が残虐な事件を巻き起こしてしまったのは女子高生コンクリ事件や名古屋アベック事件などがありますが、みんながやっているから・みんなでやっているからという犯行を行っているのは自分1人だけではないからという心理が働くということです。

大勢でいれば、自分が主体でなければという仲間が集まって行動を起こすことで1人での犯行よりも罪の意識が薄れてくれるという「赤信号みんなで渡れば怖くない」のような心理も働くと言われています。

指導者の意見を絶対としてしまう服従心理

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この東大阪集団暴行殺人事件は主犯格と首謀者以外の加害者は2人に服従するという心理から犯行に加担したのではという見方があり、服従しやすくなる命令や命令の内容が具体的で大きくなり過ぎていたり自分のせいではなく命令されたからという責任転嫁・責任逃れから服従心理が働くと言われています。

東大阪集団暴行殺人事件もまた、主犯格と首謀者に服従するという心理が芽生えていたと考えられています。そのため、死んでしまうのではと頭ではわかっていても止めることができなかったのでしょう。

人間関係やコミュニケーションが欠乏している

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今回の東大阪集団暴行殺人事件はいたって普通の生活を送っていた学生たちが引き起こしたものですが、このような背景にはコミュニケーション能力が欠如していたり人間関係の形成に問題があったり行動や罪悪感に対する反省心の欠如などが原因しているという心理学的意見があります。

他にもリンチ事件は多く発生しているのは現実!?

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残念なことに、大勢で1人ないし2人を相手に凶器を持って暴力をふるうというのは状況が状況だっただけに東大阪集団暴行殺人事件は大きく取り上げられましたが、他にも多く発生しています。

集団で少人数を暴行する事件は多く発生しています。被害者が重体となってしまった事件から殺害されてしまった事件まで様々ですが、ここでは東大阪集団暴行殺人事件以外に発生した集団暴行事件を紹介していきます。

言わなくてもわかることですが、大人数対少人数というのはイジメに関してもですが明らかに大人数の方に非があります。1人では言いたいことも言えないから大人数や力でねじ伏せる考え方はアウトです。

大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件

1994年、11日間の間に大阪・愛知・岐阜で発生した連続リンチ殺人事件になります。この事件の犯人は10人による犯行で内7人は20歳未満のグループで構成されていました。あまりにも残酷な暴行事件であった為日本中を震撼させ戦後の日本において歴史に刻まれることになった少年犯罪事件となります。

未成年でありながら死刑判決となるなど、異例の判決となりまた今後の少年法のありかたや少年犯罪の厳罰に関して多くの議論がもたらされた事件になります。

この3府県に及んだ暴行事件と東大阪集団暴行殺人事件の共通点は犯人側未成年者がいたことでした。成人しているものもおり行き過ぎた行為を大人が止める事をしなかった事、大人の方が我を忘れていたことがもう1つの共通点です。

栃木リンチ殺人事件

この事件は1999年に少年たちによる拉致監禁暴行を行いお金も奪った挙句被害者を殺害するという事件になります。また、この事件は被害者や被害者の家族が事件よりも前に警察に相談していたにも関わらず殺害事件へとなってしまった事件になります。

被害者の家族は合計9回にもわたり警察に捜査願いを申し出ますが警察はいずれも拒否しており栃木県警がもっと早くに行動をおこしていれば、この事件はおきなかったと世間からだけでなく裁判所からも批難を受けました。

事件は一人の少年が自首したことにより発覚し、自首した少年は少年院に送致となりましたが残りの3人については刑事処分妥当とされ刑事裁判にかけられています。また、主犯格とされる少年の父親は警察の警部補という立場であったことも世間を驚愕させました。

東松山リンチ殺人事件

この事件は2016年に起きた事件と言うことでまだ人々の記憶に新しい事件となります。バズルというカラーギャングに16歳の青年が数々の暴行を受けた挙句に全裸で川で泳がされ溺死するという痛ましい事件になります。

元々被害者とカラーギャングのメンバーは遊び仲間でしたが、「態度が生意気」などという些細な気がかりから事件へとなってしまった事件で若者のキレやすい性格というのが問題視された事件となります。

カラーギャングのメンバーによるこの事件もそして、今回の東大阪集団暴行殺人事件もどちらも友人関係の悪化から引き起こされた事件になりました。喧嘩をすることは悪いことではありません。喧嘩をしてお互いの事を知ることもできます。

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しかし、行き過ぎた喧嘩は時に思いもよらない結果を巻き起こすことになります。失った命は二度と戻ってくることはありません。少年犯罪などが多発している中、命のあり方について学ぶ機会を見つけることが大切です。

東大阪集団暴行殺人事件は些細なきっかけで起きた残忍な事件だった

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東大阪集団暴行殺人事件は些細な恋愛トラブルから起きた残虐な事件になります。話し合い等色々な手段で解決する術は幾つもあったにも関わらず暴力という行動に発展してしまい、取り返しのつかない重大な事件となりました。

動機があまりにも単純なことだったため、これぐらいの事でリンチをしたり殺そうなどと考えるものなのかと世間やニュースなどで数多く議論がもたらされました。

東大阪集団暴行殺人事件は殺害された2人もリンチを行っている為この面に関しては加害者になりますが、命を奪われてしまったことには変わりなくまだ大学生という若く将来もあった2人が未来を閉ざされた痛ましい事件です。

亡くなった2人の冥福を祈りながらまた東大阪集団暴行殺人事件に関わった加害者の若者たちがこれからの人生をやり直してまっとうな人生を歩みそしてこれから先東大阪集団暴行殺人事件のような凄惨で残忍な事件が起こらない事を願います。

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