ベンチプレス世界記録は500kg!?
ジムでよく目にし、筋肉をつけようと鍛え始めた人は最初に行うことも多い、トレーニングではお馴染みのベンチプレス。実はただの筋力をつけるものだけではなく、そのトレーニングが公式競技になるほど人気です。
上半身、特に大胸筋や上腕三頭筋など、胸筋と腕力を重点的に養う種目。バーを握る幅を狭めたり広めたり、間隔によって鍛えられる金忍苦の場所が変わってくるため、バリエーションも豊富なのがベンチプレスの魅力。
筋肉増量のためだけではなく、自分の限界に挑む重量挙げタイプが競技になります。その際は事故やけがにつながりやすいため必ず補助をする人がいります。また、事前に筋肉のウォーミングアップをしないと大胸筋が破裂する可能性もあるほど危険な競技でもあります。
ベンチプレスとはどんな競技?
トレーニングでは、バリエーション豊かに自分の筋力に合わせた重量のバーを上げ下げしますが、回数などは関係なく競技ではどれだけ重いバーが持ち上げられるかという、一回限りの戦いです。
パワーリフティングの競技のひとつ
ベンチプレスは「パワーリフティング」という競技の中の一つの種目です。デッドリフトとスクワットも含めた3つの種目の総合結果で競い合います。
また、ベンチプレスの人気度からベンチプレスのみがそこから独立した、ベンチプレスで持ち上げることのできる重量だけで勝敗を決める大会も生まれました。他の2つの単独の大会はなく、どれだけベンチプレスの競技人口が多いかわかりますね。
パワーリフティングの最も軽い競技
これだけベンチプレスが突飛して人気があるのかはあまり良く分かっていませんが、ベンチプレスの特徴と言えばその3つの種目の中でも一番軽いことがあげられます。また、一番楽なトレーニングとしても有名です。
もしかしたら、ベンチプレスの人気は、そのあたりにあるのかもしれませんね。
ベンチプレスはフルギアとノーギアに分かれる
ノーギアとは「ノー」という言葉の通り、何もつけていない普段皆さんがジムでトレーニングをするときのような格好で持ち上げる時をさします。
フルギアはノーギアの反対で、特別なシャツを着てベンチプレスするときの競技をさします。特別なシャツというのは、もともとリフティングをする人のために関節を保護するシャツです。腕などの余分な力が入らないように固められおり、一見動きにくそうと思われることもありますが、
重いものを持ち上げることだけにフォーカスした作りなので、コツも必要ですが慣れると非常に安定して、ノーギアのときよりも断然記録が伸びます。そのため、ベンチプレス世界記録もほとんどがフルギアによる結果です。
ベンチプレス世界記録【男女別】
では、今度は人間はどこまでベンチプレスで持ち上げることができるのか?男子と女子、またはノーギアとフルギアでどのくらい記録が違ってくるのかじっくりみていきましょう。
ベンチプレス世界記録は500㎏
現時点での世界記録は7年前の2012年にポール・タイニー・ミーカーさんの500㎏です。この重さ、ただ重いのは分かりますが、男子が持ち上げる平均重量は40㎏と言われています。単純に計算しても12倍の記録でベンチプレス世界記録を出したポールさんがどれだけすごいか分かりますね。
医学的見地から500㎏が限界とされる
実はこのベンチプレス世界記録。人類では誰も到達できないと長年言われてきました。その理由というのが医学的にみると500㎏以上のものを人間が持ち上げたり、また支えるという動作だけでも人間の強度上、腕の骨が折れてしまうと言われています。
医学的見解から見ても、努力と彼の才能が常識をも覆してしまったと当時話題になりました。