ベンチプレス世界記録は500!?日本人記録は?男女別記録まとめ!

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ベンチプレスに関するギネス世界記録

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歴史の長さや深さもそうですが、競技人口も群を抜いて多い人気競技であるベンチプレス。ベンチプレス世界記録の他にもギネス記録として様々な記録があります。

すこし方法を変えた競技から、クスリと笑える変わった方法で記録したギネス記録まで3種類ご紹介します。

ギネス記録①1分間記録

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他の競技などでも多いギネス記録の基本中の基本ともいえる1分間記録。こちらはアイルランド出身Eamonn Keaneが2012年に記録した120㎏を58回です。総重量は約6960㎏と言われています。

ギネス記録②水中連続記録

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挑戦が難しい、そこに目をつけたのでしょうか、水中でベンチプレスを行うという種目でフランス在住Gērald Rioualが36回という記録を2014年にギネス記録としてその名を残しました。

ギネス記録③自重を持ち上げる

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こちらも視点を変えた面白い競技方法、自分の体重と同じ重さを持ち上げる回数を競い合います。記録はイギリス出身マイケル・ウィリアムが1483回という驚異的な記録を打ち立てました。なんとこの記録、彼がマークした1989年以降、誰も破れていない記録です。

他にもギネス認定したものについての記事はこちら

ベンチプレスは筋力だけではない競技

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筋肉トレーニングでは必要不可欠なベンチプレス。ベンチプレス世界記録を打ち出すほどの強さは実は筋力だけでは生み出すことができません。明らかに日本人は欧米の人に比べて生まれつき筋肉量は少なくなりますが、日本人がベンチプレス世界記録保持者だったり、世界選手権優勝などの記録をみると、ただの筋肉の力比べではありません。

次は、みんなもベンチプレス世界記録を目指せるかも?筋力以外でベンチプレスの記録を伸ばす理由をご紹介していきます。

ベンチプレスに有利な体型

体型に関しては腕が短い人が、ベンチプレスを競技とする人たちにとっては有利になります。ベンチプレスはどれだけ重いものを「胸から腕が伸びきるまで持ち上げる」ことができるかを競い合うスポーツです。腕が短ければ短いほど、持ち上げる過程が短くなるので有利と言えます。数センチの差で重量は大きく変わってきます。

比較的、日本人は胴が長く腕が短いので、腕力ではなくこの体型の差で、世界でも通用する日本人選手がいるのです。

ベンチプレスにはストイックさが必要

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ほとんどの選手は、自己記録更新のために、自分が挙げることのできる最重量から少しずつ増やしながら日々持ち上げる、十分に休養して筋肉の回復と成長を待つというリズムを繰り返しています。しかし日本を代表する先ほど紹介した児玉選手は、休養なく週6日、自分の限界の8割程度の重量のバーを用いてトレーニングしているそうです。

挙げるための筋肉を強くしていくのではなく、重いものを持ち上げる感覚を体に植え付ける「反復練習」を児玉選手は重視しています。休養なしにひたすらトレーニングに励むひたむきさもベンチプレス世界記録のためには重要となってくるのです。

ベンチプレスの正しいフォーム

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普段ジムでやるような持ち上げ方と、競技で決まっている持ち上げかたは大きく異なります。足や腰を浮かすのは競技上、失敗とみなされます。また、挙げる前にきちんと胸まで持ってきて止める、そこから持ち上げるという、反動を使って持ち上げることは一切禁止されています。腕力と胸筋の力のみで持ち上げなければならないのが、競技としてのベンチプレスです。

ベンチプレスの記録を伸ばす方法

筋トレと言えば、数日おきに運動するのがコツと言いますがベンチプレスの記録を伸ばすためには毎日のトレーニングが必須になります。筋肉を大きくさせて、マッチョと呼ばれるかっこいい体を作るのとはまた違って、持ち上げることに重きを置いているベンチプレス。日々の練習があって記録は伸びていきます。

日本最強のお年寄り!?

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老化現象により人間は自然に鍛え続けても、筋肉量が減少してしまいます。そのようなこともあり、生涯リフターというのがとても難しいと言われているのなかで、なんと80歳を超えてもなお、バーベルを上げ続ける女性が、なんと日本にいることをご存じでしたか?

日本最高齢女性のパワーリフター!

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2年前の大会でも80歳部門で堂々の一位を獲得した奥村正子さん。また彼女の記録42.5㎏。47㎏級の国内最高齢記録、そしてマスターズベンチでの世界最高記録だそうで。彼女が日本最強のおばあちゃん、日本最高齢女子のパワーリフターです。

始めたのはなんと彼女が74歳の時。旦那さんと一緒に乗っていた車での交通事故による大けがや後遺症のリハビリで、ジムに通い始めたのがきっかけだとか。

現在も、年々練習量は増えているそうです。週に3回独自のメニューでストイックにこなしています。

ドーピング問題

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筋肉を一番と必要とするスポーツ、選手の中には筋肉の成長をサポートするサプリメントを使用する人も多いでしょう、そんな世界だからこそ、ドーピング疑惑が浮上しやすい環境でもあるため、日本アンチドーピング機構はパワーリフティング界には目を光らせているそうです。

また記憶に新しい2010年にリフティング界で起きてしっまった事件も、交えてドーピングについて掘り下げていきましょう。

興奮剤メチルヘキサンアミン

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2010年の秋、中尾光一選手から検出されたメチルヘキサンアミンによってドーピング行為とみなされ、2年間の資格停止と大会の記録抹消が言い渡されました。90㎏級男子のベンチプレス世界記録を塗り替えた日に。記録認定のためにドーピング検査を受け、事態が発覚しました。

本人によれば、カフェインを主に含んだ集中力を増すという「サプリメント」として摂取していたものが原因だということです。また、検査に引っかかった興奮剤は2010年に禁止薬品としてリストに入った成分で、彼は2009年の春に購入しており販売元や彼自身にも責任はありませんでした。

そのような説明を踏まえたものの、記録抹消などの一回目のドーピング違反にしては最も重い処分となりました。

ドーピングの実態

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では、ここまでドーピング検査の手が徹底的に及んでいる中でも問題が発生してしまうのか。すこし分類して細かく分けながら見ていきましょう。

故意的なもの、などはもちろんですが、うっかりや知らなかったでは済まされないのがドーピング。大会に出たりと本気でベンチプレスを始めたいという方は気を付けてほしいですね。

  • うっかりドーピング

ドーピングそのもの及び、サプリメントなどとしてではなく、競技と無関係に市販の風邪薬などに禁止されている薬物が含まれていた場合。

  • TUE知らずドーピング

持病の治療として用いていた薬に禁止薬物が含まれていて、事前にTUE申請をしていなかった場合。

  • 知識不足ドーピング

サプリメントや筋肉補助や増量の目的で摂取。その薬が禁止されていることを知らなかった場合。

  • 故意的ドーピング

禁止されていることをしりながら、ベンチプレス世界記録を目指すあまり、道を間違えてしまった場合。

どのドーピングも基本的に、法的に過失の有無を証明できない限りは処分があります。

ベンチプレス世界記録の今後に注目

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若い人たちから、お年寄りまで、男子部門や女子部門、または体重や年齢別などで細かく分かれて、誰でも参加できるのがベンチプレスの魅力です。また人類の進化、研究の進歩とともにベンチプレス世界記録が乗り換えられているのも面白いところです。今後、ベンチプレス世界記録は誰にいつ変えられていくと思いますか?今後のベンチプレス世界記録にも注目していきたいですね。

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