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ベンチプレスは筋力だけではない競技
筋肉トレーニングでは必要不可欠なベンチプレス。ベンチプレス世界記録を打ち出すほどの強さは実は筋力だけでは生み出すことができません。明らかに日本人は欧米の人に比べて生まれつき筋肉量は少なくなりますが、日本人がベンチプレス世界記録保持者だったり、世界選手権優勝などの記録をみると、ただの筋肉の力比べではありません。
次は、みんなもベンチプレス世界記録を目指せるかも?筋力以外でベンチプレスの記録を伸ばす理由をご紹介していきます。
ベンチプレスに有利な体型
体型に関しては腕が短い人が、ベンチプレスを競技とする人たちにとっては有利になります。ベンチプレスはどれだけ重いものを「胸から腕が伸びきるまで持ち上げる」ことができるかを競い合うスポーツです。腕が短ければ短いほど、持ち上げる過程が短くなるので有利と言えます。数センチの差で重量は大きく変わってきます。
比較的、日本人は胴が長く腕が短いので、腕力ではなくこの体型の差で、世界でも通用する日本人選手がいるのです。
ベンチプレスにはストイックさが必要
ほとんどの選手は、自己記録更新のために、自分が挙げることのできる最重量から少しずつ増やしながら日々持ち上げる、十分に休養して筋肉の回復と成長を待つというリズムを繰り返しています。しかし日本を代表する先ほど紹介した児玉選手は、休養なく週6日、自分の限界の8割程度の重量のバーを用いてトレーニングしているそうです。
挙げるための筋肉を強くしていくのではなく、重いものを持ち上げる感覚を体に植え付ける「反復練習」を児玉選手は重視しています。休養なしにひたすらトレーニングに励むひたむきさもベンチプレス世界記録のためには重要となってくるのです。
ベンチプレスの正しいフォーム
普段ジムでやるような持ち上げ方と、競技で決まっている持ち上げかたは大きく異なります。足や腰を浮かすのは競技上、失敗とみなされます。また、挙げる前にきちんと胸まで持ってきて止める、そこから持ち上げるという、反動を使って持ち上げることは一切禁止されています。腕力と胸筋の力のみで持ち上げなければならないのが、競技としてのベンチプレスです。
ベンチプレスの記録を伸ばす方法
筋トレと言えば、数日おきに運動するのがコツと言いますがベンチプレスの記録を伸ばすためには毎日のトレーニングが必須になります。筋肉を大きくさせて、マッチョと呼ばれるかっこいい体を作るのとはまた違って、持ち上げることに重きを置いているベンチプレス。日々の練習があって記録は伸びていきます。
日本最強のお年寄り!?
老化現象により人間は自然に鍛え続けても、筋肉量が減少してしまいます。そのようなこともあり、生涯リフターというのがとても難しいと言われているのなかで、なんと80歳を超えてもなお、バーベルを上げ続ける女性が、なんと日本にいることをご存じでしたか?