異食症は氷・土・毛・紙などを食べてしまう症状!特徴や対処法を紹介

そういったものを体内に、大量に継続的に取り入れてしまうとどうしても胃やそこから続く腸にリスクを伴う可能性は非常に高いです。胃や腸が荒れることはもちろんですが、腸が詰まるなどの場面にもなれば最悪死を招く可能性も十分あります。

異食症の合併症②中毒

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当ケースも呼び起こされる可能性ある一例です。中毒症状も多岐にわたりますが経口の種類によって軽いものから重いものまで様々です。通常経口しないものを経口し続けた結果、常に経口していないと落ち着かない中毒症状が起きるということもあります。

異食症の合併症③電解質異常

意味不明と思われるかもしれませんが電解質異常も代表的な一例です。電解質異常とは、本来適切な量を取るべき塩分やカリウムといったものが過剰に摂取され、その結果体液中の濃度が過剰になった状態のことを言います。

この異常が発生すると、さらに心不全や肺水腫などの危険にさらされる可能性も出てきますし、不整脈や手口のしびれなどの症状を起こす可能性もあり、死に直結するケースも存在するので危惧されるべき病気なのです。

異食症の合併症④寄生虫の発生

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当害虫発生も命にかかわる要素を孕み危険視される一例です。土など本来経口すべきでないものの中でも寄生虫介在確立が高確率で考えられるものであった場合、この感染のリスクが一気に高まるといわれているようです。

寄生虫感染を一度引き起こすと、通常存在しない異物だった場合生命の危機に瀕する症状を併発する可能性もあり絶命や障害を患うケースもあります。こちらも命の危険生じる可能性が当然考慮できるので警戒はすべきでしょう。

異食症の合併症⑤ビタミン欠乏症・鉄欠乏性貧血

危惧視される発症例を上述しましたが、提示例以外にもビタミン欠乏症や鉄欠乏性貧血を併発する可能性が考えられます。これは、異食行動によって通常食生活やバランスが瓦解することも大きく影響されているようです。

この症状が悪化の一途をたどると、上述した欠乏症起因による異食症状連鎖の可能性も考えられるようになってきます。こういった危険性もはらんでいるので、決して甘く見ていい病気ではないことがわかるでしょう。

異食症の対処法は?自宅や家庭でできる?

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危険極まりない合併症の由縁が分かったところでさらに恐怖に感じた人も多いかもしれません。それではその治し方は有るのでしょうか。実は自宅でも対処できる治し方は存在します。

しかし、もちろん自宅での対処法ではすべてを対処しきれるわけではありませんし、改善結果に繋がらないケースは医療機関への対応が必須ですので、そのことを踏まえたうえで自宅でできる治し方について紹介していきましょう。

異食症の対処法①部屋を整える

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典型的な治し方としては、部屋や環境面を整えるという方法です。幼児期該当者や認知症該当者は、目につくものを誤飲してしまう事態は避けて通れないケースです。その場合、不必要な物や必要な物でも極力身の回りに配置しないことが対策となります。

例えば部屋に必要のない物品は配置しないことは当然として、必要なティッシュなどもできるだけ引き出しなどの見えないところに配置する対策。また、花などの飾りものなどは手の届かないところに飾るという対策が望ましいようです。

異食症の対処法②食事を小分けにして満腹中枢を満たす

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食事回数を小分けにすることで増やしていく方法も治し方の一つだといわれています。小分けにして回数を増やすことで満腹中枢を満たすというのが改善になるようなのです。

満腹中枢に障害があり、常に口に物を運んでいないとお腹がすいてたまらないケースにおいては効果があるようで、奇行に改善傾向が見て取れることもあるようなので、状態を考慮すればこの治し方も検討してもいいでしょう。

異食症の対処法③生活リズムを整える

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暮らしのリズムを整える施策も効果があると称される療養法だといわれます。例えば、食事後の歯磨時間の設定がこれに即しています。歯磨きを行うことで食事の終了サインとなり、生活リズムを整えることができるようなのです。

特に認知症の人にはこういったリズムを整えることは重要だといわれています。また、糞尿を食べる場合は排泄タイミングを整えたり、十分チェックしてあげることも予防になるようなので、リズムの計算は有効な手段といえるようです。

異食症の対処法④ストレスを取り除く

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ストレス排除活動を働きかけることも有効な治し方だといわれています。例えば爪皮にかじりついてしまう奇妙な行動は、普段から爪を噛んだり皮をかんだりする傾向のある人であることが考えられます。

こういった爪や皮をかんだりするのはストレスが原因であることが多いようです。ストレス軽減方法は多岐にわたりますが、自宅でできる方法としてはリラックスアイテムを使用したり、また対人的な処置法も関わってきます。

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異食行動を伴う人、爪を噛んだり噛みちぎっている人を怒って注意するのではなく穏やかに吐き出すよう導いてあげることがベストな対処法のようです。

また、ストレスに関しては自宅でできる方法は限られてくる場合もあります。その場合は医師への相談を行って、根本的なストレスの緩和から取り組むこともベストな治し方だと発表されているようです。

異食症の対処法⑤不足していると考えられる栄養分を取る

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自宅対処可能な治し方としては栄養面注意を行い不足がちな物を積極的に取っていくことも効果があるといわれています。鉄分やビタミンは先ほども挙げられた栄養分ですが、これらも自宅でも改善できるものであることは間違いありません。

不足気味としている栄養素についてはできる限り満たすように摂取し、常日ごろか食生活に意識を向けることが爪や皮をかむといった身近な癖を起点として改善させる方法となると考えられています。

異食症の治療のための相談先は?治すために必要なこととは?

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異食症状が現れた際の自宅でできる治し方については見てきましたが、本格的に治療を行うのであればいったいどのような所へ相談をすべきなのでしょうか。しっかりと治すためにも、その相談先や治し方については知っておきたいもの。

実は相談先は、症状や人によって異なることが分かっています。どういった人がどのような先へと相談すべきなのかその治し方と合わせて紹介していきましょう。また、確実な治療法は存在しないので、長い目での治療を要することを押さえておきましょう。

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