ひきこさんとは?いじめっ子への復習?都市伝説の誕生秘話や対処法!

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ひきこもりの友達に必要以上に何とかしてあげようとかする必要はありませんし、自分とは違う人間なのですから無理に理解はしなくても良いですが「自分の尺度」で、「自分の正義」を押し付けたりする事だけは逆効果なのでやめましょう。いちばん大事なのはひきこもりの相手がどんな態度でも受け入れる気持ちを持つ事です。

ひきこさんの関連映像作品を紹介!

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ひここさんが実写映画化された3作品とフルCG作品です。果たしてひきこさんは古くは江戸時代からその存在が噂されていた老舗の怪異である口裂け女や、登場以来不動のジャパニーズホラークイーン貞子とどのような戦いを繰り広げてくれるのでしょうか。

関連映像作品①『ひきこさん』

 

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ひきこさんが誕生するまでのエピソードをDV多めで描かれた作品です。ほとんどがクラスメイトのいじめシーンや両親からの虐待監禁シーンやひきこもり・監禁シーンなので精神的に参ってしまう方が少なくないかも知れません。

関連映像作品②『ひきこさんVS口裂け女』

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ひきこさんと口裂け女の対決シーンはラストの辺りのみですが、口裂け女の背景や正体が明らかになっていきます。ひきこさんは行動原理のわからない予測不能の怪異らしさが良く現された作品です。そしてこの作品に出てくるカシマレイコに関するきじはこちら。

関連映像作品③『ひきこさんVS貞子』

 

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いじめ・百合・超能力の3本立てで押し迫る、押し迫りきれなくて空回りしてしまう作品です。化け物じみた(化け物ですが)破壊力のひきこさんに対する呪いの力で現れた貞子!ところで高村貞子とは何処のどなたなのでしょう。

関連映像作品④『都市伝説NO.1「ひきこさん」』

良い意味で安っぽい3CGが却ってリアリティを醸し出しているフルCGアニメーション作品です。日本のホラーの陰湿さが良く出ていて40分ほどのショートストーリーの中にひきこさんの背景と新解釈のエピソードが入っており、正直実写の前作品よりも怖さのレベルは上です。

ひきこさんには元ネタがある?

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まるでこの作品がひきこさんのモチーフなのではないか?と類似点の多い小説があります。実しやかに元ネタではないかと噂になってはいますがどのような作品なのでしょうか。

江國香織の短編集『すいかの匂い』に収録されている

すいかの匂い (新潮文庫)

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1998年に初版発行の江國香織の短編集「すいかの匂い」に収録された「ふきこさん」と言うタイトルのいじめと復讐をテーマとした作品です。ひきこさんのエピソードと似通ったストーリですが、主人公の大学生・蕗子さんの下宿先の女子小学生といじめっ子を落とすために落とし穴を掘るのですが、翌朝その掘った穴は、と言った小説です。

「ふきこさん」がひきこさんに非常に似ている

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いじめのエピソードはあってもひきこもりはなく、雨の日でもなく蕗子さんも子供を殺したりしません。ミステリアスな部分と主人公の蕗子さんとひきこさんの名前が似ているだけの話かもしれませんが、もしかしたらこの「ふきこさん」が何らかの形で人づてに拡散されていき、元ネタを形成していったとも考えることが出来ます。

ひきこさんと同じく小学生を狙う怪しい女性

 

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最近貞子や伽椰子・ひきこさんにお株を奪われ、めっきり噂を聞かなくなって久しい元祖都市伝説ホラークイーンの口裂け女さんですが、1978年冬からの大流行で社会問題にもなり、2004年には韓国にいたと言う情報も入っています。ちなみに一番多く目撃情報が賑わっていたのが1979年の8月です。

それまで全国を興奮の坩堝に落としていた噂が急速に沈静化したのは、子供達が夏休みで情報交換が途絶えたためと言われています。ルーツは1754年にまで遡り現・岐阜県郡上市八幡町での一揆で処罰の対象になった多くの農民の怨念が具現化されたのではと言われています。

口裂け女の特徴

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真っ赤なロングコートを纏い顔の下半分を隠すほどの大きなマスクをした女性が、学校帰りの子供に「私、キレイ?」と尋ねてくるので「きれい」と答えるとマスクを外しながら「これでも?」と耳元まで裂けた大きな口で笑うと言うものです。江戸川区では雨の日に赤い傘をさしておりその傘で空を飛んだそうです。

「きれいじゃない」と答えたが最後、包丁やハサミで斬り殺されてしまうと全国の小学生を恐怖のどん底へ叩き落としました。身の丈約2mもあり100mを6秒で走り抜く脚力の持ち主で空中も浮く事ができるそうです。

ひきこさんに似たルーツの怪異

 

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1950年頃から語り継がれる怪異譚・都市伝説で有名な学校の怪談「トイレの花子さん」1980年頃から噂がリバイバルされ始め知らない人はいないくらいの有名な話ですが。各都道府県ごとにバリエーションが豊富にあり最もポピュラーなストーリーがタイトルの通り3階のトイレの扉を順番に叩くと3番めの個室から返事があると言うものです。

ひきこさんと同じく悲しいルーツがある

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3つのルーツがあるのですがどれもが不遇な悲しいものです。「休みの日に学校へ遊びに来ていた花子さんが変質者にトイレで殺された」「生きていた頃父親からひどい虐待を受けていた」「福島県の図書館の窓から転落死して幽霊になった」など、現代ではアニメ化されるほどの人気者で寂しい思いはしてないようで良かったですね。

ひきこさんは現代の闇を物語っている

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見た目や行動はたしかに恐ろしいだけの怪異が復讐のために子供を襲い続けている都市伝説ですが、この悲しいストーリーの背景には、簡単には解決する事のない・解決していかねばならない社会問題となっている「いじめ」や「ひきこもり」などの現代の闇とも言うべきものへの重要なメッセージを物語っているのではないでしょうか。

 

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