同年代の子供を狙う殺人鬼と化してしまった母親
娘を失った喪失感はひきこさんの自制心と常識と心を粉々に砕き、娘を死に追いやったクラスメイトを始め同年代の小学生ばかりを狙い手当たりしだいに復讐を遂げる殺人鬼へと変貌させてしまいました。ひきこさんまでとは行かなくても現実でもこれに似たような経験をお持ちの方は少なくないはずです。ゆえに一層現実味を帯びた都市伝説になっています。
「ひきこさん」対処法がある?襲われない人もいる?
実はひきこさんは誰彼構わず問答無用に小学生を殺して雨の日に引きずり回している訳では無い、と言う噂も存在します。これはどう言う事なのでしょうか、雨の日に子供を殺害した後に肉の塊になるまで町中を引きずり回すような残虐性を持ったひきこさんから逃れる手立てがあると言うのでしょうか。
ひきこさんはいじめられっ子は襲わない
自分と同じ境遇の子供、つまりいじめの対象になっているいじめられっ子は絶対に襲わないと言うものです。そしても一つ、自分と同じ名前の子供も襲う事はしないそうです。前途で本名は「森妃姫子」と説明しましたがあくまで噂の域を出ないものです。すなわちひきこさんと同じ境遇や同じ名前の子供は襲われる可能性がゼロに近いと言う事です。
ひきこさんの対処法をいくつか紹介
そしてもし万が一ひきこさんに襲われそうになったらの対処法ですが。やはり醜く傷ついた自分の顔に当然ながら嫌悪感とコンプレックスを持っているので鏡でひきこさんの顔を映し退散させる方法。あるいは小学生の時に自分が受けた忌まわしいいじめの過去を思い出させるために「引っ張るぞ!」と何回も叫ぶ方法で退散させる事ができるそうです。
「ひきこさん」には不可解な点も?
元々存在自体が曖昧模糊とした都市伝説の怪異であり、ひとつの噂話が人づてに拡散される過程で派生した仮説がいくつもあるので不可解な釈然としない点が出てきます。雨の日・いじめ・ひきこもり以外にわからない事が多い方がより恐怖心を煽って都市伝説然としていますが、不明なポイントを挙げてみましょう。
都市伝説的強さを持っているのにいじめっ子がこわい?
ひきこさんに襲われた時の対処法でもひきこさんの本名と同じ名前の子供は襲わないと説明しましたが、もう一つの説で”いじめた子供と同じ名前の子供が怖い”と言うものがあります。これは相当根が深くその子供に恐怖心を持つトラウマとなっているのでは?と説明がつきます。このパターンだと復讐は完了していない事になりますね。
ひきこもりなのに足が速い?なぜ関係ない子どもを襲う?
長年引きこもっていたのに足が速いのは何故?と言う疑問もありますが、口裂け女は100mを6秒で走ります。怪異に人間の常識は当てはまりません。関係ない子供を何故襲うか?本当に全く関係がないとは言い切れないでしょう。またひきこさんに出会って生き残ったものはいるのか?ですが誰も名乗りを挙げないところを見ると全滅なのでしょう。
ひきこさんと「ひきこもり」との関わりとは?
2000年代初頭から社会問題として取り上げられるようになった「ひきこもり」は当初15歳から39歳までの若年層にターゲットを絞った調査を行い54万1000人の結果でしたが、長期化する引きこもりが増加したため40歳から64歳も対象とした結果61万3000人以上に上りました。ひきこさんは丁度ひきこもりが問題視され始めた2002年頃から出現しています。