口裂け女の特徴
真っ赤なロングコートを纏い顔の下半分を隠すほどの大きなマスクをした女性が、学校帰りの子供に「私、キレイ?」と尋ねてくるので「きれい」と答えるとマスクを外しながら「これでも?」と耳元まで裂けた大きな口で笑うと言うものです。江戸川区では雨の日に赤い傘をさしておりその傘で空を飛んだそうです。
「きれいじゃない」と答えたが最後、包丁やハサミで斬り殺されてしまうと全国の小学生を恐怖のどん底へ叩き落としました。身の丈約2mもあり100mを6秒で走り抜く脚力の持ち主で空中も浮く事ができるそうです。
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ひきこさんに似たルーツの怪異
1950年頃から語り継がれる怪異譚・都市伝説で有名な学校の怪談「トイレの花子さん」1980年頃から噂がリバイバルされ始め知らない人はいないくらいの有名な話ですが。各都道府県ごとにバリエーションが豊富にあり最もポピュラーなストーリーがタイトルの通り3階のトイレの扉を順番に叩くと3番めの個室から返事があると言うものです。
ひきこさんと同じく悲しいルーツがある
3つのルーツがあるのですがどれもが不遇な悲しいものです。「休みの日に学校へ遊びに来ていた花子さんが変質者にトイレで殺された」「生きていた頃父親からひどい虐待を受けていた」「福島県の図書館の窓から転落死して幽霊になった」など、現代ではアニメ化されるほどの人気者で寂しい思いはしてないようで良かったですね。
ひきこさんは現代の闇を物語っている
見た目や行動はたしかに恐ろしいだけの怪異が復讐のために子供を襲い続けている都市伝説ですが、この悲しいストーリーの背景には、簡単には解決する事のない・解決していかねばならない社会問題となっている「いじめ」や「ひきこもり」などの現代の闇とも言うべきものへの重要なメッセージを物語っているのではないでしょうか。