北条高時腹切りやぐらは鎌倉最恐の心霊スポット?体験談や集団自決の検証も

Array

今も尚「腹切りやぐら」を彷徨っている多くの霊たちは、勝てるはずのない合戦を現在も続けているのでしょうか。

何者かに引っ張られる

Free-Photos / Pixabay

また、このオカルト作家の取材に同行していたスタッフの一人が、何者かに引っ張られ、急な坂から転がり落ちるという事件がありました。幸い怪我はありませんでしたが、そのスタッフの出身地は、新田義貞と北条高時が東勝寺で合戦を行う数日前に合戦を交えた地域であったそうです。

落ち武者の霊を見た人も

tmooyy / Pixabay

観光の一環として東勝寺跡方面のハイキングコースで「腹切りやぐら」を通った際に、落ち武者の霊を見たという人もいます。また、「腹切りやぐら」の中にある供養塔に水を入れてお供えをすると、不思議なことに翌日にはその水がなくなっているそうです。

「腹切やぐら」と同じく、落ち武者の霊が目撃されている心霊スポットの牛首トンネルについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

腹切りやぐらで集団自決はなかったという説も

mohamed_hassan / Pixabay

「腹切りやぐら」で集団自決を行なったのはあくまで伝承にすぎないと言われています。実際にその場所に訪れてみると、伝承との決定的な違いが明らかになります。

集団自決があったかどうかは定かではありませんが、このやぐらは北条氏の一族が先祖代々供養されている場所で、幽霊の目撃情報や怪奇現象などは変わらずにあったようです。

腹切りやぐらで870人が自決するのは不可能?

現在「腹切りやぐら」と呼ばれる、東勝寺跡のやぐらの中に入ることができるのは10人程度であり、とてもではありませんが870人もの大勢の人々がそこに入ることはできません。

このやぐらは、後世に手を加えられたりということはなく、当時の状況に近い状態で保存されているので、やはりこの場での集団自決には少々無理があります。

自決は東勝寺で行われた?

WaSZI / Pixabay

北条氏一族が自決を行なったのは「腹切りやぐら」ではなく、一族の菩提寺である東勝寺においてであると言われています。北条一族が最後に逃げ込んだ場所であり、自分たちで火をかけたという記述もあるため、ここを死地に選んだとすれば人数との辻褄も合うでしょう。

遺骨を埋葬したのが腹切りやぐらだった?

StockSnap / Pixabay

「腹切りやぐら」で集団自決があったとは言えませんが、一方で自害した人々の遺体を埋葬した場所が腹切りやぐらなのではないかという意見もあります。「腹切やぐら」の中には慰霊塔がたてられており、現在も北条氏一族を弔っています。

また、「腹切りやぐら」は北条氏を弔うために創建された宝戒寺によって現在まで手厚い保護を受けているので、ここで集団自決があったかどうかはさておき、北条氏一族とその滅亡とは深い関わりがあったと思われます。

腹切りやぐらを実際に訪ねた動画を紹介

cocoparisienne / Pixabay

北条氏一族が集団で自害した場として、「腹切りやぐら」は心霊スポットでかなりの知名度があります。その「腹切りやぐら」を実際に訪れた方たちの動画を紹介します。

動画内でも不可解な現象が記録されているので、心霊映像が苦手な方は閲覧する際に少しだけ注意してください。

腹切りやぐらでオーブを捉えた動画

部活ONEというYouTuberチームの中で心霊スポットをめぐる動画を中心に投稿しているオカルト部が、「腹切りやぐら」を訪れた際の動画です。

動画開始から5:20のあたりで、オーブのような白い塊がスマートフォンの画面を横切っています。今も尚「腹切りやぐら」を彷徨っている、武士の霊が通ったあとなのでしょうか。かなりのスピードで横切っています。

男女の話し声が入った動画

全国心霊スポット制覇というYouTuberチームが「腹切やぐら」を訪れた際の動画です。

動画開始から6:00のあたりに、男女のがかすかに聞こえます。男性らしき声が何かを囁いた後に、女性の声笑い声が聞き取れて、何かを話し合ってるようです。何を話しているかまではわかりませんが、終始不気味な雰囲気です。

腹切りやぐらの行き方は?

Didgeman / Pixabay

「腹切りやぐら」は鎌倉の古い歴史を感じられる場所として、観光地としても訪れることができます。歴史に興味があったり、気になった方は一度参拝に行ってみるといいでしょう。

腹切りやぐらへのアクセス方法

Free-Photos / Pixabay

「腹切りやぐら」は鎌倉駅東口より徒歩20分程度のところに位置しています。小町通りを通り、東勝寺方面へと向かうと祇園山ハイキングコース、東勝寺跡方面への入り口があります。「腹切りやぐら」までの道のりは整えられていますが、かなりの山奥で鬱蒼と木々が生えています。

その他鎌倉周辺の心霊スポット

simonwijers / Pixabay

およそ800年も昔、武士が台頭し多くの合戦が起こった古い歴史を持つ鎌倉の地には、現在でもいわくつきな場所が数多くあります。古く長い歴史がある鎌倉において、有名な心霊スポットを紹介します。

鎌倉周辺の心霊スポット①小坪トンネル

「小坪トンネル」とは鎌倉市と逗子市の小坪を繋ぐ6つのトンネルの総称で、不可解な交通事故や現象など不気味な話が多く残されています。

「小坪トンネル」にまつわる代表的なものには、「小坪トンネル」を通った時に、車の後部座席にいつのまにか女性が乗り込んでいたり、上から亡霊らしきものが降ってきたという話があります。

上には火葬場が位置しており、それらの霊が成仏することなく周辺をさまよっていると言われています。また、付近には武士が鎌倉へと向かうための通路である切通しの一つである「名越切通し」が通っており、馬に乗った武士の霊の姿なども目撃されています。

鎌倉周辺の心霊スポット②まんだら堂やぐら群

「まんだら堂やぐら群」とは、無数のやぐらが密集している法性寺のやぐらです。鎌倉時代においては共同墓地的な役割を果たしており、異世界のような雰囲気が漂っています。上記の「小坪トンネル」の近くに位置しており、同じく人ではないものの目撃情報や、落ち武者の霊に遭遇したなど、不可解な現象が多いです。

普段は封鎖されており立ち入ることはできませんが、期間限定で公開されています。公開される日にちと期間は、HPで確認することができます。

鎌倉心霊スポット③鶴岡八幡宮の蓮池

鶴岡八幡宮は鎌倉でも特に有名な観光地で、縁結びや成功祈願、商売繁盛など様々な後利益があるとされていて、パワースポットとして取り上げられることも度々あります。

心霊スポットとは縁遠いイメージですが、その鶴岡八幡宮の境内の中に源平池・平家池と呼ばれている、紅白の蓮が咲いている蓮池があります。その蓮池で写真を撮ると、誰かの人の顔が写りこむという噂があります。

腹切りやぐらを訪れる時は敬意を持って

「腹切りやぐら」は、鎌倉幕府が滅亡に陥る際に北条一族が果てた場所であり、歴史ある鎌倉においても有名な心霊スポットです。今でも無念のうちに果てた武士の霊が多く彷徨っています。「腹切りやぐら」を訪れる時は、決して面白半分の気持ちで向かうのではなく、そこに眠る北条氏一族への敬意を持って冥福を祈るようにしましょう。

京都心霊スポットに関する記事はこちら

牛首トンネルに関する記事はこちら