「勝手に大相撲審議会」は2019年6月に電子書籍としても発売されました。とても読みやすいので興味がある方は読んでみてください。
さらに、大相撲だけではなく、学生相撲の普及にも尽力を惜しんでいません。2012年からは出身校である早稲田大学の、早稲田大学相撲部特別参与を執務しています。
先日も早稲田の学生なら誰でも参加できる「早稲田杯」を盛り上げるため、やくみつる氏と共に会場を訪れたのは、スポーツニュースでも取り上げられました。
デーモン閣下は広島カーブのファンでもある
デーモン閣下は、広島カープのファンでもあります。球場で流れる球団応援歌「それいけカープ~若き鯉たち~」にも2014年と2018年版に登場しています。
また2012年からは毎年、MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島で始球式も行っています。この際には背番号が666のオリジナルユニフォームを着用し、販売もされています。
デーモン閣下は広島県のがん検診啓発キャラクターに就任
広島カープでの始球式と同じ2012年からは連続して、広島県の「がん検診啓発特使」を務めています。始球式は、がん検診啓発特使として検診をPRする活動の一環として行われています。
がん検診啓発特使は毎年、更新され、その度に広島県庁で湯崎県知事との対談や、がん検診を推進している企業の表彰、TV番組での検診推進PRなど、精力的に活動されています。
毎年作成されるポスターも注目度満点、スマートフォンで撮影すると音声が流れるものもありました。福山市ではラッピングバスが走ったこともあり、その甲斐もあって県のがん検診受診率も上がってきています。
デーモン閣下は帰国子女で英語も堪能
世仮の幼少期にNYに住んでいたデーモン閣下は、英語も堪能です。海外で聖飢魔IIのミサを行った際にはMCは全編英語でした(スペイン公演では一部スペイン語)。
また「ニュースで英会話」という語学番組にもレギュラー出演していましたし、海外向けのNHKワールド放送「NEWSLINE」では、英語で大相撲の解説をしたこともあります。
最近ではアルバムのプロデュースを担当しているスウェーデン人のアーティストと、英語でやり取りしてアルバムを作成しています。芸術面での細かいニュアンスは伝えるのが難しそうですね。
デーモン閣下の音楽ってどんな感じ?
デーモン閣下が歌手であることは有名ですが、ではどんな曲を歌っているのか、に即答できる人はどれぐらいいるのでしょうか?聖飢魔IIの『蠟人形の館』ぐらいしか思い浮かばない人もいそうですね。
その一方、歌番組で実力派の人と一緒に歌うことも多々ありますし、YouTubeでのタグでも『歌ウマ』などと付けられ、『歌が上手い』というイメージがあります。
オリジナルを歌番組で聞くことはあまりなく残念ですが、ここでいくつか紹介していきます。
一般的なイメージはヘヴィメタル歌手
デーモン閣下というと、デビューした時のインパクトが大きかったせいか『グハハハハ…』と笑いながら登場し、うるさい音楽を歌っている、という認識で止まっている人が多いのかもしれません。
そもそも聖飢魔IIがデビューしたのは34年前、『はじめてお茶の間にヘヴィメタルを持ち込んだ』と言われましたし、バンドという形態に馴染みが薄い人もいたでしょう。
しかも自分たちは悪魔で年齢は10万23歳(デビュー時)、と言っているのでコミックバンドだと勘違いした人も多かったようです。
しかしデビュー当初から演奏力は高く、またデーモン閣下のトーク力もずば抜けていたため、徐々にお茶の間に浸透していきました。
それにつれて楽曲もヒットするようになり、大教典(アルバム)「WORST」はオリコン・アルバムチャートで1位を獲得、紅白歌合戦にも出場しました。
ソロではだいぶ方向性が違う
聖飢魔IIではバラード曲もあるとはいえ、ロックなイメージが強かったデーモン閣下ですが、ソロでの曲となると少しイメージが変わります。
中でも邦楽器を楽曲に使用する、というのは大きな特徴の1つです。昨今、尺八や三味線などの邦楽器を取り入れる、または主体とするバンドが登場していますが、閣下はそれよりもかなり早いです。
2017年には発表した「うただま」は、優しい歌をデーモン閣下が歌ったらどうなるのか、がコンセプトなのでとても耳馴染みがよく、聴きやすい1枚です。
こう書くと邦楽器メインのゆったりした音楽ばかりなのか、と思われてるかもしれませんが、ジャンルに拘らず、EDMの様な打ち込み系もあれば、もちろんロックな曲も数多くあります。
中にはEDMと邦楽器を組み合わせた曲などもあり、その発想の豊かさには驚かされます。