ミュンヒハウゼン症候群の原因③自己肯定感が低い
自己肯定感や自尊心が低いことが原因で、発症する事例もあります。人間関係や仕事がうまくいかないことを病気のせいにし、医師と関わり病気に詳しい自分は、特別な人間であると見せ、自己肯定感を高めようとします。
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ミュンヒハウゼン症候群はネット上でなりやすい
顔や素性が明かされないネット上の方が受け入れてもらえるので、症状が悪化することがあります。難病と闘う健気なネット住民を偽るのです。そこには現代社会が生み出した闇がありました。
ネットでは病気の知識を取得しやすい
病気の情報を簡単に調べることができるので、専門書がなくてもいいのです。闘病ブログなども参考にすれば、よりリアルな様子を演じることができるでしょう。ミュンヒハウゼン症候群が広がる原因のひとつです。
身体的リスクを負わなくても病気を装える
現実では病院に通ったり不必要な手術を受けたりと手間がかります。しかしネットの世界では顔を合わせることがないので、簡単に病気を演じられます。
ミュンヒハウゼン症候群の患者には、チャットルームで重病人であることを演じ、受け入れてもらおうとする人もいます。さまざまな人格に成りすますことができるのです。
ネット上のコミュニティでは病気が受け入れられやすい
病気のディスカッショングループなど偽りの患者が潜んでいることもあります。多くを質問されることなく心配してもらえる上に、関心を持ってもらえるからです。
辻褄が合わなくなればすぐに消えることもできる手軽さも、ミュンヒハウゼン症候群が横行する原因になっています。一方で騙された人が集まるサイトも登場していて、ニュースなどでもしばしば取り上げられています。