ザリバイブに限らずバイブレーションルアーが活躍するのは、その動きに魚が反応しやすい環境です。そのため、魚が活動的になる時期も重要となります。ザリバイブは飛距離もあり遠投向きなので、湖など広大な場所が良いでしょう。
多くのアングラーと戦ったがためにスレた魚のいる場面でもザリバイブは活躍します。テクニックだけで攻めるしかなかった相手に対し、ザリバイブの特徴である独特の動きは挑戦の一助となるはずです。
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ザリバイブのデメリット
最強ルアーのひとつと言えるザリバイブですが、メリットばかりではありません。バイブレーションルアーの欠点である根がかりはズルビキモデルで改良されていますが、まったくないとは言えません。
また、強いアピール力が逆効果を生み出すこともあります。場所や魚のコンディションにもよるのでしょうが、アピール力が弱い方が釣れるようなケースはパワフルなアクションが売りのザリバイブがもっとも苦手とするものでしょう。
ところでなぜザリガニモチーフ?
前述のとおり、村上氏が元々甲殻類の姿かたちが好きだったことがザリバイブの始まりですが、実はバス釣りにザリガニ型ルアーは理に適っているのです。なぜなら、ブラックバスの大好物がザリガニだからです。そのためザリガニ型のルアーは数多く存在します。
ザリバイブがそれらと違うのは、リアルな見た目と甲殻類が移動する際に出す音の代わりの大音量のラトル音でしょう。ブラックバスを引き寄せるのに十分な条件を兼ね備えています。ザリバイブを使う時には、本物のザリガニを意識して動かしてみてはいかがでしょうか。
ザリバイブは何色を使ったらいい?
ザリバイブには20種類以上のカラーが存在しています。ザリバイブに限ったことではありませんが、ルアーのカラーは釣果に直結するとまで言われるほど重要な要素です。季節、天候、水質等、条件に合わせてカラーを選択する必要があるでしょう。
ザリバイブ おすすめカラー① #27 ウチダザリガニ
まずご紹介したいのが、この「ウチダザリガニ」です。村上氏がメモリアルフィッシュを釣り上げた際にも使用されていました。以降、村上氏が愛用しているようです。そのせいかよく釣れるとの噂もあります。
ザリバイブ おすすめカラー② #7 キンクロ
キンクロはバス釣り用ルアーとしては定番のカラーです。水の透明度があまり良くない日には、光を反射させるメタリックカラーが活躍します。ザリバイブの力強いウォブリング効果で視界の悪い水中でもキラキラ輝いて存在感は抜群です。
ザリバイブ おすすめカラー③ #19 アメリカザリガニ
レッド系は春や秋に使われることが多いカラーです。ただ、ブラックバスの餌の多くがアメリカザリガニと言われているので、季節は関係ないという話もあります。また、水が濁っている場合、レッド系は視認性が良いので本物のアメリカザリガニのような赤いボディは水中でも目立つこと間違いありません。
ザリバイブ おすすめカラー④ #29 泥ザリ
野池の底にいるザリガニのようなカラーです。そうした場所ではベイトルアーとして活躍します。ザリバイブならではのアピール力があるので、普通のベイトルアーよりも魚を引き付けることでしょう。
ザリバイブ おすすめカラー⑤ #2 グリーンクレイフィッシュ
鮮やかなグリーンが特徴的です。いわゆるチャート系ルアーなので、水が濁っている時などはこのカラーも自然に見えます。何種類ものルアーを準備するのは大変ですが、チャート系ルアーは持っておいて損はありません。
ザリバイブ おすすめカラー⑥ #41 シラサエビ
透明エビカラーシリーズの一つとして発売されたモデルです。クリアなボディにリアルなカラーリングが施されています。そのためゴースト系ルアーの一種と言えるでしょう。水質がクリアな時に使われるゴースト系ですが、ザリバイブなら多少濁りがあっても大丈夫です。
ザリバイブ おすすめカラー⑦ #30 パワーピンク
下地にホログラムが施されています。チャート系の鮮やかさとホログラム系が混ざったタイプです。ホログラム系は光の加減で色味が変化するのが特徴なので天気や水質を選びますが、これはチャート系の色味があるので、多少濁った水でも活躍します。
ザリバイブ おすすめカラー⑧ #37 赤ハラブラック
黒系ルアーはよく釣れると言われています。特に水が濁っていたり夜だったりすると、魚からはルアーが獲物のシルエットのように見えるからです。腹側の赤色もまたアピールに一役買っていますし、それ以外の条件でも十分釣りやすいルアーでしょう。
ザリバイブでモンスターバスを釣り上げよう
手元にダイレクトに水の抵抗感が伝わるほどの強いバイブレーション、絶妙なバランスを保ったシミーフォール、それらによって大きく鳴り響くラトル音。魚をおびき寄せる性能が抜群なザリバイブ。モンスターバスを狙いたいならタックルに加えてみてはいかがでしょうか。