メガロドーンって何?
ジャッカル製の超大型スピナーベイト
メガロドーンとは、人気釣り具メーカー「ジャッカル」から発売されたスピナーベイトです。プロ釣り師の秦拓馬氏が開発者となって作られました。そのいちばんの特徴は、普通のスピナーベイトに比べてはるかに大きな「超巨大スピナーベイト」だという点です。
基本的な構造は普通のスピナーベイトと同じ
ブレード・スカート・フックといったパーツが金属のワイヤーでつながっているという構造は、普通のスピナーベイトと同じです。ただ、重さがぜんぜん違います。一般的なスピナーベイトの重さが3/8oz(約10g)であるのに対して、メガロドーンの重さは2.5oz(約70g)または3.2oz(約90g)です。メガロドーンがいかに「超巨大」か、お分かりいただけるはずです。
「超巨大」だから大物の釣果を狙える
一般的なスピナーベイトと同じメリットを持つのはもちろんのこと、メガロドーンは「超巨大」であるがゆえの特色も備えています。それは、大物のバスを狙えるということです。超巨大なルアーであるため、集まるバスも大物ばかりになるのです。大きな釣果が期待できます。
メガロドーンのインプレ
インプレ① 大きなブレード
それでは、メガロドーンのインプレについて詳しく見ていきましょう。まずは何といっても、大きなブレードが目を引きます。この大きなブレードが水中で高速回転するので、とても存在感があります。しかも、光をよく反射するように加工されているので、水中で回転するたびにギラギラと強烈にフラッシングします。
インプレ② 太いワイヤー
各パーツをつなぐ金属製のワイヤーも、一般的なスピナーベイトよりもかなり太く作られています。そのため、ワイヤーが折れる心配をすることなく、思い切って力を込めてフックアップすることができます。大物のバスがヒットしても、安心して心置きなくファイトすることができるのです。
インプレ③ ラインナップは2種類
メガロドーンのサイズ展開は、大小2種類が用意されています。小さいほうのパッケージには「1.5oz」(約40g)、大きいほうのパッケージには「2.0oz」(約55g)と記載されています。もっともこれは、ブレードのみの重さです。スカートやワイヤーを含めた実際の重さは、それぞれあと30gほど重くなるので注意しましょう。
メガロドーンはどうやって使うの?
まずメガロドーンの特性を整理しよう
メガロドーンの使い方を深く理解するために、まずメガロドーンの特性について整理しておきましょう。ここでは代表的な特性を4つ挙げておきます。①全体の重さ、②ブレードの大きさ、③ワイヤーの太さ、④障害回避(スナッグレス)性能の高さです。この4つの特性を踏まえて、メガロドーンの使い方について説明していきます。
メガロドーンの使い方① 障害物周りをサーチする
狙ったところに投げやすい
メガロドーンの使い方としてまず挙げられるのは、障害物が多い場所でサーチベイトとして使うやり方です。この使い方ができるためには、何よりも「狙ったところに投げやすいこと」が必要です。この点、メガロドーンは大変重いルアーなのですが、重心がヘッドに寄っているため非常に投げやすくなっています。そのため、障害周りでも狙ったポイントにキャストしやすいのです。
卓越した集魚能力がある
また、障害物周りでサーチベイトとして使うには、「卓越した集魚能力」も要求されます。一般的なスピナーベイトも集魚能力は高いのですが、障害物周りでは魚へのアピールが不足してしまいがちです。この点、メガロドーンは大きなブレードが水中で高速回転し、強烈にフラッシングするため、障害物周りでも魚にとても強くアピールすることができるのです。
根掛かりしにくい
障害物周りで使うためには、「根掛かりしにくいこと」も必要です。この点、メガロドーンは障害回避(スナッグレス)性能が高いので、障害物周りでも根掛かりを気にせず使えます。また、メガロドーンのワイヤーはとても太いので、仮に根掛かりしたとしても、折れることを心配せずに強く引っ張ることができます。
アタリが分かりやすい
サーチベイトとして使うには、「アタリが分かりやすいこと」も必要です。この点、メガロドーンはとても重いので、リトリーブ(キャストしたルアーをリールで巻き戻す動作のこと)をするとラインが強く張ります。このラインの張りが、アタリの感度を高めることに役立つのです。