たこ八郎の葬儀の様子
彼の死因は、飲酒後に海に入った事による心臓麻痺でした。急な知らせと、思いもよらない死因に、多くの芸能人たちも困惑しました。明るい人柄で誰からも愛された彼の最後の様子は、一体どのようなものだったのでしょうか。
たこ八郎の葬儀委員長は赤塚不二夫
葬式の委員長は、赤塚不二夫が務めました。トーク番組で共演した二人は、死んだら葬式を挙げてくれと冗談交じりに話しをしていました。最後の時には、それが現実になってしまいました。
赤塚は棺に入っている彼の頭を泣き笑いしながら叩いたと言います。
たこ八郎の葬儀の参列者にタモリやビートたけし
葬式のには、原田芳雄や根津甚八、ビートたけしらが参加しました。同じく葬式に参加したタモリは、タコが海で死んだのだから悲しむ事はないと言って、その場を和ませました。生前に、強い絆で結ばれていた事がわかります。
たこ八郎の葬儀で親友あき竹城は泣き崩れた
メディアに恋人なのではと噂された大親友の彼女は、大切な人がいなくなってしまったと泣き崩れました。彼女は、彼にサイパンに行こうと誘われたのに自分はそれを断ってしまった、あの時に断らなければ、と最後まで悔やみ続けていました。
自身の行為と彼の死因には接点が全く無いにも関わらず、自分を責めるのは、それだけ親愛があった証なのでしょう。
たこ八郎が残した名言とは?
優しくて明るい性格で、最後の時まで誰からも愛された彼は、人生における名言ともいえる言葉を残しています。
『迷惑かけてありがとう』とは、彼の座右の銘で、体の障害や後遺症にも屈する事なく、交流した相手へと感謝の気持ちを忘れない、人生そのものを表していると言えるでしょう。
たこ八郎はお地蔵さんになっている!
その人柄により最後の時まで愛され続けてきましたが、実は彼がモデルのお地蔵があります。個性的な髪型と、かじられた耳を再現したお地蔵です。彼と同じく、優しい顔つきをしています。
東京の下谷の法昌寺にはたこ八郎のお地蔵さんがある
彼と交流の深かった由利、赤塚らが発起人となり、東京でもお参りできる場所があると良い、と下谷の法昌寺に作られました。特徴的な髪型と、かじりとられた耳を模して、直筆の「めいわくかけてありがとう」と彼の座右の銘が記されています。
また、葬儀の際には生前好きだったから、と参列者による三本締めが行われて最後の時を見送ったといいます。
ひいきのお店の「クラクラ」ではたこ八郎を偲んだお供えものも
生前ひいきにしていた「クラクラ」というお店では、彼の遺影の前にウィスキーをお供えして、現在もその死を偲んでいます。
最後の最後までみんなに愛されていて、強くて広い人望が窺えます。