絶滅危惧種の「イワシクジラ」って?絶品と噂のその生態や料理などまとめ

イワシクジラのさえずり(舌)は、脂の乗りがよく、濃厚です。鼻に香り高くミルクのような風味が抜けていき、一度食べたら虜になるとも言われています。食感は独特のぷるぷるとしています。お刺身にしてポン酢で食べるのが主流ですが、ダシもよく取れるので、はりはり鍋等にも使われています。

美味しい食べ方⑩ おばいけ

「おばいけ」や「おばけ」、「さらし鯨」などさまざまな呼び方がありますが、クジラの尾羽や皮を薄く切り、熱湯をかけて水でさらしたものです。酢味噌をつけて食べるのが主流です。見た目も白く、臭みもないので食べやすく人気です。弾力のある歯ごたえが癖になる一品です。

美味しい食べ方⑪ すえひろ(ゆでクジラ)

鯨ベーコンと同じ畝須の上質な部分をゆでてスライスしたものです。酢醤油やゆず胡椒、ポン酢などで食べます。すえひろがりの形をしていることから「すえひろ」と呼ばれ、長崎では縁起物としてお正月などに食卓に並びます。

まとめ

昔は給食や食卓にお馴染みだったクジラ料理ですが、今ではクジラ料理を食べることの方が珍しくなりました。絶滅危惧種として指定されているイワシクジラは希少価値も高くなっていますが、他のクジラと比べて比較的安定した供給があります。クジラ料理が大好きな方も、今まで食べたことがない方も是非いろいろ試して食べてみてください。