家の中では、照明が届きにくい戸棚や物置の中での探し物を楽にしてくれます。修繕や確認のために屋根裏や床下に入る時もヘッドライトなら両手を自由に使えるので、作業効率がよく安全に終えることができるでしょう。
・災害時にも
防災グッツとしてもヘッドライトは非常に役に立ちます。コンパクトでかさばらないので、家族分用意することをおすすめします。連続点灯時間が30時間を超える製品も多くあり、復旧のめどが立たない長時間の停電でも余裕をもって対応できるからです。暗闇の中で避難する時は子供やお年寄りの手を引きながら安全に行動することもできます。
小さい子供は暗いところを怖がりますので、ヘッドライトを付けてあげて落ち着かせてあげることもできるでしょう。ロウソクと違い火事の心配はありません。電気が復旧するまで精神的な支えになってくれます。
ヘッドライト選びのポイントは明るさのほかに?
ヘッドライトの明るさはルーメンで表示されます。ルーメンの値が高いほど明るいということになります。ルーメンを基準にヘッドライトを選ぶ方が多いと思いますが、電源タイプや光射タイプなどスペックもしっかりチェックすることが重要です。使用するシーンを思い浮かべて、適したスペックを考えながら選びましょう。
日帰りのアウトドア
日帰りのキャンプや釣りなどのアウトドアでは、基本的にヘッドライトはもしもの時のための携行するアイテムになります。使用するシーンも薄暗くなってきた中での物探しなどで、明るさは50ルーメンで十分といわれています。手元を広く照らせるワイドビームタイプをおすすめします。
泊まりがけのキャンプや登山
泊まりがけでもオートキャンプ場を利用するキャンプや、夜間行動する予定が無い登山では、50ルーメン以上が目安です。夜間のトイレまでの移動やちょっとした散策なら、ワイドビームでOKです。電池、バッテリー(USB接続タイプ)切れを考慮して予備電池やモバイルバッテリーの準備をしておきましょう。
夜間行動するアウトドア
夜間行動予定のある本格的な登山やナイトトレイルでは視認性を高めるため強い明るさが必要です。ですが、ルーメンが高くなるほど電池・バッテリーの減りが早くなり重量も重くなります。長時間アクティブに動く時は重さが影響してきますので、なるべく軽い100ルーメン以上のものを選びましょう。
光射タイプは、ワイドビームと遠方を照らすスポットビームに切り替えられるものがおすすめです。気を付けたいのは照射距離で、短いと同じルーメンでも暗くなります。70メートルから100メートルの照射距離があれば安全に行動できるといわれています。