それはくまのプーさんが描かれたタオルでした。このタオルは20年以上前から使い続けてきて、毎日寝る前にはその日の事をプーさんに報告しているようです。
ブランケット症候群の体験談②周囲の理解がある人の場合
一つ同じ屋根の下で暮らす、家族や内縁関係の夫、妻であれば目を瞑ってくれる方も多く、特別な何かを手放さなくもOKと許してくれる方もいるようです。
寝ている間に特別な何かが離れていた場合は、近くに寄せてくれる優しい家族がいる方もいます。
ブランケット症候群の体験談③周囲の理解がない人の場合
大切にしていた特別な何かを彼女に捨てられそうになった人、限りなくオンリーワンである何かについて分かってもらえず、許してもらえない人などもいるようです。
ブランケット症候群の理解を深めるための専門書籍
ブランケット症候群は、英国の精神分析医「ドナルド・ウィニコット」が提唱した概念であります。
そんなドナルド・ウィニコットが書き留めた論文がいくつか訳されて本になっています。その本の中からブランケット症候群について触れられる作品を2つご紹介していきます。
「情緒発達の精神分析理論―自我の芽ばえと母なるもの」
専門的な知識や理解がないと、読み解くことができない情緒発達理論、自我理論など様々な理論が書かれている一冊となっています。
遊ぶこととの現実
ドナルド・ウィニコット独自の対象関係理論の集大成となった一冊です。
主体と対象の関係性、対応して発達していく情緒(能力)の新たな認識をもたらす事ができます。現代社会でも通用する母子像がここに刻まれています。
多くの人が当てはまる現代の症候群
ブランケット症候群のように、現代社会においてたくさん該当する、症候群(シンドローム)はたくさんあります。こちらでその一部をご紹介します。
サザエさん症候群
多くの人たちが休日である日曜日の夕方から夜にかけて、次の日の月曜日から通学・通勤して学校に行ったりしないといけない。仕事しなきゃといけない。
という現実に直面して気持ちが沈んで憂鬱な気分・ブルーになる症状のことです。
Facebook症候群
SNSの1つであるFacebookのタイムライン上に表示される、他人のリア充っぷりや自慢を羨ましがったり妬んだりして、どんどん自分がダメ人間に思えてきてしまう症状のことです。
大人にも意外と多い!ブランケット症候群
今回の記事では「ブランケット症候群」について徹底的に掘り下げて症状など、対処法を考察しながらご紹介していきました。
子供に多いというイメージがありますが、実際は成人にも多いです。正しい知識と理解を持って、向き合っていくことが改善や治療の近道となります。病気ではないので落ち着いて行動する事が大切なのです。