バーベキューの人気食材
バーベキューの計画
バーベキューを成功させるためには事前準備が欠かせません。日程や場所の確保、当日のバーベキュー献立や役割分担など。参加者との情報のやりとりが大事ですね。献立を作成し、早めに仲間に共有しておきましょう。
バーベキューの人気食材は?専門サイトによると
- 出典:BBQ GO!
このアンケート結果をみると、やはり定番系の食材が人気なようです。肉類ですと牛肉が一番人気で次いで豚肉、鶏肉と続きます。またキノコ系や魚介類は自然豊かなキャンプ場ならではなのでしょう。地元で採れた新鮮素材を焼いて食べることこそバーベキューの醍醐味かもしれません。さて、ここからは食材別のランキングからバーベキュー料理を考えていきましょう。
バーベキュー食材ランキング(お肉編)
キャンプ場に持っていく「お肉」には
バーベキューの定番食材といえば「お肉」ですね。「お肉」と「お野菜」があればもうバーベキューの絵が浮かぶと言っても過言ではないでしょう。けれど、肉と言っても何を買えばよいか迷うほどに種類があります。わいわい皆で調理するものから、じっくりコトコト置いておくものまで。メインとなる食材だからこそ慎重に決めていきたいですね。
お肉ランキング1位 カルビ・ステーキ
塩コショウを振りかけて、もしくはタレに付け込んだバーベキュー定番の「焼き肉」です。リーフレタスなどの野菜に乗せて食べれば、カルビのじゅわっとした肉汁がさっぱりして食べやすいです。それにお肉の食べ過ぎも抑えられます。
あらびきコショウがよく効いたペッパーステーキは本場バーベキューの定番。両面を焼きあがったらアルミで包んでおきましょう。肉汁が全体にいきわたり、うま味がぎゅっと封じ込められます。切り込みを入れすぎたり直火で焼きすぎるとパサついてしまうので注意が必要です。
お肉ランキング2位 加工肉
ハム・ベーコン・ソーセージなど。ブランド名のある食材を持ち寄ったり、キャンプ場で燻製にしたベーコンなどがおすすめです。お肉より安価で見た目にもバラエティがあるので分量を多めに持って行ってもよいでしょう。20代~30代の女性はウィンナーやソーセージがバーベキューに欠かせない食材だと考えられているようです。
お肉ランキング3位 スペアリブ
豚の肩バラ肉であるスペアリブ。家で漬け込んでから焼いたり、現地で一枚まるごとじっくり焼いても盛り上がりそうですね。味付けは様々あるようで、味噌だれ・麹付け・定番のケチャップBBQ味など。数日前から仕込んでおくとお店で味わうような美味しいスペアリブが出来上がります。
日本ではスペアリブと言えば肩バラ肉ですが、海外ではあばら骨をスペアリブと呼ぶんだとか。背中側をベイビーバックリブ、側面をクイーンカットスペアリブと分けています。油が乗っていてジューシーなんだとか。
お肉ランキング4位 丸鶏
ビア缶チキンやローストチキンなど、丸っと一羽使った豪快な料理は盛り上がること間違いなしです。しかもインパクト大なのにコストが他のお肉よりお安め。ダッチオーブンなどの調理器具が必要となってきますが、キャンプ場によってはレンタルできるものもあるので確認してみるとよいでしょう。
お肉ランキング5位 ブロック肉
ブロック肉はローストビーフ(ローストポーク)やワイン煮込みなどがおすすめです。両面を焼いてから遠火でじっくり焼き、アルミホイルで巻いておけばローストビーフの完成。ワイン煮込みも同様に時間がかかりますが、基本放置しておけばよいので他の作業をしながら行えばよいと思います。
丸鶏のように豪快で華のある料理なのでバーベキューに慣れた方はトライしてみるのもよいでしょう。ダッチオーブンでのローストビーフの作り方はこちらの記事を参考にしてみてください。
子供向けバーベキュー お肉
火元にずっと子供がいるのは心配ですよね。ご飯の上にお肉を乗せた焼き肉丼や、ウィンナーをパンに挟んでホットドッグやステーキ肉を切り分けてバーガーを一緒に作ってあげるとよいでしょう。トルティーヤで野菜と一緒に巻いて食べるのもおすすめです。
バーベキュー食材ランキング(串焼き編)
バーベキューの串焼きといえば
豪快に突き刺してじっくり焼く串焼きは味付けによって雰囲気ががらりと変わります。シンプルに塩コショウやブラジル風バーベキューのシュラスコ、焼き鳥風に甘じょっぱいものなど。食材とそれに合ったタレを用意しておくとよいでしょう。
串焼きランキング1位 肩ロース
牛も豚も肩ロースがおすすめです。脂身が炭火で香ばしく焼きあがります。豚肩ロースのほうがより脂身が強いので、焦がしたり火が燃え上がらないよう注意が必要です。ステーキ同様に切り込み処理のし過ぎはうま味が逃げてしまうのでほどほどにしましょう。
串焼きランキング2位 鶏肉
もも肉やハツ、手羽元などを串焼きにします。牛肉や豚肉よりあっさりしているので、焼き肉やステーキでは牛肉と豚肉を串焼きでは鶏肉と使う食材を分けておこなうのもよいでしょう。スープや煮込み料理であまった鶏肉の皮を串焼きにするのもおすすめです。
串焼きランキング3位 野菜
ベーコンで巻いたミニトマトやアスパラ、ズッキーニなどお好みの野菜を選びましょう。ただし串に指しにくいものや火にかけるとすぐに焦げたり崩れてしまうものは避けましょう。味がシンプルなので特性のタレを用意するかお肉と交互に指して焼くのがおすすめです。
串焼きランキング4位 エビ・イカ・ほたて
海に近いキャンプ場なら新鮮な魚介類があるでしょう。シンプルに塩を振りかけて焼くだけでも活きのよい食材は美味しいはずです。冷凍食品の場合は家で下味をつけてからじっくり焼くと安心ですし、味付けを変えればその分楽しめます。
エビとイカは網の上でも問題ありませんが、ほたてなどは水分が蒸発してしまうと網にはりついたりパサついたりするので、ベーコンなどで巻くなどの下処理をしたりプレートや貝殻の上で焼くのがよいでしょう。
串焼きランキング5位 巻物やつくねなど下準備をおこなったもの
家で下準備をしておきキャンプ場では焼くだけにしておくと簡単です。ベーコン巻き串しや肉巻き、挽肉でつくねなど。現地での工程が短縮されるので大人数や料理よりも景色を楽しみたい方向けです。
子供向けバーベキュー くしやき
子供向けの串焼きには彩豊かなものや好きな野菜、一口サイズなものがよいでしょう。鶏肉とパイナップルのハワイアンな串焼きやとうもろこし、サツマイモ、ジャガイモを串刺したものなど。ベーコン巻きですと一口サイズに切り分けられますので、ウズラの卵やホタテの貝柱、切り分けた野菜など巻くとよいですね。
バーベキュー食材ランキング(魚介類系)
バーベキューの魚介類
バーベキューで魚介を選ぶのは、シーフード系の料理を想定している方か新鮮な海鮮物が豊富にある場所にいる方でしょう。アウトドアで獲れた食材をその場で味わえるのは魅力的です。またお肉のようにメインになりうる食材でもあります。
魚介ランキング1位 エビ・カニ
エビは塩焼きやオイル煮のアヒージョにすると臭みもとれておすすめです。カニは豪華に甲羅焼きや出汁をとってスープなど煮込み料理がよいでしょう。伊勢海老を使えばメイン料理として提供できます。
魚介ランキング2位 イカ・タコ
新鮮なイカやタコをそのまま網焼きするのもよいですし、一夜干ししたイカなどは子供のおやつや大人の晩酌のおつまみに最適です。オイル煮や焼きそばなど炒め料理の食材として使うのもよいでしょう。
魚介ランキング3位 貝
ハマグリやほたて、サザエに牡蠣などバーベキューに最適な食材がたくさんあります。磯の香りが凝縮した網焼きや、現地で獲れた小ぶりの貝などはみそ汁や鍋などの出汁に使ったりオイル煮に使うとよいでしょう。
魚介ランキング4位 魚
アユやヤマメなどの川魚やアジやサンマ、サーモンなどがあります。生魚を網焼きするなら火力に注意しなければいけません。他にも鯛めしやホイル焼き、アクアパッツァなどメインとなる料理にも使えます。
魚介ランキング5位 缶詰
家の独り晩酌で人気がでた缶詰もバーベキューに最適です。オイルサーディンやコーン缶、サンマのかば焼きやツナ缶など油分の多い缶詰を蓋を開けて網焼きに乗せるだけ。山椒やバター、チーズやパン粉などの調味料をかければ一品缶料理のできあがりです。
子供向けバーベキュー 魚介類
子供向けには現地で獲れた食材を使用するとよいかもしれません。釣りで獲れた新鮮な魚を調理して食すことは、いのちの大切さを学ぶ勉強にもなりますし純粋に狩猟本能を刺激します。川だとテナガエビやスジエビ、サワガニやアメリカザリガニが獲れるかもしれません。
海だとアサリやカメノテ、潮だまりにいる小魚や小さいカニ、タコなどが獲れるかもしれません。寄生虫などの食中毒が怖いので素揚げなどしっかり火を通して食べるか、観察だけして自然にかえすのもよいです。
バーベキュー食材ランキング(野菜編)
バーベキューの野菜
メインの食材に負けず劣らず、バーベキューに欠かせない食材が野菜です。こってりしたお肉の油をさっぱりと洗い流してくれたり、炭火焼でしか出せない食材本来のうま味を知ることができます。
野菜ランキング1位 玉ねぎ
玉ねぎはどんな料理にも使えます。輪切りにして網焼きやまるごと使ったホイル焼き、煮込み料理の食材や臭みとりとしても最適。マリネなどのドレッシングに刻んで入れるのもよいでしょう。
野菜ランキング2位 とうもろこし
子供も大人も大好きなとうもろこしは輪切りにしたり、皮のまま網焼きするのもよいでしょう。皮付きの焼きとうもろこしは、焦げて黒くなった皮を向いてまた焦げ目がつくまで火にかけてを実が出てくるまで繰り返します。最後に塩かしょうゆをかけて完成です。
野菜ランキング3位 キャベツ・レタス
新鮮なキャベツなら生のままおつまみキャベツとしても使えます。炒め料理やポトフなどの煮込み料理にも最適。サニーレタスやリーフレタスなどがあればサラダやお肉を巻くのに使用できます。