美味しくタコを持ち帰るための簡単なタコの締め方&持ち帰り方まとめ

寿司ネタの定番で日本人に広く愛されるタコ。寿司ネタだけでなく、サラダ、揚げ物などで食卓によく登場するポピュラーな食材です。非常に賢いことでも有名で知能は3歳児並みと言われ、エサが入った瓶を見つけるとその蓋を開けて捕食することができるそうです。また簡単に釣ることができるので、釣り師の間でも人気がありますが、より美味しくタコを持ち帰るためにタコを締める(即死状態にする)必要があることをご存知でしょうか?今回はタコを締める理由やその方法などをわかりやすく解説します。

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タコを締める理由

締めることによって鮮度が保たれる

タコを締める理由は鮮度を保つためです。釣った後にそのまま放置してしまうと死後硬直が始まり、タコの身が腐敗することによって鮮度が落ちてしまいます。しかし、タコを釣り上げて即座に締めることにより死後硬直を防ぎ、鮮度を保つことができるのです。またクーラーボックスに入れて生きたまま持って帰ってもよいですが、その場合タコが暴れることやストレスで自分の足を食べてしまうことなどにより身が傷ついてしまうことがあります。またわずかな隙間から脱出することができるのでクーラーボックスに入れても気づけば逃がしてしまうことも考えられます。これらの事態を防ぐためにもタコを締める必要があるのです。

タコの締め方

ピックやナイフで神経を切断する

タコを締める方法は主に二つあります。一つはタコの目と目の間、人間でいう眉間の部分にピックやナイフといった先端が尖ったものを突き刺す方法です。タコの目と目の間には急所となる神経が通っています。この神経をピックやナイフなどで切断すると、脳が体に死んだことを知らせる信号を送り、身の鮮度を保つことができます。このようにしてナイフやピックによってタコを締めることができるのです。うまく締まると体色が真っ白になるのですぐにわかります。

手でタコの内臓を取り出す

ピックやナイフなどの先端が尖ったものがない際に用いるもう一つの方法がタコの内臓を取り出す方法です。タコの頭の皮をひっくり返して白い身をむき出しにして内臓を取り出すと締まります。タコは地上でもうねうねと動き回ることができる生物ですが、頭の皮をひっくり返すと途端に大人しくなるのでここまでできれば内臓を取り出すのは容易でしょう。また内臓を取り出しておくと後の調理も楽です。

タコの締め方のコツ

目と目の間の5ミリほど下の部分を刺す

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