美味しくタコを持ち帰るための簡単なタコの締め方&持ち帰り方まとめ

タコは目と目の間の5mmほど下の部分に急所となる神経があります。ナイフやピックでタコを締める場合、この部分にまっすぐナイフやピックを突き刺して締めるようにしましょう。また締める際にはタコが暴れて締まりにくい場合があります。この場合、頭部をしっかりと押さえつけて固定するようにしましょう。一回でしっかりと締めることは上級者でも難しいので、その場合は残酷なようですが、うまく締まるまで繰り返し目と目の間にナイフやピックを突き刺しましょう。

漏斗に指をかける

内臓を取り出して締める場合もタコが暴れ、締めにくい場合があります。この場合はタコの頭部に空いている穴に注目しましょう。タコの頭部には漏斗と呼ばれる墨や海水を吐き出す器官があります。これが頭部にある穴の正体です。この穴に指を引っ掛けるようにすると頭の皮をひっくり返しやすくなります。また、まな板のような平たいものに吸盤を吸着させるとタコが固定され、締めやすくすることもできます。

タコを締めるために必要な道具

フィッシングナイフ

目と目の間にある神経を切断して締める場合、通常のナイフやピックなどを用いても良いですがおすすめはフィッシングナイフです。フィッシングナイフは小型なものが多く、持ち運びに優れます。また締める際に用いるだけでなく、身を捌く、エサをカットするといった際にも活躍する万能アイテムです。購入の際は錆びにくいステンレス製を選ぶようにしましょう。またフィッシングナイフの中にも刃を収納することができるフォールディングナイフと刃が柄に固定されているシースナイフの2種類がありますが、身を捌く際などに力を入れる必要があるため刃が柄に固定されているシーフナイフを選ぶ人が多いようです。頭をひっくり返し、内臓を取り出して締める場合は手で行うため、道具は必要ありません。

タコの種類

マダコ

日本には東北以南に広く生息し、釣ることができる人気の種です。体長は60cmほど。体表に色素細胞が密集しているため、わずかな時間で体色を変えることができます。また外敵に襲われ、身の危険を感じると墨を吐いて逃げ出します。日本で最も多く消費され、一般的にタコと聞いてイメージされるのはこの種です。しかし、最近は漁獲量が減少し、国産のマダコは高価になっています。真水を嫌い、汽水域には生息しないため、釣りをする際にはこの習性を考えて釣る場所を選択する必要があります。

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