美味しくタコを持ち帰るための簡単なタコの締め方&持ち帰り方まとめ

フィッシングナイフ

目と目の間にある神経を切断して締める場合、通常のナイフやピックなどを用いても良いですがおすすめはフィッシングナイフです。フィッシングナイフは小型なものが多く、持ち運びに優れます。また締める際に用いるだけでなく、身を捌く、エサをカットするといった際にも活躍する万能アイテムです。購入の際は錆びにくいステンレス製を選ぶようにしましょう。またフィッシングナイフの中にも刃を収納することができるフォールディングナイフと刃が柄に固定されているシースナイフの2種類がありますが、身を捌く際などに力を入れる必要があるため刃が柄に固定されているシーフナイフを選ぶ人が多いようです。頭をひっくり返し、内臓を取り出して締める場合は手で行うため、道具は必要ありません。

タコの種類

マダコ

日本には東北以南に広く生息し、釣ることができる人気の種です。体長は60cmほど。体表に色素細胞が密集しているため、わずかな時間で体色を変えることができます。また外敵に襲われ、身の危険を感じると墨を吐いて逃げ出します。日本で最も多く消費され、一般的にタコと聞いてイメージされるのはこの種です。しかし、最近は漁獲量が減少し、国産のマダコは高価になっています。真水を嫌い、汽水域には生息しないため、釣りをする際にはこの習性を考えて釣る場所を選択する必要があります。

イイダコ

日本には北海道以南の全国に生息する種です。体長は10cmほどでタコの中では小型です。足の付け根に金色の斑紋が2つあることが特徴で、これによって他の小型のタコと見分けることができます。また白いものを好む習性があるため、らっきょうを用いてイイダコを釣りあげることができます。旬は卵を持つ春。卵は飯粒状でこれが名前の由来です。イイダコの卵は甘みが強く、食用として人気が高いです。この人気の高さゆえ、市場で売られる際はオスよりメスの方が高価です。

ミズダコ

東北地方以北の寒い地域に生息する種です。体長は4mほどにもなり、これはタコの中で最大の大きさです。記録された中で最大の個体はなんと体長9.1m。そのくちばしは非常に強力で、カニなどの甲殻類を噛み砕くだけでなく大きく育った個体はサメを死亡させるほどです。毒を持っている種ではありませんが、ダイビング中には遭遇したくないですね。このように恐ろしい一面をもつミズダコですが、食べることも可能です。身はマダコと比較すると水っぽく、刺身や酢ダコにしてよく食べられているようです。

ヒョウモンダコ

小笠原諸島、南西諸島以南の暖かい地域に生息する種です。ですが、近年では大阪湾で捕獲された記録もあります。体長は10cmほどと非常に小型です。興奮状態になると青い斑点模様が体に浮かび上がり、これが名前の由来と言われています。唾液に含まれるテトロドキシンは猛毒で咬まれると死に至る危険性があります。興奮状態になった場合は特徴の青い斑点模様が浮かび上がるため見分けることが容易ですが、通常状態は他の種と見分けることが難しいのでダイビングなどで海に潜る際は気をつけなければなりません。

タコを締めた後の下処理

内臓を取り出す

釣り上げたタコを美味しく取り出すためには下処理が必要です。まずはタコの内臓を取り出しましょう。タコの頭部をひっくり返すと内臓がむき出しになりますのでそのまま取り除きます。一部の身が引っついてくるので、指でひきちぎるかナイフで切断して内臓を取り出します。また体内にある墨袋を破ってしまうと身が真っ黒になってしまうので注意しましょう。加えてこの際、内臓と合わせて目も取り出します。目の上に切り込みを入れると簡単に取り出せます。

塩でぬめりを取り除く

次にタコの身のぬめりを塩で取り除きます。おおよその目安としてタコ一匹あたり大さじ一杯の量の塩が必要です。まず身全体に塩を揉みこみます。その後は足の一本一本をしごくようにして塩を揉みこみ、最後に全ての足の中心部分にあるくちばしに塩を揉みこみます。このようにして、細部に至るまでしっかりと塩を揉みこんだ後は水洗いで丁寧にぬめりを取り除きます。タコの身がキシキシするような状態になればぬめり取り完了です。

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