1986年に制作された映画「極道の妻たち」では一作目から出演しています。極道の世界を妻たちの目線で描かれた人気シリーズで、ごくつまという名称で親しまれてきました。この作品は10作目で1998年に完結されています。
著書
これまでの自分の人生を綴った自叙伝「修羅のはざまで 女の自叙伝」は1992年に発表しています。初婚相手であり師匠でもある関係、若い頃のこと娘や息子についても述べられています。
藤間紫の若い頃と晩年
若い頃の画像を集めてみました。藤間勘十郎が手放さなかったといわれるほど美しい容姿に美しい所作は門下生の憧れの女性でした。また内面からにじみ出る教養の良さ、所作の美しさで女性舞踊家としてだけでなく女優としても大成していきます。
お年を召されても美しく上品な女性ですね。元夫の藤間と離婚して不倫や家元のお家騒動裁判の泥沼劇を経ても、藤間紫という芸名は生涯名乗り続けました。
藤間紫の家系図
藤間紫の家系図を紐解いてみると、親戚には非常に著名な人物ばかり。市川猿之助の家系は歌舞伎役者や俳優ばかりでその妻も女優、宝塚出身の女性ばかりです。
四代目市川猿之助の妻の父親は友禅図案家の巨匠で母親は坂東流の名取というから名士ばかりですね。市川猿之助の母親も女優 高杉早苗ですので豪華な一族です。
市川猿之助と浜木綿子の息子である香川照之は父親に対する不満から歌舞伎役者にだけはならないといっていたようですが、息子が産まれた事により、長年続いてきた市川家の歌舞伎を絶やしてはいけないと心に決め、市川猿之助に弟子入りしました。