儀式を模倣して、必ずしも本人たちになにか影響があるとは断言できません。しかし、影響のあるなしに関わらず、本来儀式は神聖なものです。好奇心で儀式を真似することは、不謹慎とみなされます。
子供や若者は、目にした事柄に影響を受ける人が多いです。実害がなくても影響を受けて儀式を実行した人々が精神を病んでしまうことを避けるためにも、「リゾートバイトの怖い話」の検索は控えましょう。
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事件の真相
「リゾートバイトの怖い話」の真相を話すならば、あくまで憶測になりますが、女将は自分の亡くなった子供を取り戻すために、青年たちを利用したといえます。
物語の舞台では、水害によって何人もの子供が亡くなっています。そして、子供は数年後誰かに乗りうつって、蘇るのです。村の慣習で、霊が誰かに憑りつくことは、事前に分かることが明かされています。女将も過去に子供を水害で亡くしていて、子供が蘇ることを切望していました。
そのため、青年たちがリゾートバイトに採用されたのは、霊を憑りつかせるための女将一家の策略だったとされているのです。つまり、青年たちの悲劇は、ある時点から作為的に仕込まれていました。青年たちがひどい仕打ちにあうことを女将一家は最初から知っていたのかもしれません…恐ろしいです。
2chの考察は？
「リゾートバイトの怖い話」はフィクションといわれていますが、投稿者本人がフィクションだと公言したわけではありません。しかし、2chでは、物語の最中の辻褄の合わなさから「リゾートバイトの怖い話」はフィクションではないかと考察されているのです。
「リゾートバイトの怖い話」のどんな部分が辻褄が合わないのか、具体的に説明します。
物語の中で、タクシー運転手が村の悪い噂を青年たちに話しています。普通、タクシー運転手が自身の管轄地域の悪い噂を、観光客に話さないですよね。みすみす観光客が離れるようなことをするのは、乗客数が収入に直結するタクシー運転手としてあるまじき行動です。
また、「リゾートバイトの怖い話」の起承転結は、あまりにできすぎています。ここまでよくできている話は、現実ではそうそうないでしょう。こうした要素から、2chでは、「リゾートバイトの怖い話」はおそらく緻密に作り込まれたフィクションと言われているのです。
リゾートバイトの怖い話は映画にもなっている？！
先述の通り「リゾートバイトの怖い話」は、2023年に映画化されています。映画版は永江二朗監督の作品で、主演は伊原六花さん。
映画版と原作版で異なるのは、主人公が青年から女学生になっている点です。ほかにも、映画版オリジナルのシーンや設定もあるため、違う切り口で「リゾートバイトの怖い話」を楽しみたい方には、おすすめの作品となっています。
監督の永江二朗さんは、ほかにも「検索してはいけない話」を映画化させたことでも有名です。
リゾートバイトの感想
筆者は実際に「リゾートバイト」の劇場版を見たわけではありませんが、公式サイトや情報サイトを見る限り、とても濃厚なホラー映画になっているのだと思いました。人気女優を起用しているだけあって、ネットでも映画版「リゾートバイト」は話題になっていましたよね。
また、ネット上では映画版オリジナルのシーンに、驚きを露わにする声が多数ありました。原作のファンをもうならせる劇場版「リゾートバイト」は、名作といえるでしょう。
洒落怖！リゾートバイトの怖い話に似た怖い話とは？
「リゾートバイトの怖い話」に似た怖い話には、様々な種類があります。以下に、「リゾートバイトの怖い話」とリンクするオカルトホラーを列挙しました。
- 八尺様
- きさらぎ駅
- ヒッチハイク
上記は「洒落怖」でも特に有名なエピソードです。ほかにも「夢鬼」や「リアル」「C奈の夢」なども似た話として知られていますが、今回は有名どころ3つをピックアップして紹介します。
リゾートバイトの怖い話に似た怖い話① 八尺様
「八尺様」という怖い話は、女性の妖怪を題材にした物語です。物語の主人公は、身長が2m40cm以上ある大柄な八尺様という名前の女性のお化け。八尺様は、真っ白な服を着て、不可解な擬音をぶつぶつ喋っているという設定です。八尺様に気に入られた子供が神隠しにあうという設定が不気味で、ネット民を騒然とさせました。
リゾートバイトの怖い話に似た怖い話② きさらぎ駅
「きさらぎ駅」は、2004年にオカルト実況スレッドに投稿された文章をモチーフにした物語です。
静岡県の浜松市から電車に乗った投稿者が、名前も知らない誰もいない駅に辿り着いてしまったというところから、実況は始まります。実況スレッドでは、電車内の様子がおかしくなるところが綴られていて、実在しない地名や建物の名前も出てくるため、非常にリアルです。
投稿者が助けを求めても誰も見つからずに、携帯も通じないと嘆くところで、実況は終了しています。物語の真偽も定かではないですし、投稿者の安否は、不明です。「きさらぎ駅」は、映画にもなった有名なオカルトストーリーなので、気になる方は作品を手に取ってみましょう。
リゾートバイトの怖い話に似た怖い話③ ヒッチハイク
「ヒッチハイク」は、大学を出たばかりの青年2人が九州から北海道にヒッチハイクで向かうというサクセスストーリーを模した、非常に不気味な怖い話です。
青年たちは旅の途中で、異常な家族に半ば無理やり車に乗せられます。その家族は「異常」「変態」という言葉がぴったりの出で立ちで、逃げ出そうとする青年たちを離してくれません。
なんとかおかしな一家から逃れた青年たちは、その後相乗りしてくれたドライバーに、近所で女の子が殺されたことを聞かされます。青年たちは先程の異常家族との記憶やドライバーの話から、旅の途中で出会った異常家族が女の子を殺した犯人だと確信するのです。
「ヒッチハイク」の怖いところは、やはり異常家族は想像を絶する異常さです。気がふれた家族の様子は読んでいて本当に気持ちが悪くて、「やばい…」と思ってしまうくらいリアルです。ホラーというよりは「おかしな家族に遭遇した青年たちのひと夏の体験」を描いたストーリーといえます。
SNSでの口コミまとめ
X(旧Twitter)などのSNSでは、「リゾートバイトの怖い話」に対して、好奇心で読んで怖い想いをしたという口コミや、作品と出会ったときの思い出を語る人が多数います。
それでは、「リゾートバイトの怖い話」の口コミを実際に読んでみましょう。
①ストレスが溜まったときに読んで癒された
昔仕事で強いストレスを感じていたとき、ネットで怖い話的なものを読んで癒やされていた時期があった。きさらぎ駅、八尺様、リゾートバイト、くねくね、あと意味が分かると怖い話とか、もう内容は覚えていないが数々の名作に出会った。
引用元：顔@kerai14さん
投稿者は、過度なストレスが溜まったときに「リゾートバイトの怖い話」などの検索してはいけない怖い話を読んで、癒されていたそうです。
極限のストレスにさらされると、逆に怖い話を読んで怒りを麻痺させる人も、一定数いますよね。このユーザーは内容を覚えていないと語っていますが、人によっては怖い話がストレス発散になるのかもと思わされる内容です。
②リゾートバイトを吹き飛ばす企画もある
まったく怖くないシリーズって何？
ひとりかくれんぼやリゾートバイト、ヤマノケ、きさらぎ駅といった都市伝説や怖い話をただ火力でぶん殴るだけのシリーズです
引用元：ベナトル(P)@venator_LMGさん
このユーザーはイラストを描いていますが、内容は「リゾートバイトなどの怖い話を火力で吹き飛ばす」というものです。怖い物を可愛いキャラクターが物理的な攻撃で退治している様子は、なかなかユニークで面白いですね。「リゾートバイトの怖い話」を読んで怖くなった方は、このユーザーのイラストを見て安心しましょう。
③読んだら怖くてお風呂に入れなくなった
リゾートバイトって怖い話めちゃくちゃ面白かったんだけどお風呂入ってから読めばよかったってめちゃくちゃに後悔してる
引用元：キラ・メイ@KMAY_GANGさん
Xのユーザーは、「リゾートバイトの怖い話」を読んで、怖くてお風呂に入れなくなってしまったとツイートしています。「リゾートバイトの怖い話」を読むときは、家事やお風呂、寝る準備などを全て済ませて、何もしなくて良い状態でリラックスして読んだほうが良いかもしれませんね。
リゾートバイトの怖い話まとめ
「リゾートバイトの怖い話」は、生々しさに背筋がゾッとする、検索してはいけない話の一種です。本編はかなりの長文ですが、実際に読んでみると「次はどうなるんだろう？」とどんどん続きが気になり、サクサク読み進められるでしょう。
「リゾートバイトの怖い話」は、怖い話が好きな方や検索してはいけないシリーズに耐性がある方には、非常におすすめのストーリーといえます。 一方で、影響を受けやすいタイプの方やリアルな描写に抵抗がある方にはおすすめできません。
そのリアリティある不気味な描写から「検索してはいけない話」とされている、「リゾートバイトの怖い話」。文章で読んでも良いですし、映画を見てオリジナリティを先に味わっても楽しいでしょう。ぜひ「リゾートバイトの怖い話」で未知のオカルトの扉を開いてみてください。
