ダツは刺さるって本当!?危険だけどおいしいダツ情報まとめ

ダツという魚を知っていますか?ダツは鋭利な顎を持ち、サメやエイにも劣ることなく危険な魚とされています。光に向かって高速で突進する習性がある為、夜間に光を使って釣りをしていたり、ダイバーがダツに刺される事故なども起きています。とても危険なイメージの魚ですが、実はとても美味しいのです。そんな、ダツの生態から美味しく食べるレシピまで詳しくご紹介します。

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ダツの生態

ダツってどんな魚?

ダツ【駄津】ダツ目ダツ科の海水魚です。サンマやサヨリが同じ種類で、細長い体に両顎がとがっているので英名で【Needlefish(針の魚)】とも言われています。水面に近いところで群れを作り生活しています。高速で泳ぎ回り、主に小魚を食べいています。

ダツの大きさには幅がある

ダツは平均のサイズが約20センチから4メートルと幅が広いです。一般的に釣れるダツの大きさは50センチから80センチ。大きいと言われるサイズが1メートルです。さすがに、1メートルを超えると超大物ですね。

ダツの名前

ダツの名前の由来

駄津とは東京の江の島での呼び名です。ダツの口は大きいため、大きく口の開いた米の藁や葦(よし)で編んだ袋の【駄簀(だす)】に似ていると言われています。【駄簀(だす)】が訛ってダツと呼ばれるようになったというのがダツとういう名前の由来です。

ダツとサヨリ

ダツとサヨリってどこが違うの?

サヨリダツも同じダツ目の仲間なのでよく似ていますが、よく見ると大きな違いがあります。どちらの魚も口が鋭くとがっていますが、サヨリは下あごが長いのに対して、ダツは上下のあごも同じく長いのです。また、サヨリには歯がありませんが、ダツには鋭い歯が生えています。

ダツの特徴とは

これがダツの特徴どんなところ?

ダツの最大の特徴といえば、この鋭い口です。上下に顎が伸び、内側には鋭い歯が生えています。餌を捕る際に、小魚のうろこが光に反射しているのを目印にしています。目印の光を見つけると、猛スピードで突進してくるという性質を持っています。夜間時に人間がライトを照らすと人間にも向かってきます。

ダツの骨の色は青いって本当?

色なん特徴があるダツですが、変わった特徴といえば骨が青いということです。調理をするときに骨が青いなんて、毒があるのでは?とも思われがちです。ダツ目の魚の骨には胆汁色素のビリベルジンが含まれているためなのです。毒ではなく新鮮な証拠なので安心してください。

ダツの生息地域や分布

ダツってどこにいるの?

ダツは全世界の熱帯・温帯域の比較的浅い海域に生息しています。日本では、北は北海道の日本海沿岸や南は九州まで沖縄、東シナ海太平洋沿岸など広い範囲で捕獲されます。日本以外では、汽水域や淡水域に生息する種類もいます。

沖縄では恐れられている魚

沖縄の漁師は注意している魚

沖縄ではリュキュウダツという種類がいるほど、親しまれている種類の魚です。しかし、日本国内でダツによる被害は特に沖縄が多いと言われ、漁師の間では最も恐れられている魚でもあります。沖縄での漁は、浅瀬で夜間に行われることが多いことからダツ被害が多いのです。沖縄の漁師にはサメよりも注意が必要と言われています。

ダツは危険!

光に反応

通常人間を襲う魚ではないとされるダツですが、実はとっても危険です。なんといっても、光に向かって突進してくるという性質。ダツは小魚を追って捕食する魚です。小魚の鱗が月明かりに照らされてキラキラと光る光に反応します

突進してくるスピードは60㎞/l

ダツは獲物の小魚を見つけると猛スピードで突進してきます。そのスピードはなんと、時速60㎞/lにも達します。人間が運転する車並みのスピードで動き回ることができるのです。ダツは尖った口ばしに、細い体を持つため水の抵抗を受けにくいため水の中でも素早く動けるのです。

ダツが刺さる?

ダツが刺さるって本当?

ダツが生息している海域でのライトを使用した夜釣り、ナイトダイビングはとても危険です。ダツは鱗の光に反応すると言われていますが、人工の光にも十分反応します。厄介なことに、獲物を刺した後に身をよじら獲物を弱らせるという性質もある為、刺されるとより深く刺さってしまうのです。実際に死亡事故も起きているので注意が必要です。

ダツによる死亡事故も

この魚による死亡事故は実際に発生しています。ハワイではナイトダイビングをしていた男性の腹部にダツの口ばしが刺さってしまった事故や、ヘッドライトを使用して夜釣りをしていた子供の目に口ばしが刺さり、なんと脳にまで達し死亡していまったという事故も起きています。

ダツが刺さってしまったら

ダツが刺さった後の処置は?

万が一、ダツが刺さってしまったらむやみに抜いてはいけません。ダツが刺さったことにパニックになってしまい、無理矢理抜いてしまうと、傷口から大量出血が起こり死の危険さえあります。まずは、ダツを締めてからダツを抜かずに病院へ行きましょう。

ダツに襲われない為には

ダツに襲われないように気を付けることとは

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