ガッチョは外道なんかじゃない!ガッチョという魚を知ろう!料理もご紹介します!

Array

Amazonで見る

また、針を飲み込まないうちに、素早く針を外す事のできる針外しを用意する事をお勧めします。これさえあれば、針を外すのにモタモタ手間取る事はありません。

③メゴチ挟み

出典:Amazon

Amazonで見る

釣り具屋には、刺されない為に、ガッチョを釣った時にのみ使われるメゴチ挟みと呼ばれる物も売られています。マイナーな道具ですが、ガッチョをよく釣り上げるという人は一つくらい持っていても良いかもしれません。

ガッチョの釣り方

ガッチョはどのように釣るのでしょうか。あまりガッチョを目当てに釣りに行く人も少なく、キスと同じなのですが、あえてガッチョの釣り方を紹介します。

釣り方

投げ釣りやちょい投げが一般的で、それ用の仕掛けを使います。エサを手前にサビきながら釣るとよく釣れます。ガッチョを狙っていたら、キスが釣れてしまった。と普通の人とは逆のこともあるのでしょうか。投げ竿の選び方についての記事もご紹介しておきます。

エサ

アオイソメ、ジャリメ、ゴカイで釣る事ができます。また、人工餌で釣る事もできます。

ガッチョを料理するときの下処理

ガッチョを食べるうえで大事なのが下処理

ガッチョを料理するには、なかなか面倒ですが下処理が重要になってきます。小さくてやりづらいですが、コツさえ掴めば簡単にできるようになるので、チャレンジしてみましょう。小さいので、大きい包丁よりも、小さいペティナイフの方が扱いやすいかもしれません。

ガッチョの下処理「塩を振ってぬるぬるとこすり落とす」

まず、ぬるぬるの粘液を落とす為、塩をしっかり擦り込み、水で洗い流します。滑りがあると包丁を入れる際に危ないので、しっかり洗い流すようにしましょう。それによって臭みも取れ、調理もしやすくなりますし、味も格段に良くなります。

ガッチョの下処理「頭と背びれ、内臓をとる」

次に、背びれを持って頭の方へ包丁を動かし、頭まで削ぎます。そのまま頭と内臓を落としますが、皮を剥ぐために腹の皮は残します。中骨を持ち、尾の方へ一気に引っ張り、剥ぎ取ります。中骨に沿って尾まで切り込みを入れ、天ぷらや唐揚げの場合は松葉おろしにします。気になる方は中骨も落とすようにして下さい。

ガッチョを食べてみよう!「刺身編」

ガッチョの刺身はエビに似てる?!

あまり一般的ではない気がしますが、新鮮なガッチョは刺身でも食べることができます。美しい透き通った白身でプリパラねっとりとしたエビのような味と食感です。素材そのものの味を楽しむにはやはりお刺身が一番ですね。

ガッチョの刺身の作り方

上の捌く行程で、頭や背びれ、内臓を取り除いたら、皮を剥ぎ、三枚おろしにします。その後氷水で締め、わさび醤油でいただきます。小さいので、いくつも捌くのは面倒ですが、簡単なので、新鮮なガッチョが手に入ったらぜひ、試してください。

ガッチョを食べてみよう!「唐揚げ編」

しっかり食べ応えがあるガッチョの唐揚げ

ガッチョの最も一般的な食べ方である唐揚げは、カラッと揚がって骨まで食べられるので食べ応えを感じられます。ビールが好きな方はビールが進む一品です。またカルシウムも摂れヘルシーなので、女性にもおすすめです。

ガッチョの唐揚げの作り方

丸ごとでも揚げられますが、頭は取り除いた方が食べやすくなると思いますので、捌いた後、塩コショウをし、しばらく置いてなじませたら、片栗粉をまぶして油であげるだけです。レモンを絞るのもおすすめです。また、味を変えたい場合は市販の唐揚げ粉をまぶして揚げても美味しくいただけます。

泉州でもよく食べられる唐揚げ

泉州地域ではほとんどの居酒屋では見かける程食されている料理法です。また、お土産屋さんでもスナック菓子のように袋詰めされたものもお土産として売られています。こちらにポン酢七味をつけるとピリ辛で美味しいです。味付けは好み次第ですが、唐揚げ粉を使っても美味しいですし、塩コショウだけでもアッサリとヘルシーにいただけます。骨もパリパリと食べられるので、カルシウムも摂れます。

ガッチョを食べてみよう!「天ぷら編」

とってもおいしいガッチョの天ぷら

同じ揚げ物でも、味わいの違うガッチョの天ぷらもいいですね。天ぷらに使われるから天コチとも呼ばれる程適しているそうです。唐揚げはビールでしたが、こちらは日本酒なんかが合いそうですね。サクサクの天ぷらを作ってみましょう。

ガッチョの天ぷらの作り方

まず、例によって上の工程で捌いていきます。捌いたガッチョに塩を振りかけ、少し時間を置くと水分が出てくるので、拭き取ります。それを水に溶いた小麦粉をつけて、高温の油で揚げて出来上がりです。大葉を巻いて揚げてもあっさりとして美味しくなります。

ガッチョの味はキスをも凌ぐ味?

キスの外道として扱われるガッチョですが、食べてみるとキスより美味しいと言う人がいるのも確かです。刺身なんかはエビはエビでも伊勢海老級だと言う人もいます。

昔は棄てられていた?

ガッチョはひと昔前まで、小さいので捌いた所で食べられる所が少なく、またネバネバの粘液に覆われ見た目も悪いことから捨てられていたそうです。捌いても捌いても少量しか取れないので、扱いづらいとは思いますが、こんな美味しい魚を棄てるとは信じられないですね。

ガッチョが釣れたら食べてみてください

少しはガッチョという魚に興味を持っていただけたでしょうか。見た目はイマイチな魚だと言われていますが、一度食べると病みつきになる美味しさです。釣りをしても釣りやすいですので、試しに釣って調理するのも楽しいかもしれません。仮に釣れなくても、泉州地域ではお手頃な値段で売っています。食べた事のない方はこれを機会にぜひ、試してみてください。ガッチョは外道なんかじゃないと実感すると思います。

投げ竿の選び方に関する記事はこちら