海釣りの餌はどんなものを使うの?
釣りの餌は魚や場所に合わせて選択する必要があります。狙っている魚がどんな習性をしているのか、好きな色は何かなど、魚の情報を把握して選びます。この章では海釣り餌の種類をご紹介します。
海釣りでは生き餌、死に餌、人工餌の3種類
海釣り餌は大きく3つに大別でき、「生きている」「死んでいる」「人工のもの」の3種類です。「生きている」餌のことを「生き餌」、「死んでいる」餌のことを「死に餌」または「保存餌」、「人工の」餌のことを「人工餌」と呼びます。それぞれに強みがあるので、この記事ではそれら一つ一つをご紹介していきます。
海釣りの餌ならどれを選ぶといいか
選ぶ時のポイントとしては、どこで釣りをして、何を狙って、どんな釣りがしたいかによって餌は変わってきます。例えば、「堤防で魚を集めてスズキを狙いたい」という場合は、「人工餌」で魚を集めて、「生き餌」を用いる、というように選択します。それぞれの強みと魚の習性を踏まえて選択しましょう。
餌を使う?ルアーを使う?
餌とルアー(疑似餌)の違いは、簡単に言うと自然のものか人工のものかです。我々も目の前に食べ物とその食品サンプルを出された場合、どちらを選ぶでしょうか。本物には本物の強みと弱みが、偽物には偽物の強みと弱みがあります。この章では餌とルアーの使い分けについてご紹介したいと思います。
餌とルアー(疑似餌)の違い:保存期間
餌とルアーの強みと弱みは、まず日保ちがするかしないかです。餌は生き餌であれば数日、死に餌であればものによっては1年ほど保存期間があります。一方のルアーは半永久的に使用できます。ただし、初期費用の方は餌の方が安く、ルアーの方が比較的高いです。
餌とルアー(疑似餌)の違い:自然な動き
餌は魚を臭いや見た目で惹きつけることができますが、ルアーには臭いがなく、餌のような水中での自然な動きをしません。ルアーは竿の動かし方次第で、魚に「生きている餌だ!」と勘違いさせる必要があります。ただし、スズキのように生きている餌にしか興味を示さない場合のルアー釣りは竿を操る相応の技術が必要になります。
ルアーに関する記事はこちら
海釣り餌をご紹介!「生き餌」
アニメでも絵でも、釣り人の釣竿から垂れる糸の先にはミミズや芋虫がよく描かれていると思います。こういった餌を始めとして、「生きている餌」を「生き餌」と呼びます。見た目のインパクトから苦手な人も多いです。
海釣りの生き餌の特徴と利点
生き餌の特徴としては、餌自体がまだ生きていることです。水中で餌自体が動き、魚から見ても、自然な動きゆえにその餌が不審に思われないのです。そのため、生き餌は「食いつきが良い」という長所があります。
海釣りの生き餌のおすすめ
オススメの生き餌は「アオイソメ」です。「アオイソメ」はどこの釣具店でも入手できる一般的な万能餌です。長所としては魚の食いつきが良く、身が丈夫なため餌の保ちも良いところです。価格は1パック500円ほどで、チヌ(クロダイ)、シーバス(スズキ)、カサゴなどが狙えます。また、噛んでくることがあるので、頭部には注意しましょう。
海釣り餌をご紹介!「死に餌」
使いやすい!持ち運びやすい!虫は苦手だから嫌!そんな人には「死に餌」がオススメです。小型のエビやトウモロコシなど、「死に餌」でも幅広い魚を狙えるので、初心者でも十分釣果は期待できます。
海釣りの死に餌の特徴と利点
「死に餌」は主に冷凍されている場合が多く、釣りの前に解凍する手間がありますが、日保ちがよく、1年など長期での保存が可能です。また、「生き餌」とは異なり加工されている場合が多く、魚をより多く集める加工や添加物が入っていることがあります。
海釣りの死に餌のおすすめ
オススメの「死に餌」は「オキアミ」です。オキアミは釣り針にかけられる場合と、コマセ(撒き餌)として海に撒かれ、魚を集める場合の2パターンで使われます。冷凍されていたり、冷凍される前にボイルされているものもあり、ボイルされているものは身の保ちも良いため、針にかけて使うのにオススメです。
海釣り餌をご紹介!「人工餌」
「人工餌」は文字通り1から人の手で作られた釣り餌で、「配合餌」と「疑似餌(ルアーなど)」に大別されます。これまでの餌とは異なり、「魚を集めるため」のものであったり、「魚が食いつきやすいように加工し餌に似せたもの」です。
海釣りの人工餌の特徴と利点
まず「人工餌」は魚を集めるためのもので、別途針にかける餌が必要となります。一方、「疑似餌」はルアーをはじめとして、ゴム製のワームなどがあり、「虫に触るのは嫌だし、臭いがキツイのも嫌だ」という方にオススメです。このように人間の技術を魚を集めて釣るために集結させたものが「人工餌」です。
海釣りの人工餌のおすすめ
「練り餌」は「魚を集めることだけに注力」したものなので、それ単体で魚をつることはできません。一方の「疑似餌」はあくまで作り物なので、「疑似餌」に竿のコントロールで餌の演技をさせる必要があります。ただし、それぞれ狙う魚に合わせて選ぶ必要があるので、魚にあった銘柄を買うようにしましょう。