大物を数多く釣るというのがアメリカナマズ釣りの楽しみです。当然パワーがあるものがよく、磯竿やシーバス用ロッドが適しています。海釣りとの併用が可能なロックフィッシュ用ロッドがおすすめとなります。
アメリカナマズの釣り方のポイント
水が混じる河川の合流場所や地形が変化している岸壁の際の深みなどが釣りのポイントになります。また良く釣れる時間帯としては、15時位から夜にかけてとされます。例外的に曇りの日や雨の日には一日中釣れることもあるようです。
日本のマナマズの釣り方についてはこちらを参考にしてみてください。
Contents
特定外来生物被害防止法について
アメリカナマズは日本の在来種を捕食したり、生態系を損ねたりする特定外来生物に指定されています。これにより許可無く生きたまま運搬できないとされてますので、釣った際に締めた上で持ち帰って食べることになります。
これにはもう一つの考え方があります。頒布や販売の目的の他に繁殖や飼育の目的で運搬するのではなく、持ち帰り殺して食べるための運搬は法の精神に照らしても違法とはならないというものです。
アメリカナマズの食べ方
皮の部分に臭みがあるので、皮を引いてから調理します。もともとアメリカでは白身魚のフライとして食べられています。それでも臭いが気になる場合は、お酒や牛乳に浸けたりすると臭みがとれます。
そもそもアメリカナマズって食べられるの?
元来アメリカナマズは食用目的で移入されたものです。味的にはとても美味な魚とされます。調理法も多岐にわたっていて、フライはほくほくの白身魚フライになります。またかば焼きはウナギ的な味がして美味しいです。
アメリカナマズの注意点
どのような調理の仕方をするにせよ、淡水魚ですので独特の臭みが問題となってきます。皮の部分や内臓などに臭みが溜ってますので、臭みへの対策は生姜等にじっくり漬け込むなど充分するのが大切です。
アメリカナマズの下処理
釣りあげた際、まずは下処理が大事になります。その場で締めて血抜きと内臓などが取り除ければベストです。注意点は鋭い刺が胸ビレにあるので、生きていると怪我をする恐れがある点です。胸ヒレを切ってから、調理するとと安全になります。
アメリカナマズ料理のレシピ「唐揚げ」
レモン胡椒味の特徴
レモンと胡椒がピリッときいたアメリカナマズのサクサク感いっぱいの唐揚げです。レシピの順序どうりにすれば初心者でも、白身のサクサクした唐揚げができます。調理を覚えることで釣りにもさらに力が入ります。
衣がサクサクの唐揚げのおいしいレシピ
(2-3人分)材料Aは、おろしショウガ1欠片分、酒大さじ2、醤油大さじ2、砂糖小さじ2、塩小さじ半分、中華スープの素。材料Bは、小麦粉大さじ3、片栗粉大さじ2、材料Cは小麦粉大さじ2、片栗粉大さじ2、材料Dはレモン果汁大さじ1、コショウ適宜
- ナマズの皮のぬめりを取るため、まな板に並べ沸騰したお湯をかけます。
- 皮の表面の白くなったところをこそげとります。その後一口大にカットします。
- 材料Aをボウルで混ぜカットした切り身を入れます。材料Bを追加して混ぜ、冷蔵庫で1-2時間程味がよく染み込むように寝かせます。その後材料Cを入れもっちりしたらOKです。
- 油で揚げますが少し低めで、衣に色がついたら外に2-3分ほど置いておきます(中まで余熱で火が通ります)。
- 少し油の温度を高めにして、再びカラッと揚げます。⑥ボウルに材料Dを入れ、唐揚げを軽くからめて完成です。
アメリカナマズ料理のレシピ「蒲焼き」
蒲焼きのたれ味の特徴
肉厚の蒲焼きはウナギに負けないたれの味で美味しくいただけます。ナマズは蒲焼きのたれと一緒に最後に煮込んでいくのがポイントになります。仕上がりがふっくらした蒲焼きになり良い感じとなります。
ウナギの代用ナマズ丼ののおいしいレシピ
(2人分)材料Aは、水鍋に適量、酒少々、塩少々、材料Bは、酒150cc、みりん50cc、砂糖大さじ1、材料Cは、醤油75cc、山椒 好みで適量
- 鍋に材料Aを入れて沸騰させ、ナマズの中骨とカマをさっと湯通しします。その後氷水に取り、水気を拭きます。
- 洗った鍋に材料Bを入れ、沸騰させてアルコールを飛ばします。アルコールが飛んだら火を止めて材料Cを入れます。
- 魚焼きグリルで、下処理をした中骨とカマを焼きます(火加減は中火位)。全体に火が通ればOKです。
- 焼いた中骨とカマをベースのタレに入れて、中火程度の火で5分程度煮てダシを出し、ダシが出たらカマと中骨は取り出す。
- まな板にナマズの身を皮が上になるように並べる。沸騰したお湯をかけ、皮の表面の白くなったところをこそげとります。その後適当な大きさにカットします。
- 魚焼きグリルで両面をじっくりと白焼きにします。
- たれを両面に塗りながら、焦がさないように3-5回焼きます。
- 焼けたナマズをたれの中に入れ2-3分煮込みます。
- ご飯の上に乗せてたれを上からかけ、好みで山椒を振って完成です。
アメリカナマズ料理のレシピ「ナマズバーガー」
チーズフィッシュバーガー味の特徴
アメリカでは大手ハンバーガーチェーンのフィレオフィッシュバーガーにも使われているといわれるのがアメリカナマズです。当たり前ですが、家庭で作ったナマズバーガーも大変美味しく仕上がります。
ナマズで作ったフィッシュバーガーのおいしいレシピ
材料はナマズ1匹、パン(バンズ)適量、チーズ適量、レタス適量、小麦粉適量、卵1個、パン粉 適量
- 頭を落としてから内蔵を取り去ります。硬い背骨は調理バサミで簡単に切れます。
- 皮をはいで3枚におろします。
- バンズの大きさに合わせて切り身を作ります。
- 衣を小麦粉から卵、そしてパン粉の順につけます。180℃位の油でじっくりと揚げます。ナマズフライの出来上がりです。
- あとはチーズをフライに乗せて電子レンジでチンした後、レタスと一緒にパンにはさんだら完成です。
アメリカナマズ料理のレシピ「天ぷら」
カリッと揚がった天ぷらの味の特徴
用意する材料はもちろんアメリカナマズを捕獲するところから始まります。少し淡水魚独特の臭いがありますが、対策をすれば大丈夫です。充分に臭いをとることで、カリッと美味しい天ぷらが出来上がります。
ナマズの臭みが消えた天ぷらのおいしいレシピ
(3人分)材料は、ナマズ1匹、小麦粉150g、鶏卵1コ、水道水適量、塩大さじ3、青しそなどの野菜お好みで
- 締めて血抜きをした後、お湯につけてぬめりを取り去ります。落としきれないときは塩をかけてよくもみます。
- 3枚におろします。その後、好みの大きさの一口サイズに切ります。
- 溶き卵1個分を小麦粉150gに加えて、サラサラになるまで水を加えながら混ぜ、ナマズを入れます。
- きつね色になるまでフライパンで揚げます。野菜などをお好みで一緒に揚げると、さらに美味しくいただけます。
- 揚げ終わったら油をふいて完成です。
アメリカナマズ料理のレシピ「ローズマリー焼き」
ローズマリー味の特徴
うなぎ屋さんでナマズの天ぷらを提供することがあります。アメリカナマズも上品な白身魚という印象です。この白身魚の味には洋風の調理が似合います。にんにくとオリーブオイルとローズマリーで焼くシンプルな一品です。
アメリカナマズのローズマリー焼きのおいしいレシピ
(3人分)材料は、ナマズ3匹、オリーブオイル 少々、にんにく 2かけ、ローズマリー ひと枝、塩少々
- たっぷりの塩を振ってナマズをこすり洗いします。
- 皮を剥いだ後、3枚におろして骨を切り取ります。
- 鍋にオリーブオイルを入れた後、にんにくをスライスして入れます。味付けに塩とローズマリーを入れ火にかけます。
- 火は中火から弱火程度にして、ナマズをいれフタをし火を通します。火が通れば完成です。
アメリカナマズ料理のレシピ「たたきのキャベツ蒸し」
紅生姜・ポン酢醤油の特徴
野菜と共に珍しいナマズのたたきを紅生姜・ポン酢醤醤油味でいただきます。柔らかいキャベツから硬いキャベツまで、蒸し時間を調節してお好みに仕上がります。どの料理もですが、まずはアメリカナマズを手に入れるところから始まります。
アメリカナマズのたたきのキャベツ蒸しおいしいレシピ
(2人分)材料 は、ナマズのたたき2本、キャベツ1/4個、紅生姜適量、ポン酢醤油適量、大根おろしお好みで
- 間違えないようにナマズのたたきとは、お刺身ではなく揚げ物です。
- ナマズのたたきを薄く切ります。キャベツはザク切りでフライパンに入れ、水を50cc位入れフタをして蒸します。
- しんなりキャベツがしてきたら、フタ取り紅生姜とポン酢醤油を入れて混ぜ合わせます。
- お好みで大根おろしを添え、お皿に盛り付けて完成です。
アメリカナマズを釣っておいしく食べよう!
元々はアメリカから日本へ流入してきて、現在は特定外来生物に指定されているアメリカナマズ。そんなアメリカナマズですが、釣るのも非常に簡単でおいしく食べることができるのです。この機会にぜひみなさんもアメリカナマズ釣りに挑戦し、おいしく調理してみましょう!