トラウトとは
トラウトと聞いて、まず思い浮かべるのはトラウトサーモンと呼ばれる大きな魚ではないでしょうか。実はアレ、鱒なんです。実はトラウトサーモンとは商品名で、人工的に作られた名前だったのです。海水で鱒を養殖したものなんですね。
本来のトラウトとは
トラウトと呼ばれる魚たちは川(淡水)に生息しているサケ目サケ科のマスやヤマメ、アマゴ、イワナなど、鮭と名前につく魚以外の総称です。分類で見てみるとサケ目サケ科でサーモン(鮭)とマスは同じですが、海に生息するか、川で生息するかの違いで餌なども違い名前が異なります。日本語でも鮭と鱒で区別されているように、英語もサーモンとトラウトでしっかり分けられています。
鮭との違いや区別の仕方もお分かりいただけましたか?釣るのもゲーム感覚を味わえて楽しいトラウト釣りですが、食べても美味しいので2度楽しめるのでとてもおすすめです。渓流であれば難しく坊主もありえますが、管理釣り場などでは女性やファミリーにも人気の釣りです。ではさっそく実際にトラウト釣りの準備に取り掛かりましょう。
トラウト釣りの竿選び
竿(トラウトロッド)は、たくさんあります。初めての竿となると何をどう選んでいいのかも分からないですよね。今回は、どこでどういう釣りをしたいかに着目しておすすめのトラウトウッドをご紹介します。
渓流向きロッド ファーストアクション
ファーストアクションのロッドは、竿の強さ(しなりにくさ)を生かして安定感があり、狙ったところをピンポイントで押さえることができます。軽量のルアーを使ってキビキビとルアーアクションを楽しむこともでき、トラウトを積極的に釣った!という感覚が味わえるのが特徴。渓流などで挑戦するならまずはファーストアクションを選びましょう。
管理釣り場向きロッド パラボリックアクション
パラボリックアクションのロッドは、しなりやすいため反発力を生かして遠くに飛ばすことができます。そのため深さや広さのあるエリアで勝負できるので、スプーンなどの重量のあるものはもちろん、どんなルアーでもある程度対応できるという事です。トラウトを追従することができ、時間稼ぎができるため食い込ませられます。管理釣り場などではじめる方はこちらのパラボリックアクションを選びましょう。
大事な価格と素材
ロッドの素材は大きく分けて2つ。「カーボンを中心にして、グラス(ガラス繊維)やボロン(ホウ素繊維)を配合しているもの」と「カーボンのみのもの」があります。カーボンに他の二つを配合することによってしなりやすさと折れにくさを出していますが、デメリットとしてグラス、ボロンは重量があり、価格も高くなってしまうのです。初心者で始めるなら何本も持つのは現実的ではありませんよね。
初心者の人は分からないことだらけですし、これから続けられるかも分かりませんよね。そんなときは初期費用は抑えて、まずは楽しむこと!楽しんだ後に、トラウト釣りにはまってから欲しいものを買い足していく。という流れで問題ないでしょう。安価なものであっても自分のトラウトロッドをもつとなんだか愛着がわいてきますよ。次は、最初の一本に適したウッドを厳選してご紹介します。
おすすめ①渓流ならこれ!
ジャクソン カワセミラプソディ TULN-522L 2ピース スピニングモデル
まず渓流にチャレンジするならこのトラウトウッドがおすすめです。値段も安価ながら、しっかりと安定感があります。ヘビーウェイトミノーを性格に打ち込むことができます。ルアーアクションはもちろんのこと、中流など障害物のない広域勝負でも力強さを出すことができます。
おすすめ②管理釣り場ならこれ!
ダイワ(Daiwa)トラウトロッド スピニング X 60UL
パラボリックアクションの中でも計量。重量のあるスプーンなどを使用するとキャストに飛距離もでます。長さは60ft、硬さもUL、価格も一万円以下と初心者向けです。
最初は長く感じるかもしれませんが慣れてくると、このくらいあったほうが扱いやすく感じるはずです。慣れるまでは何度かキャストの練習をして、慣れてから実践です。
もし時間があるなら、釣り具やさんに足を運んで、実際に持ってみてください。思ったより長いな。だとか、重さやグリップの感じを確かめて納得した一本を買いましょう。説明を見るのも参考になりますし、その場合には「クセがない」というようなコメントがあるものも見てみてください。自分にあった竿をぜひ見つけてくださいね。竿の次はリール選びです!
トラウト釣りのリール3選
竿も決まれば、次はリールを選びます。リールの見るポイントは、滑り出し、巻き心地、耐久性です。軽量を売りにしているものもありますが、まずは使い勝手の良さを重視しましょう。渓流などではリールが濡れたりします。ポイントに着いたのにいきなりトラブルでストップ!なんてことのないように、防水性、耐久性もしっかりと見るようにします。それも踏まえて、おすすめの商品をご紹介します。
おすすめ①
ストラディックC2000HGS(シマノ)
エコノミーモデルということですが、シマノの技術はしっかりと受け継ぎ、とても扱いやすく、価格は比較的リーズナブルに抑えたおすすめのリールです。比較的自重が軽いのも事実で、女性の方や初心者の方にも使いやすい商品です。
海水にも耐えることのできる高い耐久性があります。渓流などでは移動する際や釣りをする際川に入って行うことよくあるのでこのくらい耐久性と防水性に優れていると安心でしょう。巻き心地も滑らかで、いつまでも変わらない使い心地に期待できます。
おすすめ②
シマノ リール 16 ナスキー C2000HGS
低価格ながらハイクラスの最先端HAGANEギアを搭載しており、強く滑らかな巻き心地を体感できます。